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Fighting!(仮) 9 完

こんにちは。🎵
本日で『Fighting!』一応、完結です。🎶
台風大丈夫でしたか?
台風一過で気温も上昇しております。
熱中症には気をつけてお過ごし下さいませ。
それではどうぞ~✴


私信です
☆様
こんにちは。🎵
コメントありがとうございます。😆
返事が遅くなってごめんなさいm(__)m
結婚式‥中止になってしまいました‥😅
従姉妹ちゃんは可哀想でしたがつくしちゃんが幸せなら❗\(^-^)/


ア○○ィ○○ョーク様
こんにちは。🎵
コメントありがとうございます。😆
返事が遅くなってごめんなさいm(__)m
お式も披露宴も中止になってしまいました!
従姉妹も叔母さんも男の人を見る目が無かったんですね‥😅
後始末が大変そうです‥( ; ゜Д゜)




ハァ~

疲れた~

午後10時過ぎ

やっとメープルの部屋へと戻ってこれた

午後3時過ぎに始まったお式は
開始20分程で中止になり
そのままお式も披露宴も中止になり

混乱する現場の後始末を終えて

やっと彼が待つ部屋へと戻り
ソファーに腰を下ろした

本来なら食事は披露宴で済ませているはずだったから
お腹も空いてるしとにかく疲れた~

「よっ!終わったのか?」

先に部屋に戻っていた彼

「あっ、うん‥一応ね‥」

お風呂上がりなのだろう

腰にバスタオルを巻いただけの姿で部屋に入ってきて
冷蔵庫から水のペットボトルを取り出し
キャップを開けるとそのまま口を付け
ゴクゴクと飲み始めた

水を飲む彼の喉元で上下する喉仏を眺めながら
フゥ~っと小さく息を吐き出した

「お前も飲むか?」

「う~ん‥ちょうだい」

彼からペットボトルを受け取り
私もそのまま残りの水を飲み干して
やっとちょっとだけ一息つけた

「大変だったな」

「ん‥まさかだよね‥」

本当にまさか

まさかの連続

「新郎さん‥去年まで赤ちゃんのお母さんと同棲してたんだって‥
同棲してる彼女が居るのに愛弓ちゃんとも付き合い始めたって言ってたけど‥
一緒に暮らしてる女性がいるのに
どうして他の女性とも付き合いたいって思うんだろう?」

「俺に聞くなって!
そんなん分かるわけねぇーだろ!?」

「だよね‥分かるって言われてもムカつくだけだし」

「だろ?それに俺様をそこら辺の男と一緒にすんな!」

私の問いかけにちょっとだけムッとした表情を浮かべている彼に
クスッと小さな笑いが零れ落ちた

「笑うなっつーの!」

「ごめん‥ふぅ~、後は双方で弁護士さんを立てて話し合うって言ってたから
そっちは弁護士さんに任せるんだろうけど
新郎さんの転勤の話しはどうなるの?
もしかしてこのまま転勤の話しも無くなっちゃったりするの?」

「さぁな?俺は細かい人事までは関与してねぇーけど
色々と決着が付くまで時間が掛かるだろうし
こいつまだまだ他にも色々あるみたいだから
良くて自主退職だな」

まだまだ色々ある?

良くて自主退職?

本来であれば人生の大切な節目で
幸せな未来が待ち受けていたはずなのに
自業自得とは言え人生って本当に分からない

でも転勤の話しがって言うのは分かるんだけど
退職までする必要ってあるの?

ご実家は会社を経営されているから
働く場所には困らないだろうけど‥

「ねぇ?新郎さんってアメリカに転勤になるぐらいだから優秀だったんでしょ?
それなのに辞められちゃったら道明寺にとっても損失なんじゃないの?」

「優秀な奴なら他にもいるし
この程度の奴なんて
全然、損失なんかじゃねぇーぞ!
これ読んでみろ!」

そう言いながら私に投げ寄越したファイルを広げてみると
新郎さんの個人評価表がはさまっていた

「ちょっと!やだ!
こんなの見たくないって!」

「いいから、見てみろ!」

あんまり気は進まないけど
彼に促されて読み進めてみると
中に書かれていた内容は私が叔母から聞いていた新郎さんの人物像とはかなり違っていた

まずね

出身大学が違うし‥

私が聞いてたのは一流私大の経営学部の出身だったのに
ファイルに書かれている大学名は‥
聞いたことのない大学名

それに聞いていた年齢も違うし‥
同い年って聞いたのに実際は2歳年上らしくて
この年齢のサバ読みは2浪して大学に入ったことが原因みたい

「ねぇ?これって正確な情報なのよね?」

「何が?」

「う~ん‥年齢とか‥大学とか‥
叔母から聞いてたのと全然違うんから‥」

「それはさっき西田が持ってきたやつだから
間違いなんて書いてねぇーだろ?!」

「そ、そうだよね‥じゃあ‥新郎さんが嘘ついてたってことなんだろうね‥
でもこんな嘘すぐにバレるだろうし‥
そもそもがどうしてこんな嘘つく必要があるんだろう?
見栄なのかな?それこそ馬鹿げてるけど‥」

「だから俺に聞くなって!
俺様がこんな雑魚の気持ちなんて分かるわけねぇーだろ?!」

「確かに‥」

大学にしても年齢にしても
この新郎さんには嘘が多すぎる

「ハァ~これじゃあ‥籍を入れる前に分かってラッキーだったってことね‥
愛弓ちゃんにとってはショックだっただろうけど‥」

「さぁな?俺には分からねぇーけど
どっちにしても長続きはしなかっただろーな?!
それにアメリカに栄転みたいに言ってたようだけど
期間もたった半年で謂わば研修みてぇーなもんだしな!
こいつの能力じゃどのみち日本でも東京じゃ頭打ちだし
そもそもが親父の会社と取引がなけりゃ
道明寺になんて入れなかったはずだぞ!」

「なんか‥そんな感じだね‥
ハァ~‥あっ!」

「んだよ?!急にでっかい声出すな!」

「ご、ごめん‥でもさぁ‥ご祝儀ってどうなるんだろ?
返してもらえるのかな?」

「お前なぁ‥気になるのはそこかよ?!
そんなはした金どうだっていいだろ?!」

「はした金って言うな!
私が真面目に働いて稼いだお金なんだから!
あ~あれがあれば欲しかったお財布が買えたのになぁ~」

「財布ぐらい俺がいくらでも買ってやる!」

「一つでいいっつーの!
それに自分で買うからいい!」

「相変わらず可愛くねぇー女だな!?」

「大きなお世話だっつーの!
そんな女に惚れてるのはあんたでしょ!」

可愛くないと言われたお返しに
私らしくないセリフを返すと

照れたように顔を赤らめた彼が可愛くて
チュッと軽く彼の頬にキスをして
ソファーから立ち上がった

「私もお風呂入ってくるね!」

バスルームに向かいながら振り返り
彼にそう告げてから
思い出したように付け加えたのは‥

「そう言えばさぁ‥赤ちゃん可愛かったよね‥
私もそろそろ欲しくなってきちゃったんだけど‥
ハワイで子作りしない?」

私の問いかけに弾かれたように
勢いよく立ち上がった彼が突進してくる

「お、俺も入る!」

「今、入ったばっかりでしょ?」

「うるせぇーよ!
洗ってやる!」

「いや、一人で入りたいし、
待っててよ」

「ごちゃごちゃうるせぇーぞ!

いいから!一緒に入らせろ!」

「キャッ!もう!ヤダってば~!」


私を抱き上げてバスルームへの扉を乱暴に押し開けた彼


予想外で本当に大変な一日だったけれど
私は私の幸せを大切にしながら
この先も彼と一緒に歩んでいこうと思った


まずは


今夜


まだまだ夜は長い


みたい‥



fin



応援ありがとうございます。
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kirakira
Posted bykirakira

Comments 4

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2019/08/16 (Fri) 20:22 | EDIT | REPLY |   

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2019/08/17 (Sat) 15:41 | EDIT | REPLY |   

kirakira  

さ○子○マ様

こんにちは。🎵
コメントありがとうございます。😆
返事が遅くなってごめんなさいm(__)m

ムフフ💕嫌味な叔母に残念な従姉妹と
なかなかクセの強い登場人物ばかりでしたが
楽しんでいただけて嬉しいです。💕

本当に暑い日が続いてますよね‥😅
流石に疲れがたまっていますが何故か食欲だけは落ちません❗( ; ゜Д゜)(笑)
なのでまだ大丈夫かなぁ~なんて食欲がバロメーターになっています❗\(^-^)/
さ○子○マ様も気をつけてくださいね🎵💕

2019/08/19 (Mon) 13:39 | EDIT | REPLY |   

kirakira  

悠○様

こんにちは。🎵
コメントありがとうございます。😆
返事が遅くなってごめんなさいm(__)m

ウフフ💕第2章ですか?!♥
この先はまた何か思い付いたら
続けますね🎵

2019/08/19 (Mon) 13:43 | EDIT | REPLY |   

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