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修羅場ってる?-NY編- 4

こんにちは。(#^.^#)
本日も『修羅場ってる?』です。🎶
なかなか司君が登場しませんが‥😅
それではどうぞ~✴

私信です
☆様
こんにちは。🎵
コメントありがとうございます。😆
返事が遅くなってごめんなさいm(__)m
ムフフ💕つくしちゃんとあきら君の隠密行動です❗\(^-^)/
お引越しなかなか進まず‥😢
ダラダラなのにお付き合いありがとうございます。💕




このドクター

最初の内はいきなり接触してきた私達に対して
かなり警戒心を抱いていたようだったけれど

そこはほら!

ね!

分かるでしょ?

ギャンブル依存症の素人なんて
美作さんにとっては赤子の手を捻るより簡単

美作さん曰く


"そこそこの野心家だから
そこそこの自尊心を刺激して
後はオモチャを目の前に並べてやればイチコロ"
だったらしい


そこら辺は私はノータッチで彼に丸投げだし
どんなオモチャなのかは詳しくは知りたくないから
聞かないけれど経費はかなりの額が掛かっているから
ここに来て失敗なんて出来ない

確実に証拠データを手に入れる為に
わざわざNYから飛んで来た

室内の照明を極限まで落とした薄暗い部屋

目の前に座っているのはドクター

昨日こちらに到着してからずっとお楽しみだったようで
少し疲れているようだったけれど上機嫌で
ブランデーグラスを片手にソファーにふんぞり返っている

私はその前のソファーに浅く斜めに腰を下ろし
美作さんは私が座るソファーの後ろに立っている


「ドクター、本日はわざわざこんな所までご足労いただきありがとうございます」

「いやいや、丁重なもてなしに感謝しているよ」

「それはなによりですわ。
早速ですがお約束の品はお持ちいただけましたかしら?」


「あぁ、持参しているよ。
でもね、これを持ち出すのは本当に大変だったんだ。
だから少し取引の条件を変更させて貰おうと考えている」

下手に出ていれば‥

なんて思ってないわよ

だって

全部、想定済みだし

条件なんていくら変更しても構わない

だって

結末はもう決まっているもの

でもね

一応

話しには乗ってあげるわよ

「あら?それは困りましたわね」

「いやいや、それほど大変な事ではないよ。
このデータが公になれば家の病院はおろか
製薬会社も大変な被害を被る事が予想されるからね
そうなればドクターとしての私の立場や生活もね
分かるだろ?だから少し色を付けて貰いたいのと
さっき受けたサービスを気に入ってね
これからもこちらに出向いた時には‥分かるだろ?」

「おっしゃりたい事は分かりますわ。
そのような事でよければドクターにはいつでも特別なサービスをするようにと
申し付けておきますわ。それでよろしいかしら?」

「あぁ、話しが早くて助かるよ」

「恐れ入ります。
それでは、まずそちらの物の確認をさせていただけますか?」

「あぁ、構わないよ」

そう言うとドクターはスラックスのポケットから
無造作に一本のUSBを取り出しテーブルの上に置いた


それと同時に美作さんがテーブルの上にPCを置き
中のデータを確認し画面を私の方へと向けた


PCの画面に映し出されているのは

改竄前と後の治験のデータに院長から検事総長と代議士に対する
不正なお金の流れを記した帳簿のデータ

データが本物だと確認すると再び美作さんがPCを操作し
タックスヘイブンなんて呼ばれている国にある銀行の口座画面を呼び出した

「今からそちらの口座に200万ドルを送金させていただきますのでご確認ください」

「あぁ、助かるよ」

200万ドル

日本円にして約2億円

当初の予定の倍の金額を送金すると伝えると
ドクターは少し驚いたような表情を浮かべた

「お手間を取らせてしまいましたので手数料ですわ。
それでは送金させていただきます」


美作さんに軽く頷きながらドクターの様子を観察していると

ドクターの視線はPCを操作している美作さんの手元に釘付けで
送金ボタンをクリックした瞬間
ドクターの喉元からゴクリと音が鳴った

無事に送金が終了したとメッセージが出た後
自らPCを操作し自身の口座の残高を確認し
上機嫌で部屋から出て行ったドクター

バカな男の後ろ姿を見送りフッと笑いが込み上げてくる
隣では美作さんも笑いを堪えている

「あの男、マジでこのままで済むと思ってんのかな?」

「さぁ?でもまたここに来るつもりみたいだったから
お金も手に入って満足なんじゃない?」

「だろーな!まぁ、俺達にはこの先
あの男がどうなろうと関係ねぇーしな!
少し早いけど朝飯でも食って帰りますか?」


「そうね」

その後は

"何が食いたい?"

"う~ん‥やっぱり本場の中華粥がいいかなぁ"

なんて会話を交わしながら中心街にある
早朝から開いている朝粥屋さんで中華粥を堪能している時に
美作さんの携帯が鳴った

彼はその電話に出ると二言三言話しただけで通話を終えた

「あの男、早速カジノに現れたみたいだけど
口座に金が無くて焦ってたらしいぞ!」

「そう、残念だったわね。
でもまたカジノで勝てばいいだけじゃない?」

「お前って結構、鬼だな!」

笑いながら私を鬼だと言う美作さん

「そう?なら美作さんも鬼だったのね」

「そうなるな!
まぁ、鬼同士乾杯しようぜ!」

「水だけどね」

お水の入っているグラスをカチンと合わせて顔を見合わせる

元々、あのドクターにお金を払うつもりは一ミリもなかった
それでなくても今回は美作さんにも手伝ってもらっていて
こちらとしては大赤字なんだから!

それなのに最後になって金額を釣り上げてくるなんて
身の程知らずな男

見せ金としてPC画面上だけで送金されたように見せかけただけ

こちらはデータさえ手に入ればあのドクターがどうなろうと関係ない

そもそもが世界中のカジノに莫大な借入金のある男だから
遅かれ早かれどこかで身を滅ぼすはず
自らの欲望の為に家族を売るような奴の
行く末なんて気にしない

やっぱり私って鬼かしら?

「お前、この後はNYに帰るのか?」

「ううん、このままドイツに向かう」

「そうか。
気をつけて行けよ」

「うん、ありがとう。
そっちも気をつけてね」

私はこのまま楓社長を追いかけてドイツに向かい
今回の件の報告を済ませる予定になっている

不正を公表するのが目的じゃないから
恐らく今回手に入れたデータが白日の元に晒される事はないし
どんな使われ方をしようともそれは私の管轄じゃない
その判断をするのは楓社長なのだから

食事を終えてそろそろお店を出ようかって時になって
目の前に座っていた美作さんが突然
椅子から腰を少しだけ浮かし声を上げた

「ゲッ!?ヤバい!」

「何が?」

彼の視線を追いかけて振り返り
店の外の通りの方を見ると
ちょうど通りの向こう側

反対車線に黒塗りの高級車に前後を挟まれた
リムジンが停車したところだった

「ゲッ!?もうバレたの?!」

前後の高級車からぞろぞろと降りてくる屈強な男達

その男達の一人がリムジンの後方のドアを開けると
降りてきたのは特徴的なクルクル頭の男

「ギャ!目が合った!
どうしよう?美作さん!」

「俺に聞くなって!
とにかく俺は逃げるからな!」

「そ、そんな!ちょっと待ってよ!」

「待てるわけねぇーだろ?!
あの顔見てみろよ!既に二、三人SP殺ってる顔だぞ!」

私を置いて逃げるという美作さん

「じゃあな!とにかく頑張れよ!」

「ちょ、ちょっと!待ってて!」

「おっ!忘れてた!」

こちらへと突進してくる一団を見ながら行きかけていた美作さんは
何かを思い出したように急に振り返ると
中腰のままだった私の腰に腕を回して抱き寄せキスをしてきた


それもね
チュッって感じの軽いのじゃなくて
かなり本格的なやつをブチュ~って感じで‥

な、なに?

なんなの?

あいつの目の前でなにやってんの?

触れあっていた唇が離れた後
耳元で囁かれたセリフ


"この前のラリアットのお返しだ!"


わ、私に返すな!


笑いながら颯爽と駆け出す美作さん


わ、私も逃げる?







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kirakira
Posted bykirakira

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