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小話を一つ&お礼

こんばんは。
本日二度目の更新です。

ブログを開設してまだ三日ですが!
思いの外、沢山の方に訪問いただきビックリしております‼
ありがとうございます。

そこでお礼というほどではありませんが小話を一つ♥
このお話し本宅でかな~り前に拍手のオマケとしてUpしていたお話しです。
なので以前から本宅にお越しの方は読んだことあるかもしれません♪

そしてもう一つご注意いただきたいのが
この小話は少しだけ大人風味です❗
R度は全然高くはありません!むしろショボいぐらいです…(涙)
ですが一応、それらの表現が含まれていますので
私、大人よ~!なんでもド~ンと来い!といわれる方のみどうぞ♪

それでは自己責任でどうぞ🎶






9月も半ばが過ぎ季節はすっかり秋めいてきて
秋晴れの空を流れるのは薄い雲


今日は朝一の講義に出たらその後は午後から


約3時間の空き時間


お昼前で人影も疎らなカフェのF4専用スペースになっている豪華な空間を一人で陣取る

どうしてF4専用スペースに座るかって?

その答えは簡単

ここだと邪魔したり嫌がらせしてくるのはF4だけだから

他の人達はF4を怖がってここには絶対に近寄ってこないもの

だから一人静かにレポートを仕上げるにはもってこいのスペースなのよね


まず午後の講義に提出しなきゃいけないレポートを仕上げお弁当箱を広げる


お弁当を食べ終わっても午後の講義まではまだ一時間以上時間がある


いいお天気だし久しぶりにあそこに行ってみようと思い立ちカフェを出た


久しぶりに足を踏み入れる高等部は授業中で
中庭を抜けてここに来るまで誰にも会わなかった


校舎の影になっている非常階段のコンクリートは
腰を下ろすと少しひんやりとしていて気持ちよかった


肩に掛けていたバッグを脇に起き
壁にもたれ掛かり静かにゆっくりと目を閉じた


聞こえてくるのは風が枝を揺らす音と鳥の声だけ


東京のど真ん中での私を癒してくれる空間に身を委ねる


やがて意識がゆっくりと眠りの淵に落ちようとしていた時…


突然バ~ンとドアが開く音がした


「こんなとこにいやがったか!」


「あ、ああんた何してんのよ?!」


仁王立ちで私を見下ろしていたのは道明寺


彼は床に座る私の腕を掴み強引に引っ張り上げると
そのまま自分の腕の中に抱き寄せた


私の問いかけには答えず

瞬きしている間にすっぽり彼の腕の中に納まってしまった私


「ちょ、ちょっと何やってんのよ?!」


「うるせぇ!少し黙ってろ!」


なんて言いながら彼の手のひらが私の背中やら頭やらお尻やらを撫で始めている





「ちょっとどこ触ってんのよ!」


「淋しかったんだろ?お前がこうしてくれって言ったじゃねぇか?」





耳元でダイレクトに響く甘い吐息のような声に

私の脳内で緊急警戒警報が発令された





「ちょ、ちょっと待った!
あんたさっきから何言ってんのよ?!
ってか!そもそもなんでここにいんのよ?!」





無理やりに少し身体を離し背の高い彼を見上げると


道明寺は片方の眉を少しだけ吊り上げながら私を見下ろしている





「それはお前が呼んだからだろ!?」





よ、呼んだ覚えなんてないけど…?





「呼んでなんてないわよ!
あんた!また、夢でも見たんじゃないの?!」





あれ?もしかしてビンゴ?

夢でも見たんじゃないの?と言った私にニヤリとした道明寺





「あぁ、夢で見た!
お前は俺様の夢の中に出てきて
”司、一人じゃ淋しいの…司がいないと眠れないの…
抱いて…私を目茶苦茶にして~!”って迫ってきたんだよ!」





「…………」



「こら?!なんとか言え!」


「バッカじゃないの!?」


「テメェ!わざわざNYからジェット飛ばして会いに来てやった俺様に馬鹿とはなんだ?!」





「偉そうに言うな!妄想変態男!
何が会いに来てやったぞ!なのよ?
夢でしょ?!あんなの妄想でしょ?!
何回おんなじ事すれば気が済むのよ!
ちょっとは学習しなさいよね!
これ以上勝手にあんたの夢に私を登場させないで!」





「この前はお前が浮気するからだろーが!」





「浮気なんてしてないでしょ!
全部あんたの妄想じゃない!
夢でしょ!夢!」





「いいや!断じて妄想なんかじゃねぇーぞ!
あれは正夢だ!」


「何が正夢よ!毎回あんたの妄想で周りの人が迷惑してるんでしょ!?
馬鹿な事ばっか言ってないで早くNYに帰りなさいよ!」





本当…頭痛い…





NYで修行中の道明寺は最近、私の夢を見たと言っては
その夢の内容を信じこみ暴走して周囲の迷惑を省みずNYから帰ってきてしまう





ほんの数カ月前にもいきなり現れ
私が浮気をしていると言い張り大騒ぎした結果
浮気をしていたのは道明寺の夢の中の私だったって事が分かって
道明寺と私の間に入ってくれた美作さんがマジで切れちゃって大変だったんだから!

あんな大変な思いはもう懲り懲りなのに!


また性懲りもなく…


今度は夢の中の私が淋しがっているからって…


もう呆れちゃって言葉が見つからないわよ!


「テメェ!この俺様がお前の為に一週間も寝ずに仕事して帰って来てやってんだぞ!」





「だからそれは妄想でしょ!」





「いいや正夢だ!
ごちゃごちゃ言ってねぇで大人しい抱かれろ!」





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー






「…あっ!?…いや…声出ちゃう…」





「出せばいいだろ!
むしろもっと出せ!」




そう言った俺から慌てて身体を離そうとする牧野




「…!バ、バカ!こ、こんな…とこで…誰かに…あん!…聞かれ…たら…あっ!」






隙間なんてないぐらいピッタリ密着している久々のこの感覚を誰が手放すか!





「授業中にこんなとこ誰も来ねぇよ!」






「そ、そんなの…分から…ない…じゃ…あっ!…ない…!いやん!」





「ごちゃごちゃうるせぇんだよ!
いまさら止められっか!」






「……っ!!あっ!もうダメ…!!!」







ハァハァハァハァ……


二人の荒い息遣いだけが響く非常階段





「獣!」




頬は紅潮したまま潤んだ瞳でキッと下から睨みつけたってちっとも怖くねぇぞ





「嫌だっつて声気にしてた割にはデカイ声出してたじゃねぇーかよ!」





「だ、出してないわよ!」





「出てんだよ!
気持ちよかったんだろ?素直に認めろよ!」





「よ、良くない!いいわけないでしょ!?変態!」






「素直じゃねぇーな!
なら気持ち良くなるまでここでやり続けるか?」






「へっ?!…こ、ここで?!」





「ああ、ここでお前が素直になるまでやり続ける!
元々、一回で終わるつもりねぇし
勢いとはいえ誰かに見られんじゃねぇかってスリルがある方がお前感じるみてぇだし」





「そ、そんな事ない!断じてない!!
変な事言わないでよ!」





紅潮したままの頬をさらに真っ赤に染め焦りまくっている牧野





「照れる事じゃねぇだろ?」





「て、照れてなんてないわよ!バカな事言わないでって言ってるの!」





「なぁ、もう一回しようぜ!」





「し、しない!ダ、ダメ!絶対ここじゃダメ!」





「ここじゃなきゃいいのかよ?」





「そ、それもダメ!
もうあんたとはしない!」





「俺とやらなきゃ誰とやるんだよ!?」





「誰ともしない!
もう一生こんな事しない!」





「ったく素直じゃねぇな!
まぁいい!明日の朝までたっぷりと時間があるからゆっくりと可愛がってやるよ!」





「あ、明日の朝までって!ま、まだお昼前じゃん!」





「ごちゃごちゃうるせぇ女だな!メープル行くぞ!」





「ちょ、ちょっと待って!ダ、ダメ!
午後からの講義にレポート出さなきゃ単位貰えないの!」





「うるせぇ!たまには黙ってやられてろ!!」






~Fin~





お粗末さまでした。











応援ありがとうございます。♪

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kirakira
Posted bykirakira

Comments 2

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2018/04/06 (Fri) 07:12 | EDIT | REPLY |   
kirakira

kirakira  

悠○様

悠○様、コメントありがとうございます。
本宅も楽しんでいただけたようで嬉しいです🎵😍🎵
長くやってるだけが取り柄のもぐらサイトですが
妄想は大好きなので
こちら同様これからもお付き合いいただければ幸いです。

これからもよろしくお願いします♪

2018/04/06 (Fri) 11:56 | EDIT | REPLY |   

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