万有引力のススメ 10
こんばんは。💕
台風の被害に遭われた全ての方にお見舞い申し上げます。
一日でも早く日常を取り戻せる事を祈っております。
本日も『万有引力のススメ』です。🎶
つくしちゃん‥悪あがき中です❗😆💕✨
それではどうぞ~✴
私信です
☆様
こんばんは。(#^.^#)
コメントありがとうございます。😆
返事が遅くなってごめんなさいm(__)m
単身赴任‥常識的に考えて思えるわけないですよね?
でも司君なので常識は通用しないんです❗😆💕✨
ご心配ありがとうございます。
幸い少し雨風が強かっただけで被害はありませんでした。
☆様も大丈夫でしたか?
バカだの
アホだの
って
単なる悪口じゃねぇーかよ!
横暴だの
非常識だの
果てはクルクル頭だの
変態だの
髪型は関係ねぇーし
変態って呼ばれるようなこと
まだなんもしてねぇーぞ!
それはこれからだ!
ストレートな悪口から
全く関係ねぇ外見の事まで
思いつく限りの言葉で俺をディスりまくる女
バッカじゃないの?!
なにが単身赴任よ!?
ふざけんな!
あんたバカでしょ?!
うん、そうだ!
絶対バカだ!
樹!バカは相手にしなくていいからね!
こいつは私達とはなんの関係ない
赤の他人なんだから気にしなくていいからね!
私は樹さえ居てくれればそれだけで世界一幸せなんだから!
これからも親子二人で仲良く暮らして行こうね!樹!
ムカつく!
何がって?
こいつが吐く言葉じゃなくて
ベラベラと勝手な事をほざきながら
ずっと横にいる樹に抱きついてやがる
それがムカつく!
昔
付き合ってた時だって
俺には自分から抱きついてきたことなんてほとんど無くて
ちょっと目を離すとすぐに他の男
類とか
類とか
類とか
政治家の息子とか
俺のそっくりさんとか
とにかく!
俺以外の男とばっかイチャイチャしやがって!
ムカつくんだよ!
許さねぇーからな!
「ざけんな!」
突然声を荒げた俺に目の前にくっついて座っていた二人が同時に
身体をビクッと反応させた
シンクロするかのようなその反応に
またムカついて樹の身体に巻き付いている牧野の腕を掴み
強引にこちらへと引き寄せ膝に乗せた
「ちょ、ちょっと!なにすんのよ?!
離せ!バカ!変態!クルクル~!」
一息で思いつく限りの悪態をつきながら抵抗する牧野を
膝の上で横抱きにし絡めとるように胸元に抱き込む
「るせぇ!俺以外の男に抱きつくんじゃねぇ!」
「ほへ?」
俺から逃れようと抵抗していた動きをピタリと止め
なに言ってたんだ?とでも言いたげな表情で俺を見ている牧野は
ちょっとだけ考えるように首を左に傾けた後、吹き出した
「プッ!」
「笑うとこじゃねぇ!」
「プッ!なにそれ?樹は息子だよ!?
息子に抱きつくなって‥!
プッ!やっぱバカだぁ~!」
「るせぇ!バカを連呼すんじゃねぇ!
息子でも15歳なら立派に男なんだよ!」
「歳なんて関係ないわよ!息子は幾つになっても息子なの!
それよりも離しなさいよ!
あんたこそ勝手に私に触らないで!」
「るせぇ!一生離さねぇーし!
勝手に触るし!これからは親子三人で仲良く暮らして行くんだよ!」
「わぁ!出た!
横暴!我が儘お坊っちゃま!
いい加減にしてよね!私は樹と二人で幸せなんだから記憶が戻ったからって邪魔しないで!」
わざと二人を強調する牧野にムカつく
「俺の幸せはどうなんだよ?!」
「そんなの知らないわよ!」
「冷てぇ女だな?お前は俺がこの先一生不幸でも平気なのかよ?」
「そ、そんな事言ってないでしょ!?
あんただって幸せになれる人と一緒になって
ちゃんと家庭を持ってその人達を愛してあげればいいじゃない」
「お前は俺が幸せになれる奴と結婚して家庭を作ればいいって思ってんのか?」
「そ、そうだけど‥」
「それは本心か?」
「う、うん‥」
「そうか、分かった」
「わ、分かってくれたの?
だったら離して欲しいんだけど?」
「離さねぇ!俺が幸せになれるのはお前だけだ!
だからお前がこれから一生掛けて俺を幸せにしろ!」
「一生って!長っ!いや!そうじゃなくて!
私以外の誰かって話しなんだから!
あんただって今までずっと一人だったわけじゃないでしょ?
今だってお付き合いしてる人いるんでしょ?
私はその人と幸せになってって言ってるの!」
「そんなんいねぇ!」
「嘘つくな!今、左の眉が動いたでしょ!あんた嘘ついた時はそこが動くのよ!
ねぇ?道明寺?ちゃんと話したいから下ろして」
さっきまでとは違いマジトーンの牧野の声に
怯んだわけじゃねぇけど抱きしめていた腕から力を抜いた
すかさず俺の膝から降りた牧野は
再び樹の隣に座ると真っ直ぐに俺を見据えてから話し始めた
「ねぇ?道明寺?
私は責めてるんじゃないの
ただお互いもう大人なんだから色々あるでしょ?
だから記憶が戻ったからって
私達の事は気にしなくていいから
あんたはあんたに相応しい人と幸せになって欲しいだけなの」
クソッ!
痛いとこ突いてきやがる!
こいつを忘れてNYに渡り16年
俺にだってそれなりに色々とあったことは認める
でもどの女とも付き合うとかってレベルじゃなくて
ましてや結婚なんて考えたこともなく遊びの相手
今になって分かることだけど
NYへ渡ってから今日までババァが
何も言ってこなかったのは俺に何を言ってもムダだと諦めていたわけじゃなく
牧野と樹の事を知っていたからだと思う
俺はババァが何も言ってこないのをいいことに
面倒な事から逃れるため過度な期待をしてこない
都合のいい女ばかりを選び側においていた
その事を隠すつもりはねぇし
今さら過ぎてしまった事はどうしようもねぇけど
こう見えても後悔してんだぞ!
過去は変えられねぇけど
自分で自分を殴り殺してやりたいくらい後悔してんだよ!
「今はまだ記憶が戻ったばかりだし
樹の事を知って混乱してるだけで
少し時間が経って落ち着いたら
また元のあんたに戻れると思うから
そうしたら今、あんたの側にいる人を幸せにしてあげて。
私達は確かに昔、付き合ってて
色々あった事は事実だけど
もう昔の事だし私は忘れたからあんたも‥」
ムカつく!
ベラベラと勝手な事ばかりほざきやがって!
「ざけんな!大人しく聞いてれば勝手な事ばっかほざいてんじゃねぇーぞ!
忘れただと!?勝手に忘れてんじゃねぇーよ!思い出せ!
元のあんたってなんだ?お前、いうほど俺の事分かってんのかよ?!
16年もなんだろ?昔なんだろ?
なのに俺の事を分かってる風にベラベラほざいてんじゃねぇーよ!」
「なっ?!今度は逆ギレ?
いい加減にしてよ!」
「いい加減にすんのはお前の方だ!
お前は俺の気持ちが分かんのか?!
お前を思い出して16年も経ってたって理解した時の
俺の絶望が分かんのか?!16年だぞ!
俺だってお前はもう他の男と結婚してガキもいてとか
色々と考えてこの先一生お前に会えないって絶望してた
俺の気持ちが分かんのかよ?!
でも樹がいたんだよ!西田に見せられたファイルの中に樹を見つけて
どんだけ嬉しかったか分かってんのかよ!」
「だから思い出してくれたのは嬉しいけど‥って!聞け~!」
「聞かねぇ!お前の言う事聞いてたらロクな事にならねぇのは
16年前で経験済みだから聞かねぇ!
今度はお前が黙って俺の言う事聞いてろ!分かったか?!」
「分かるか!バカ男!」
横抱きにされたままの体勢で本格的に俺を殴り始めた牧野
パンチを繰り出してくる手を交わしながら
脇に置いてあったA4サイズの封筒を樹の方へと投げ渡した
「樹!お前のだから持ってろ!」
投げ渡した封筒を綺麗にキャッチした樹
「なにこれ?」
「お前のID一式だ!
ちゃんと管理しとけよ!」

応援ありがとうございます。
台風の被害に遭われた全ての方にお見舞い申し上げます。
一日でも早く日常を取り戻せる事を祈っております。
本日も『万有引力のススメ』です。🎶
つくしちゃん‥悪あがき中です❗😆💕✨
それではどうぞ~✴
私信です
☆様
こんばんは。(#^.^#)
コメントありがとうございます。😆
返事が遅くなってごめんなさいm(__)m
単身赴任‥常識的に考えて思えるわけないですよね?
でも司君なので常識は通用しないんです❗😆💕✨
ご心配ありがとうございます。
幸い少し雨風が強かっただけで被害はありませんでした。
☆様も大丈夫でしたか?
バカだの
アホだの
って
単なる悪口じゃねぇーかよ!
横暴だの
非常識だの
果てはクルクル頭だの
変態だの
髪型は関係ねぇーし
変態って呼ばれるようなこと
まだなんもしてねぇーぞ!
それはこれからだ!
ストレートな悪口から
全く関係ねぇ外見の事まで
思いつく限りの言葉で俺をディスりまくる女
バッカじゃないの?!
なにが単身赴任よ!?
ふざけんな!
あんたバカでしょ?!
うん、そうだ!
絶対バカだ!
樹!バカは相手にしなくていいからね!
こいつは私達とはなんの関係ない
赤の他人なんだから気にしなくていいからね!
私は樹さえ居てくれればそれだけで世界一幸せなんだから!
これからも親子二人で仲良く暮らして行こうね!樹!
ムカつく!
何がって?
こいつが吐く言葉じゃなくて
ベラベラと勝手な事をほざきながら
ずっと横にいる樹に抱きついてやがる
それがムカつく!
昔
付き合ってた時だって
俺には自分から抱きついてきたことなんてほとんど無くて
ちょっと目を離すとすぐに他の男
類とか
類とか
類とか
政治家の息子とか
俺のそっくりさんとか
とにかく!
俺以外の男とばっかイチャイチャしやがって!
ムカつくんだよ!
許さねぇーからな!
「ざけんな!」
突然声を荒げた俺に目の前にくっついて座っていた二人が同時に
身体をビクッと反応させた
シンクロするかのようなその反応に
またムカついて樹の身体に巻き付いている牧野の腕を掴み
強引にこちらへと引き寄せ膝に乗せた
「ちょ、ちょっと!なにすんのよ?!
離せ!バカ!変態!クルクル~!」
一息で思いつく限りの悪態をつきながら抵抗する牧野を
膝の上で横抱きにし絡めとるように胸元に抱き込む
「るせぇ!俺以外の男に抱きつくんじゃねぇ!」
「ほへ?」
俺から逃れようと抵抗していた動きをピタリと止め
なに言ってたんだ?とでも言いたげな表情で俺を見ている牧野は
ちょっとだけ考えるように首を左に傾けた後、吹き出した
「プッ!」
「笑うとこじゃねぇ!」
「プッ!なにそれ?樹は息子だよ!?
息子に抱きつくなって‥!
プッ!やっぱバカだぁ~!」
「るせぇ!バカを連呼すんじゃねぇ!
息子でも15歳なら立派に男なんだよ!」
「歳なんて関係ないわよ!息子は幾つになっても息子なの!
それよりも離しなさいよ!
あんたこそ勝手に私に触らないで!」
「るせぇ!一生離さねぇーし!
勝手に触るし!これからは親子三人で仲良く暮らして行くんだよ!」
「わぁ!出た!
横暴!我が儘お坊っちゃま!
いい加減にしてよね!私は樹と二人で幸せなんだから記憶が戻ったからって邪魔しないで!」
わざと二人を強調する牧野にムカつく
「俺の幸せはどうなんだよ?!」
「そんなの知らないわよ!」
「冷てぇ女だな?お前は俺がこの先一生不幸でも平気なのかよ?」
「そ、そんな事言ってないでしょ!?
あんただって幸せになれる人と一緒になって
ちゃんと家庭を持ってその人達を愛してあげればいいじゃない」
「お前は俺が幸せになれる奴と結婚して家庭を作ればいいって思ってんのか?」
「そ、そうだけど‥」
「それは本心か?」
「う、うん‥」
「そうか、分かった」
「わ、分かってくれたの?
だったら離して欲しいんだけど?」
「離さねぇ!俺が幸せになれるのはお前だけだ!
だからお前がこれから一生掛けて俺を幸せにしろ!」
「一生って!長っ!いや!そうじゃなくて!
私以外の誰かって話しなんだから!
あんただって今までずっと一人だったわけじゃないでしょ?
今だってお付き合いしてる人いるんでしょ?
私はその人と幸せになってって言ってるの!」
「そんなんいねぇ!」
「嘘つくな!今、左の眉が動いたでしょ!あんた嘘ついた時はそこが動くのよ!
ねぇ?道明寺?ちゃんと話したいから下ろして」
さっきまでとは違いマジトーンの牧野の声に
怯んだわけじゃねぇけど抱きしめていた腕から力を抜いた
すかさず俺の膝から降りた牧野は
再び樹の隣に座ると真っ直ぐに俺を見据えてから話し始めた
「ねぇ?道明寺?
私は責めてるんじゃないの
ただお互いもう大人なんだから色々あるでしょ?
だから記憶が戻ったからって
私達の事は気にしなくていいから
あんたはあんたに相応しい人と幸せになって欲しいだけなの」
クソッ!
痛いとこ突いてきやがる!
こいつを忘れてNYに渡り16年
俺にだってそれなりに色々とあったことは認める
でもどの女とも付き合うとかってレベルじゃなくて
ましてや結婚なんて考えたこともなく遊びの相手
今になって分かることだけど
NYへ渡ってから今日までババァが
何も言ってこなかったのは俺に何を言ってもムダだと諦めていたわけじゃなく
牧野と樹の事を知っていたからだと思う
俺はババァが何も言ってこないのをいいことに
面倒な事から逃れるため過度な期待をしてこない
都合のいい女ばかりを選び側においていた
その事を隠すつもりはねぇし
今さら過ぎてしまった事はどうしようもねぇけど
こう見えても後悔してんだぞ!
過去は変えられねぇけど
自分で自分を殴り殺してやりたいくらい後悔してんだよ!
「今はまだ記憶が戻ったばかりだし
樹の事を知って混乱してるだけで
少し時間が経って落ち着いたら
また元のあんたに戻れると思うから
そうしたら今、あんたの側にいる人を幸せにしてあげて。
私達は確かに昔、付き合ってて
色々あった事は事実だけど
もう昔の事だし私は忘れたからあんたも‥」
ムカつく!
ベラベラと勝手な事ばかりほざきやがって!
「ざけんな!大人しく聞いてれば勝手な事ばっかほざいてんじゃねぇーぞ!
忘れただと!?勝手に忘れてんじゃねぇーよ!思い出せ!
元のあんたってなんだ?お前、いうほど俺の事分かってんのかよ?!
16年もなんだろ?昔なんだろ?
なのに俺の事を分かってる風にベラベラほざいてんじゃねぇーよ!」
「なっ?!今度は逆ギレ?
いい加減にしてよ!」
「いい加減にすんのはお前の方だ!
お前は俺の気持ちが分かんのか?!
お前を思い出して16年も経ってたって理解した時の
俺の絶望が分かんのか?!16年だぞ!
俺だってお前はもう他の男と結婚してガキもいてとか
色々と考えてこの先一生お前に会えないって絶望してた
俺の気持ちが分かんのかよ?!
でも樹がいたんだよ!西田に見せられたファイルの中に樹を見つけて
どんだけ嬉しかったか分かってんのかよ!」
「だから思い出してくれたのは嬉しいけど‥って!聞け~!」
「聞かねぇ!お前の言う事聞いてたらロクな事にならねぇのは
16年前で経験済みだから聞かねぇ!
今度はお前が黙って俺の言う事聞いてろ!分かったか?!」
「分かるか!バカ男!」
横抱きにされたままの体勢で本格的に俺を殴り始めた牧野
パンチを繰り出してくる手を交わしながら
脇に置いてあったA4サイズの封筒を樹の方へと投げ渡した
「樹!お前のだから持ってろ!」
投げ渡した封筒を綺麗にキャッチした樹
「なにこれ?」
「お前のID一式だ!
ちゃんと管理しとけよ!」

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