万有引力のススメ 12
こんばんは。💕
本日も『万有引力のススメ』です。🎶
つくしちゃんまだ悪あがき中です‥😅
それではどうぞ~✴
私信です
☆様
こんばんは。💕
コメントありがとうございます。😆
恐らく司君が強引にでも納めてしまうと思いますが‥
つくしちゃんも無駄な抵抗を続けているようです❗(笑)
ほんの数時間前まで暮らしていた部屋が
父さん(仮)の策略?謀略?によって亡き物にされて
流石の母さんも諦めた?
諦めたのか?
呆れたのか?
定かではないけれど
一頻り父さん(仮)の首を絞め上げた後は
急に今までの勢いを失いゆっくりと父さん(仮)の膝の上から下りると
俺の横に移動してきた
その事によってまた父さん(仮)の眼光が鋭くなり
監視するようにこちらを睨み付けているけれど
母さんは全く気にせず俺に凭れかかるように
身体を密着させてきてまだ手にしたままだった
道明寺樹名義のパスポートに手を伸ばした
「ねぇ?あたしのもあるわけ?」
「あぁ、お前のは俺が預かっとく!」
「なんでよ?あるんなら見せなさいよ!」
「やだね!お前に渡したら速攻で破んだろ?!」
「そんな事しないわよ!」
母さんは被せるように即答したけど
いや、すると思う
母さんなら絶対すると思う
父さん(仮)もそう確信しているから
母さんには渡さないんだろうけど
この二人
16年も離れていたとはいえ
本当に付き合ってたのだろうか?
16年前
本当に俺が生まれるぐらいラブラブだったのだろうか?
今の状況からは想像出来なくて
もしかしてお互いそれほどじゃなくて
俺が生まれのもアクシデントか何かだったのだろうか?
まぁ、アクシデントだったとしても
今さらそれがどうした?って感じだし
俺としてはそこんとこは大した問題じゃないんだけど
二人にとってはこれから一緒に暮らしていく中で
重要じゃないのかなぁって思ったから
思い切って母さんに聞いてみた
「ねぇ、母さん?」
「な、なに?」
「母さんは苦労するのが分かっててなんで一人で俺を生んで育てようと思ったの?
大して好きでもない相手の子供だけど出来ちゃったから仕方なくとか思ってたの?」
「そんなわけないでしょ!」
「じゃあ、母さんはこの人の事が好きで
この人の子供だから生んだの?」
「あ、当たり前でしょ!」
「じゃあ、記憶が戻って良かったんじゃないの?」
「それは良かったのか‥分からないわよ!」
「どうして?良かったんじゃないの?」
「あたしはそうは思ってないわよ。
そりゃねぇ、昔は思い出して欲しいって思ってたけど
今はもう時間が経ちすぎててお互い住んでる世界が違いすぎるから」
「でもこうやって思い出して迎えに来てくれたじゃん!」
「今は混乱してて冷静な判断が出来てないだけよ」
俺の問いかけに答えながら一瞬だけと父さん(仮)の方へ視線を向けた母さん
「俺は混乱なんてしてねぇーぞ!」
「て、言ってるけど?」
「酔っぱらいが酔ってないって言うのと同じで
時間が経てば正気に戻って後悔するわよ。
それにね樹は道明寺って家がどんなに大変な所か
分かってないだろうけど‥
あたしは樹には自由でいて欲しいの
今さら跡取りなんて冗談じゃないし
この人にはずっとお付き合いしてる女性がいるんだからその人にも失礼でしょ?」
冷静に話す母さんの口調に
これは母さんの本心なんだと思った
「って言ってますけど?」
「俺は樹を跡取りにするつもりはねぇーぞ!」
「そんな事通用するわけないでしょ?」
「するんだよ!
俺は樹の将来に口出すつもりは全くねぇからな!
それに‥確かに俺には女がいた
それは否定しねぇけど
でも全部遊びの相手で将来を考えた相手なんて一人もいねぇし
寧ろそんな面倒臭ぇのは相手にしてねぇーぞ!
長く続いてたってのはそういう相手だったからってだけだ!」
「そんな事、自慢にならないし
あんたがそう思ってただけで
相手の人は分からないじゃない!」
「だとしても、もうちゃんと話しは付けてあんだよ!」
大人の事情ってのはよく分からないけれど
父さん(仮)の言葉は嘘じゃないって思えた
「全部終わってるならいいんじゃないの?」
「良くないわよ!
そもそもが‥」
「そもそもがなんなんだよ?!」
「そ、そもそもが‥色々あんのよ!バカ男!」

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恐らく司君が強引にでも納めてしまうと思いますが‥
つくしちゃんも無駄な抵抗を続けているようです❗(笑)
ほんの数時間前まで暮らしていた部屋が
父さん(仮)の策略?謀略?によって亡き物にされて
流石の母さんも諦めた?
諦めたのか?
呆れたのか?
定かではないけれど
一頻り父さん(仮)の首を絞め上げた後は
急に今までの勢いを失いゆっくりと父さん(仮)の膝の上から下りると
俺の横に移動してきた
その事によってまた父さん(仮)の眼光が鋭くなり
監視するようにこちらを睨み付けているけれど
母さんは全く気にせず俺に凭れかかるように
身体を密着させてきてまだ手にしたままだった
道明寺樹名義のパスポートに手を伸ばした
「ねぇ?あたしのもあるわけ?」
「あぁ、お前のは俺が預かっとく!」
「なんでよ?あるんなら見せなさいよ!」
「やだね!お前に渡したら速攻で破んだろ?!」
「そんな事しないわよ!」
母さんは被せるように即答したけど
いや、すると思う
母さんなら絶対すると思う
父さん(仮)もそう確信しているから
母さんには渡さないんだろうけど
この二人
16年も離れていたとはいえ
本当に付き合ってたのだろうか?
16年前
本当に俺が生まれるぐらいラブラブだったのだろうか?
今の状況からは想像出来なくて
もしかしてお互いそれほどじゃなくて
俺が生まれのもアクシデントか何かだったのだろうか?
まぁ、アクシデントだったとしても
今さらそれがどうした?って感じだし
俺としてはそこんとこは大した問題じゃないんだけど
二人にとってはこれから一緒に暮らしていく中で
重要じゃないのかなぁって思ったから
思い切って母さんに聞いてみた
「ねぇ、母さん?」
「な、なに?」
「母さんは苦労するのが分かっててなんで一人で俺を生んで育てようと思ったの?
大して好きでもない相手の子供だけど出来ちゃったから仕方なくとか思ってたの?」
「そんなわけないでしょ!」
「じゃあ、母さんはこの人の事が好きで
この人の子供だから生んだの?」
「あ、当たり前でしょ!」
「じゃあ、記憶が戻って良かったんじゃないの?」
「それは良かったのか‥分からないわよ!」
「どうして?良かったんじゃないの?」
「あたしはそうは思ってないわよ。
そりゃねぇ、昔は思い出して欲しいって思ってたけど
今はもう時間が経ちすぎててお互い住んでる世界が違いすぎるから」
「でもこうやって思い出して迎えに来てくれたじゃん!」
「今は混乱してて冷静な判断が出来てないだけよ」
俺の問いかけに答えながら一瞬だけと父さん(仮)の方へ視線を向けた母さん
「俺は混乱なんてしてねぇーぞ!」
「て、言ってるけど?」
「酔っぱらいが酔ってないって言うのと同じで
時間が経てば正気に戻って後悔するわよ。
それにね樹は道明寺って家がどんなに大変な所か
分かってないだろうけど‥
あたしは樹には自由でいて欲しいの
今さら跡取りなんて冗談じゃないし
この人にはずっとお付き合いしてる女性がいるんだからその人にも失礼でしょ?」
冷静に話す母さんの口調に
これは母さんの本心なんだと思った
「って言ってますけど?」
「俺は樹を跡取りにするつもりはねぇーぞ!」
「そんな事通用するわけないでしょ?」
「するんだよ!
俺は樹の将来に口出すつもりは全くねぇからな!
それに‥確かに俺には女がいた
それは否定しねぇけど
でも全部遊びの相手で将来を考えた相手なんて一人もいねぇし
寧ろそんな面倒臭ぇのは相手にしてねぇーぞ!
長く続いてたってのはそういう相手だったからってだけだ!」
「そんな事、自慢にならないし
あんたがそう思ってただけで
相手の人は分からないじゃない!」
「だとしても、もうちゃんと話しは付けてあんだよ!」
大人の事情ってのはよく分からないけれど
父さん(仮)の言葉は嘘じゃないって思えた
「全部終わってるならいいんじゃないの?」
「良くないわよ!
そもそもが‥」
「そもそもがなんなんだよ?!」
「そ、そもそもが‥色々あんのよ!バカ男!」

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