万有引力のススメ 23
こんばんは。♥
本日も『万有引力のススメ』です。🎶
進めないと‥😅
それではどうぞ~✴
私信です
☆様
こんばんは。(#^.^#)
コメントありがとうございます。😆
思わせ振りな態度なんて取っていないのに
どうしても自分は特別だって勘違いしちゃう人がいるんですよね~!
司君にとってはつくしちゃんだけが特別ですから❗💕
だからその事を目の前の綺麗な人にちゃんと伝えようと思った
分かってくれるかは分からないけれど
とにかく言われっぱなしは癪に障るから
あたしも言いたい事を言わせてもらう
「貴女があいつとどういうお付き合いをされていたのか
あたしは知りませんがあたしがあいつに出会ったのは17歳の時なんです」
「あなたなんて単なる元カノでしょ?!」
「普通ならそうですよね。
でも、あいつは普通じゃないですし
あたしにとってもあいつは単なる元カレじゃないんです‥
上手く表現出来ないんですけど
あいつとあたしってどんなに時間が経っていても
どんなに距離が離れていても結局はまた引き合っちゃうんです。
運命だとか宿命だとか‥そんな綺麗な言葉じゃなくて
強いて表現すれば万有引力って感じかな‥
理屈じゃなくてどんなに離れていても引力みたいにまた吸い寄せられちゃうんです」
「何よそれ?訳分かんないわよ!
あなた、自分は特別だって言いたいわけ?
あなたが私より彼に相応しいはずないでしょ!?」
そうよね
訳分かんないわよ!って彼女の気持ちは分かる
だってあたしだって分からないんだもん
どうしていつも
どんなに時間が経っていても彼なのか‥
あたしが一番分かっていないと思うけど
でもね
いつも彼が言うように
彼はあたしじゃなきゃダメで
あたしは彼じゃなきゃダメなの
「相応しいかどうかは分かりませんが
だけどあたし達はお互いじゃないと幸せになれないんです」
「信じられない!彼は道明寺財閥の御曹子で跡取りなのよ!?
私は彼の為に努力してきたのよ!
あなたみたいに何も努力していない人が彼に相応しいわけないじゃない!
何が万有引力よ!ふざけないで!」
「ふざけてなんていません。
それにあたしは彼が何者かなんて関係ないし
あなたがおっしゃっている努力って言うのがなんの為の努力かは分かりませんが
あたしにとって重要なのは彼の肩書きでも地位でもなくて
あたし達にとっていい人間かどうかだけですから
あいつが世間でどう見られているかなんて関係ないんです。
だから、あなたもそう思える男性を探された方が幸せになれると思いますよ」
「バカにしないで!」
バカにしているつもりはないんだけど
あたしだって彼の事を一人の男として見ていない彼女に対して一歩も引くつもりはない
睨み合うつもりはないんだけど
目を逸らすのも違うような気がして
視線は彼女に向けたままだったのが癪に障ったのか
顔を真っ赤にして激昂した彼女が椅子から立ち上がり
水の入ったグラスを手に持つと躊躇なく
その中身をあたしへとぶちまけてきた
サイアク‥
なんだけど
不思議と彼女に対する怒りは沸いてこなかった
だってね
さっきまで女優さんらしく凛とした佇まいで
仮面を被り感情とは裏腹の表情を顔に焼き付け
あたしに対峙していたのに今はその表情は崩れ
薄っすらと目に涙を浮かべ
素の感情を剥き出しにしてあたしを睨んでいるんだもの
女優さんだから
これも演技なのかもしれないけれど
だけど
あたしは
彼女のこの表情を見て
彼女は彼女なりに真剣に彼を愛していて
真剣に将来を考えていたんだと思った
例えそれが彼女の独りよがりな考えだったとしても
あたしにそれを責める権利はない
まぁ、だからといって
水をぶっかけられる筋合いはない
あたしの怒りは彼女ではなく
この原因の根本であるあのクルクルアナコンダに向かっていた

応援ありがとうございます。
本日も『万有引力のススメ』です。🎶
進めないと‥😅
それではどうぞ~✴
私信です
☆様
こんばんは。(#^.^#)
コメントありがとうございます。😆
思わせ振りな態度なんて取っていないのに
どうしても自分は特別だって勘違いしちゃう人がいるんですよね~!
司君にとってはつくしちゃんだけが特別ですから❗💕
だからその事を目の前の綺麗な人にちゃんと伝えようと思った
分かってくれるかは分からないけれど
とにかく言われっぱなしは癪に障るから
あたしも言いたい事を言わせてもらう
「貴女があいつとどういうお付き合いをされていたのか
あたしは知りませんがあたしがあいつに出会ったのは17歳の時なんです」
「あなたなんて単なる元カノでしょ?!」
「普通ならそうですよね。
でも、あいつは普通じゃないですし
あたしにとってもあいつは単なる元カレじゃないんです‥
上手く表現出来ないんですけど
あいつとあたしってどんなに時間が経っていても
どんなに距離が離れていても結局はまた引き合っちゃうんです。
運命だとか宿命だとか‥そんな綺麗な言葉じゃなくて
強いて表現すれば万有引力って感じかな‥
理屈じゃなくてどんなに離れていても引力みたいにまた吸い寄せられちゃうんです」
「何よそれ?訳分かんないわよ!
あなた、自分は特別だって言いたいわけ?
あなたが私より彼に相応しいはずないでしょ!?」
そうよね
訳分かんないわよ!って彼女の気持ちは分かる
だってあたしだって分からないんだもん
どうしていつも
どんなに時間が経っていても彼なのか‥
あたしが一番分かっていないと思うけど
でもね
いつも彼が言うように
彼はあたしじゃなきゃダメで
あたしは彼じゃなきゃダメなの
「相応しいかどうかは分かりませんが
だけどあたし達はお互いじゃないと幸せになれないんです」
「信じられない!彼は道明寺財閥の御曹子で跡取りなのよ!?
私は彼の為に努力してきたのよ!
あなたみたいに何も努力していない人が彼に相応しいわけないじゃない!
何が万有引力よ!ふざけないで!」
「ふざけてなんていません。
それにあたしは彼が何者かなんて関係ないし
あなたがおっしゃっている努力って言うのがなんの為の努力かは分かりませんが
あたしにとって重要なのは彼の肩書きでも地位でもなくて
あたし達にとっていい人間かどうかだけですから
あいつが世間でどう見られているかなんて関係ないんです。
だから、あなたもそう思える男性を探された方が幸せになれると思いますよ」
「バカにしないで!」
バカにしているつもりはないんだけど
あたしだって彼の事を一人の男として見ていない彼女に対して一歩も引くつもりはない
睨み合うつもりはないんだけど
目を逸らすのも違うような気がして
視線は彼女に向けたままだったのが癪に障ったのか
顔を真っ赤にして激昂した彼女が椅子から立ち上がり
水の入ったグラスを手に持つと躊躇なく
その中身をあたしへとぶちまけてきた
サイアク‥
なんだけど
不思議と彼女に対する怒りは沸いてこなかった
だってね
さっきまで女優さんらしく凛とした佇まいで
仮面を被り感情とは裏腹の表情を顔に焼き付け
あたしに対峙していたのに今はその表情は崩れ
薄っすらと目に涙を浮かべ
素の感情を剥き出しにしてあたしを睨んでいるんだもの
女優さんだから
これも演技なのかもしれないけれど
だけど
あたしは
彼女のこの表情を見て
彼女は彼女なりに真剣に彼を愛していて
真剣に将来を考えていたんだと思った
例えそれが彼女の独りよがりな考えだったとしても
あたしにそれを責める権利はない
まぁ、だからといって
水をぶっかけられる筋合いはない
あたしの怒りは彼女ではなく
この原因の根本であるあのクルクルアナコンダに向かっていた

応援ありがとうございます。
スポンサーサイト