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万有引力のススメ 26

こんばんは。(#^.^#)
本日も『万有引力のススメ』です。🎶
なんだかグダグダ感が漂っておりますが‥😅
司君‥父としての葛藤?が‥
それではどうぞ~✴


私信です
☆様
こんばんは。♥
コメントありがとうございます。😆
返事が遅くなってごめんなさいm(__)m
思いがけないご懐妊の報告に歓喜の司君です。🎶
樹君に関してはまだ親子関係に葛藤があるようなんです。
ハイ!終わらないと思います❗←終わらせ方が分からない‥😅(笑)





春から英徳の高等部に進学する事になっている樹

彼はそのつもりで話を進めていて
またビックリするぐらいの寄付金をしたみたいだし

野球がしたい樹の為にわざわざグラウンドを拡張し
雨でも練習が出来るようにと屋内の練習場まで寄付してしまった

グラウンドの拡張工事と屋内練習場は
現在、急ピッチで工事が進んでいるらしいんだけどね

その他にも樹の為に色々と改装中らしい

そんな中

樹がこのままLAに残り
従兄弟達と同じ学校に通いたいと言ってきた

あたしとしては賛成‥なんだけどね
勿論、大賛成ってわけじゃなくて
いきなりだし心配だし寂しいしで
どちらかと言えば賛成ってぐらいなんだけど

彼は大反対

どうしてそんなに?ってぐらい
大反対でろくに話も聞かず電話を切ってしまっていた

「ねぇ?夕べ、どうして樹にあんなに反対したの?
樹が思い通りにならないのが気に入らない?」

「あぁ、気に入らねぇーな!」

ちょっと強い口調の彼に驚いて
顔だけ振り向くと拗ねたような視線を向けてくる彼

「もう高校生なんだから親の思い通りにならないわよ。
あんただってそうだったでしょ?」

「んなこと分かってんだよ!
だけど俺はまだあいつとキャッチボールもしてねぇーんだぞ!」

「キャッチボール?
何それ?あんた、樹とキャッチボールがしたいの?」

「そーじゃねぇーよ!」

「じゃあなに?」

じっくりと話を聞きたくて
彼から身体を離しバスタブの中で向き合う体勢になる

「俺は樹が生まれた時も初めて歩いた時も知らねぇし
初めて話した言葉だって知らねぇし
小さかったあいつが何が好きだったとか‥
あいつの15年間丸ごとなんも知らねぇーんだぞ!
今だってあいつなんも言わねぇーし!
普通だったら動物園とか水族館とか色々行くんだろうけど
それは今さらだろ?」

少し恥ずかしそうに視線を外したままの
彼が話してくれた樹をLAに留学させたくない理由に
思わず笑ってしまったけれど
すっごく嬉しかった

「プッ‥そうだね」

「笑うな!」

「ご、ごめん‥」

「俺は樹ともっと一緒の時間を過ごしてやりたいし
色んなとこに連れて行ってやりたいって思うし
あいつの望む事は何だって叶えてやりたいけど
俺も忙しくてなかなか時間取れねぇーし
今はまだ親子って感じじゃねぇーし
なぁ?あいつ、俺のことほんとはどう思ってんだ?」

「父親だって認識はしてると思うけど‥
正直、あたしも樹があんたの事をどう思ってるかって聞かれると‥
答えに困るって言うか‥でも嫌いじゃないと思うし
受け入れてるって言うか‥う~ん‥
でもね、あたし、あの子がこんなにのびのびとして楽しそうにしてる所って
あんまり見た事なかったから今の状況は良かったんだと思ってるけど‥」

俺様で人目なんて気にしたことなくて
なんでも思い通りになるはずの彼が
15歳の息子の気持ちが掴めなくて悩んでいる

正直、母親のあたしでさえも思春期の男の子の本当の気持ちなんて分からない

だけど今までの経験則って言うのかな
生活する中で培ってきた物があるから
次の行動だとかはある程度予測はつく

だけど彼には全くそれらがない

それが淋しくて

そして不安だから

手元に置いておきたいんだと分かった

「だったらそれをちゃんと樹に話してみれば?
それにあの子、あんたが迎えに来た翌朝から
あんたの事、お父さんって呼んでたから
あんたの事はちゃんと父親だって認めてると思うわよ。
ただ今は椿お姉さんの所で従兄弟達と過ごすのが楽しいだけで
あんたから離れたいとか考えてるわけじゃないんじゃない?
だから怒らないでちゃんとあの子の言い分も聞いてあげてから判断してあげて」

「分かったよ。
でも、お前はどうなんだよ?」

「あたしはあの子が望んでることだったら反対はしないかな‥
まぁ‥そうは言っても淋しくはあるけど
でもこの子が生まれてくるしあんたもいるから
淋しいなんて考えてる暇なんてないだろうけどね」

そう言うと突然ガバッと勢いよく立ち上がった彼

目‥

目の前に‥

クルクルアナコンダのアナコンダが!

バーーンって!

「ギャッ!いきなり立ち上がらないでよ!」

「いちいち叫ぶな!」

そう言うとさっさとバスルームから出て行く彼の後ろから声を掛ける

「ど、どこ行くの?」

「樹に電話してくる!」

「はぁ?
あっちは真夜中でしょ?」

LAは日付が超えた辺りだと思う

「まだ起きてんだろ?
あいつに兄弟が出来た事を教えてやんだよ!」

「明日でいいんじゃない?」

「いいんだよ!
あいつも兄弟が出来たって知ったら
帰ってきたくなんだろ!」

なんか勝手な理論で意気揚々とバスルームから出て行った彼

う~ん

帰ってきたくなるかしら?






応援ありがとうございます。


現在、頭の中に新しい家族が降臨中です。(笑)
触りだけですがこんな感じです。



「ねぇ?パパっておんぞうしなの?」


~パパはおんぞうし?~


風呂上がりにソファーに並んで座る娘の紬から
唐突に発せられた言葉に渇いた喉を潤そうと開けたばかりの缶ビールを持つ手が止まった

「はぁ?」

「パパってお金持ちのおんぞうしなんでしょ?」

「お前、御曹司って意味分かってて言ってんのか?」

「失礼ね!つむにだってそれぐらい分かるっつーの!」

「お前、話し方がママそっくりになってきたな」

風呂上がりでまだ頭にタオルを巻いたままのパジャマ姿で
隣に座りアイスクリームを食べながら話している娘の紬8歳
現在、小学3年生で都内の公立小学校に通っている

「とーちゃん!おれ、ジュースのみたい!」

「お前、今アイス食ったばっかりだろーが!
いい加減にしとかねぇーと腹壊すぞ!」

おっと!

今のは次男の蓮
現在、5歳
こいつも近所の幼稚園に通っている

蓮は4歳にして通っていたインターナショナル幼稚園をクビになり
その後、近所の幼稚園になんとか頼み込んで転園させてもらったが
そこでも毎日、つくしが先生に頭を下げている我が家の超~問題児

こいつはとにかく落ち着きがない

じっとしていられない暴れん坊

今もテレビを見ながら俺の横で
飛び跳ねている

「こら、蓮!ソファーはトランポリンじゃねぇ!
危ねぇから飛ぶな!」

「え~じゃあ、かあちゃんにでんわして
はやくかえってこいっていえよ!」

「俺に命令すんな!幼稚園児!」

「らいねんには1ねんせいだもん!」

「ママは今日は帰って来れないって言っただろ!」

「いつかえってくんだよ?
かあちゃんにでんわしてきけよ!」

「だから、命令すんな!
ママは週末まで帰って来られねぇーんだよ!」

「え~なんでだよ~?
おれ、かあちゃんにあいたいのに」

「さっきまで一緒にいただろーが?!」

「おれ、かあちゃんがいい~!」

「だから!飛ぶなっつてんだろ!
ちょっとは人の話し聞けよ!」

また横でソファーから少し離れた場所に置いてあるクッションを目掛けて
ジャンプしようとしていた暴れん坊の腕を掴み飛ぶのを阻止する

「お前らもう9時過ぎてんだろ
そろそろ寝ろ!」


「え~まだねむたくない~」

「ねぇ、パパ!つむの話がまだ途中なんだけど?」


「うるせぇ!蓮!明日は幼稚園行くんだろ?だから早く寝ろ!
つむ!パパが御曹司だったのは昔の話だ!
今は単なるサラリーマンだ!分かったらお前もさっさと寝てこい!」






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タイトルは『パパはおんぞうし?』です。
謎だらけでしょ?💕
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kirakira
Posted bykirakira

Comments 3

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2019/11/27 (Wed) 23:01 | EDIT | REPLY |   

kirakira  

さ○子○マ様

こんばんは。♥
コメントありがとうございます。😆

つかつくですがラブラブじゃなくて
こちらのパパは子供達に振り回され気味のようです🎵
色々と謎のままですが‥それは追々に
ということでこれからもお付き合い宜しくお願いします~✴

2019/11/28 (Thu) 20:17 | EDIT | REPLY |   

kirakira  

さ○子○マ様

こんばんは。♥
コメントありがとうございます。😆

つかつくですがラブラブじゃなくて
こちらのパパは子供達に振り回され気味のようです🎵
色々と謎のままですが‥それは追々に
ということでこれからもお付き合い宜しくお願いします~✴

2019/11/28 (Thu) 20:17 | EDIT | REPLY |   

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