パパはおんぞうし? 5
こんばんは。♥
本日も『パパはおんぞうし?』です。🎶
今日はつむちゃんです。🎵
それではどうぞ~✴
私信です
☆様
こんばんは。(#^.^#)
コメントありがとうございます。😆
返事が遅くなってごめんなさいm(__)m
蓮くんは絶好調です❗😆💕✨
紬ちゃん到着しましたが‥なにやら‥😅
空気を読まない幼稚園児に脱力です😆🎵🎵
そんな幼稚園児の辞書には懲りると反省という言葉は存在していないみたいで
ごめんなさいをしたすぐ後には
「とーちゃん、ジュースかってこいよ!」
「こら!買って来てください、でしょ!
お父さんに命令しないの!分かった?」
「とーちゃん!いっしょにいってやるぞ!」
怒るつくしに俺を盾にしてどこまでも上から目線の生意気な幼稚園児に苦笑いしながら
呆れ顔のつくしを横目に差し出された小さな手を握り
ジュースを買う為に1階の売店へと向かった
「とーちゃん!ヤバかったな?!
かあちゃん、マジでおこってたぞ!」
「ヤバかったのはお前だけだろーが!
それにかあちゃんが本気で怒ったらあんなもんじゃすまねぇーぞ!」
「とーちゃん!こんど かあちゃんがおこったら
おれがたすけてやるからな!」
恐らくなんの助けにもなんねぇだろう幼稚園児の頼もしい言葉に笑ってしまう
「おぅ、その時は頼んだぞ!」
「まかせとけって!」
全く当てにはならない幼稚園児の返事を横目に売店に向かっていると
柊と紬が歩いてくるのが見えた
柊と紬の姿を見つけ俺と繋いでいた手を振りほどき
二人の元へと走り出した蓮
「こら!蓮!走るな!」
「は~い!」
返事だけの幼稚園児が更にスピードを上げて行く
はぁ~
止まるとは思っていなかったけど
スピードを上げるとも思っていなかった‥
あいつ、マジで日本語を理解してんのか?
ため息と共に幼稚園児の後を追いながら
ふと頭の中に浮かんだのはつくしの顔
笑いながら
"あんた、そっくりじゃない!"
なんて言ってやがる
俺はあんな酷くねぇーぞ!?
紬の機嫌が最悪だ
下で会った時
正確には
柊曰く
学校から帰ってきた時から既に最悪だったらしく
母さんの所に行くから着替えろと言ってもなかなか着替えず
ぐずぐずしている紬に業を煮やした柊が先に行こうとすると
クッションを投げつけてきたらしい
それでもなんとか着替えた紬の格好は
12月だと言うのに4月の誕生日に買ってもらった
お気に入りのノースリーブのワンピースに
薄い桜色のカーディガンを羽織っただけで
寒いから上着を着ろと言った柊を睨み付けただけで
それ以降、柊がいくら言っても無視したまま
一言も喋らないらしい
機嫌が悪いのは今までだって幾らでもあったが
これ程までに悪いのは珍しい
心配したつくしが学校で何かあったのか訊ねても答えようとせず
ずっと不機嫌なままの紬
結局、理由は話さないままつくしの食事の時間になり
蓮もお腹がすいたのでそろそろ帰ろうかとなった時
寒いからと柊が持ってきていた紬の上着を着るよう差し出した
「こんなのいらない!」
俺の手にあった上着を払い落とした紬
「つむ!いい加減にしなさい!」
紬の態度に怒ったつくしが少し大きめの声で紬を諌める
「ママなんてキライ!
パパもだーぃきらい!」
「おれ、とーちゃんのこと すきだぞ!
かあちゃんのことはあいしてるけどな!」
胸を張りドヤ顔で全く空気を読まない幼稚園児の無邪気さが今は邪魔だ
紬がそんな蓮をキッと睨み付けると
柊が慌てて蓮の後ろから口を塞いだ
顔を真っ赤にして拳を強く握り俯き加減の紬の瞳から
ポロポロと零れ落ちる涙
その姿がまるでつくしのようで
あ~そうだった
こいつはつくしにそっくりで
嫌な事があっても我慢して我慢して
極限まで我慢して自分の中に溜め込んで
どうしようもなくなって大爆発させるタイプだった
普段は柊と問題児に挟まれて
兄弟の中で唯一の女の子で
親に心配掛けずつくしのお手伝いもよくしていて
家族を助けてくれる良いお姉ちゃんだから
ついつい色々と後回しにしてしまって
我慢させてしまっている
つくしそっくりのその泣き姿に
紬を抱き上げベッドの端に座るつくしの横に腰を下ろし
紬を膝の上に横抱きにした
「パパとママがキライな理由を教えてくれるか?」
親指の腹でポロポロと零れ落ちる涙を拭ってやりながら理由を訊ねると
俺の首元に顔を埋めてくる紬
「学校で美帆ちゃんが可愛い筆箱を持ってたから‥
可愛いねって言ったらつむのパパは
おんぞうしなんだから
買ってもらえばいいじゃないって‥」
「でも‥つむのパパはおんぞうしじゃないから‥
ムリだって言ったら‥そんなの変だって言われた‥」
ポツリポツリと話し始めた紬
まだ涙は止まらない
「どうして変なんだ?」
「だって美帆ちゃんがママに聞いたって‥
パパはすっごいお金持ちのお家のあととり?で
お城みたいなお家に住んでたって‥でも‥ママと結婚するためにおんぞうしをやめたんだって‥」
紬の言葉に思わず横のつくしを見ると
つくしは少し困ったような戸惑ったような微妙な表情を浮かべていた

応援ありがとうございます。
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今日はつむちゃんです。🎵
それではどうぞ~✴
私信です
☆様
こんばんは。(#^.^#)
コメントありがとうございます。😆
返事が遅くなってごめんなさいm(__)m
蓮くんは絶好調です❗😆💕✨
紬ちゃん到着しましたが‥なにやら‥😅
空気を読まない幼稚園児に脱力です😆🎵🎵
そんな幼稚園児の辞書には懲りると反省という言葉は存在していないみたいで
ごめんなさいをしたすぐ後には
「とーちゃん、ジュースかってこいよ!」
「こら!買って来てください、でしょ!
お父さんに命令しないの!分かった?」
「とーちゃん!いっしょにいってやるぞ!」
怒るつくしに俺を盾にしてどこまでも上から目線の生意気な幼稚園児に苦笑いしながら
呆れ顔のつくしを横目に差し出された小さな手を握り
ジュースを買う為に1階の売店へと向かった
「とーちゃん!ヤバかったな?!
かあちゃん、マジでおこってたぞ!」
「ヤバかったのはお前だけだろーが!
それにかあちゃんが本気で怒ったらあんなもんじゃすまねぇーぞ!」
「とーちゃん!こんど かあちゃんがおこったら
おれがたすけてやるからな!」
恐らくなんの助けにもなんねぇだろう幼稚園児の頼もしい言葉に笑ってしまう
「おぅ、その時は頼んだぞ!」
「まかせとけって!」
全く当てにはならない幼稚園児の返事を横目に売店に向かっていると
柊と紬が歩いてくるのが見えた
柊と紬の姿を見つけ俺と繋いでいた手を振りほどき
二人の元へと走り出した蓮
「こら!蓮!走るな!」
「は~い!」
返事だけの幼稚園児が更にスピードを上げて行く
はぁ~
止まるとは思っていなかったけど
スピードを上げるとも思っていなかった‥
あいつ、マジで日本語を理解してんのか?
ため息と共に幼稚園児の後を追いながら
ふと頭の中に浮かんだのはつくしの顔
笑いながら
"あんた、そっくりじゃない!"
なんて言ってやがる
俺はあんな酷くねぇーぞ!?
紬の機嫌が最悪だ
下で会った時
正確には
柊曰く
学校から帰ってきた時から既に最悪だったらしく
母さんの所に行くから着替えろと言ってもなかなか着替えず
ぐずぐずしている紬に業を煮やした柊が先に行こうとすると
クッションを投げつけてきたらしい
それでもなんとか着替えた紬の格好は
12月だと言うのに4月の誕生日に買ってもらった
お気に入りのノースリーブのワンピースに
薄い桜色のカーディガンを羽織っただけで
寒いから上着を着ろと言った柊を睨み付けただけで
それ以降、柊がいくら言っても無視したまま
一言も喋らないらしい
機嫌が悪いのは今までだって幾らでもあったが
これ程までに悪いのは珍しい
心配したつくしが学校で何かあったのか訊ねても答えようとせず
ずっと不機嫌なままの紬
結局、理由は話さないままつくしの食事の時間になり
蓮もお腹がすいたのでそろそろ帰ろうかとなった時
寒いからと柊が持ってきていた紬の上着を着るよう差し出した
「こんなのいらない!」
俺の手にあった上着を払い落とした紬
「つむ!いい加減にしなさい!」
紬の態度に怒ったつくしが少し大きめの声で紬を諌める
「ママなんてキライ!
パパもだーぃきらい!」
「おれ、とーちゃんのこと すきだぞ!
かあちゃんのことはあいしてるけどな!」
胸を張りドヤ顔で全く空気を読まない幼稚園児の無邪気さが今は邪魔だ
紬がそんな蓮をキッと睨み付けると
柊が慌てて蓮の後ろから口を塞いだ
顔を真っ赤にして拳を強く握り俯き加減の紬の瞳から
ポロポロと零れ落ちる涙
その姿がまるでつくしのようで
あ~そうだった
こいつはつくしにそっくりで
嫌な事があっても我慢して我慢して
極限まで我慢して自分の中に溜め込んで
どうしようもなくなって大爆発させるタイプだった
普段は柊と問題児に挟まれて
兄弟の中で唯一の女の子で
親に心配掛けずつくしのお手伝いもよくしていて
家族を助けてくれる良いお姉ちゃんだから
ついつい色々と後回しにしてしまって
我慢させてしまっている
つくしそっくりのその泣き姿に
紬を抱き上げベッドの端に座るつくしの横に腰を下ろし
紬を膝の上に横抱きにした
「パパとママがキライな理由を教えてくれるか?」
親指の腹でポロポロと零れ落ちる涙を拭ってやりながら理由を訊ねると
俺の首元に顔を埋めてくる紬
「学校で美帆ちゃんが可愛い筆箱を持ってたから‥
可愛いねって言ったらつむのパパは
おんぞうしなんだから
買ってもらえばいいじゃないって‥」
「でも‥つむのパパはおんぞうしじゃないから‥
ムリだって言ったら‥そんなの変だって言われた‥」
ポツリポツリと話し始めた紬
まだ涙は止まらない
「どうして変なんだ?」
「だって美帆ちゃんがママに聞いたって‥
パパはすっごいお金持ちのお家のあととり?で
お城みたいなお家に住んでたって‥でも‥ママと結婚するためにおんぞうしをやめたんだって‥」
紬の言葉に思わず横のつくしを見ると
つくしは少し困ったような戸惑ったような微妙な表情を浮かべていた

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