永遠じゃない‥ 9
遅くなりましたが本日の『永遠じゃない‥』です。🎶
毎日沢山の拍手ありがとうございます。(#^.^#)
今日は苦悩する司君です。⤵
短いですが‥
それではどうぞ~✴
私信です
☆様
こんばんは。(#^.^#)
コメントありがとうございます。😆
ライバル登場です❗
さてこのライバルさん‥どう転ぶかしら?ウフフ♥
この感情はなんだ?
イライラ?
確かに苛ついている
だけどそれだけじゃない
苛つきと同時に焦りも感じていて
頭も身体もそれに支配され落ち着かない
じっとしていられないのに
行くべき場所が分からない
会いたい
会って確かめたい
会って伝えたい
会って詫びたい
そしてもう一度‥
今度こそ
何があっても
いや‥
違うな‥
俺はまだ現実を受け入れられていない
刺され記憶を失った事は事実として分かっていても
その後の自身の行動を受け入れられていない
バカな男で済む話じゃない
俺はつくしに人生の掛かった決断を
無理やり強いたんだ
あいつの性格は嫌ってほど分かっている
例えそれしか選択肢がなかったとしても
その中で悩み考え最良の答えを出し
そして‥
決めたら
二度と覆す事はない
あの時
つくしは何を考え
どう感じていたのか?
今となっては知る術はない
だけど知りたい
答えを探すように俺が手にしたのは
今朝ババァが置いて行った離婚協議書だった
中に書かれている文面に自身を殴り殺したくなる
余りにも一方的な内容
金ならやるから俺の前から消えろと言っているようなもんだ
最低だよな
結婚する時、俺はなんて言った?
弁護士を目指していたあいつに対して
全面的にサポートするからっつたんだぞ!
それなのに
弁護士のあいつを物流倉庫に移動させて仕事を取り上げ
それだけじゃなく訳の分かんねぇ看護師の女を側に置き
誰の忠告も聞き入れず俺の周りに残るあいつの痕跡を徹底的に排除させていた
あの部屋も‥
二人一緒に暮らしていたあの部屋さえも
離婚成立後すぐに処分させていた
もう
帰る場所さえ
残っていない‥
それでもやっぱり溢れだすのは
あいつに対する愛情だけで気がつけば
何度も何度も滋のスマホをリダイヤルしていた
何度も呼び出し音は鳴るものの応答は無い滋
そのうち電源が落とされたのか呼び出し音さえ鳴らなくなってしまった
記憶が戻って1週間
どれほど精神的ダメージを受けていたとしても
仕事は待った無し
今回ばかりはどいつもこいつも全く協力的じゃない
滋に三条に類
この三人は関しては全面的にあいつの味方なのは簡単に予想出来たが
あきらに総二郎、そして西田の口の固さは予想外だった
あいつの連絡先を教えろと迫る俺に対して
二人共に"鉄の女に殺されたくねぇ!"と口を揃えて拒否りやがるし
西田にしても"わたくしはまだ首になりたくはございませんので"とか言いやがって!
ババァより先に俺が首にしてやろうか?!
心の中でいくら悪態をついてみたところで
八方塞がりで手立てが見つからない
そんな俺に糸口を示してくれたのはタマだった
記憶が戻ってから仕事が終われば真っ直ぐに屋敷に帰り
部屋で一人酒を飲むだけの俺にタマは何も言わず
ずっと見守り続けてくれていた
「坊っちゃん、つくしと話がしたいのであれば
そこに書かれている通り弁護士さんを通して
連絡してみればいかがですか?」
離婚する時に交わしていた協議書に書かれていた一文
"連絡は互いの弁護士を通して‥"
ったく!
まどろっこしい条件つけやがって!
「わざわざその条件をお付けになられたのは坊っちゃんでございますよ」
「チッ」
思わず口から漏れた言葉にすかさず突っ込んできたタマに
舌打ちを返しババァが置いて行ったままの離婚協議書を手に取った

応援ありがとうございます。