永遠じゃない‥ 10
本日も苦悩する司君の『永遠じゃない‥』です。🎶
連絡取れたのかしら?
それではどうぞ~✴
私信です
☆様
こんばんは~✴
コメントありがとうございます。😆
動けないなんて彼らしくないのですが
今回ばかりは‥😅
もう少し反省と苦悩の日々が続きます❗
葉○様
こんばんは😃🌃
コメントありがとうございます。😆
今回は楓さんブロックが強力でなかなか思うように
進まない司君です❗イライラしながらもそれ以上に
苦悩の方が大きくて前に進めません‥😅
西田を通じて顧問婚弁護士と連絡を取り
あいつに連絡を取りたいと申し出た
クソッ!
めんどくせぇ!
あいつに辿り着くまでに一体
何人の人間を間に挟まなきゃいけねぇーんだよ!?
だけど今はこの方法しか無い
まどろっこしくて
めんどくせぇけど
これが俺の贖罪だと思っているから
大人しく弁護士からの連絡を待っている
弁護士から返事が届いたのは5日後
イライラしながら
まだかまだかと待ち続けた返事
"つくし様は現在、海外に滞在されておられるようなので
司様よりの伝言はお伝えいたしましたが
お返事はまだいただけておりません"
弁護士からの連絡を淡々と読み上げる西田に
思わず手にしていたファイルを投げつけた
「5日も掛かってそれだけか?!」
「はい、弁護士からは申し訳ございませんが
今しばらくお時間を頂きたいと言付かっております」
「海外って何処だ?!」
「そこまでは聞いておりません」
「弁護士に聞いてんじゃねぇーよ!
お前に聞いてんだよ!西田!
お前はあいつが何処にいるか知ってんだろ?!」
「はい、存じ上げておりますが
司様にお教えする事は出来ません。
申し訳ございません」
「てめぇは一体誰の秘書だ?!
そんなにババァに首にされんのが怖いのか?!」
「いえ、そういう訳ではございません」
「じゃあどういう訳なんだよ!?
ババァに代わって俺が首にしてやろーか!?」
記憶が戻って約2週間
まだたった2週間
西田に当たっても何も変わらないことも分かっている
分かっているが
だけど
心と身体が一歩も踏み出せない現実に悲鳴を上げ続けていて
目の前にある物を全てぶち壊したい衝動にかられる
その時、ノックも無しにオフィスのドアが開き
ババァが入って来た
秘書を伴い俺のオフィスに入って来たババァは
ゆっくりと俺の前まで歩いてくると
「オフィスの外にまであなたの怒鳴り声が響いていますよ」
「なんの用だよ?!」
「全くあなたは思い出したら思い出したで懲りない人ね」
「うるせぇーんだよ!
そもそもてめぇがあいつの情報を出させねぇーから
こんな事になってんだろーが!
さっさとあいつの連絡先教えやがれ!」
「それを聞いてあなたはどうするおつもりなのかしら?」
デスクの前で俺を見下ろすように立つババァ
「そんなん決まってんだろーが!
あいつを取り戻すんだよ!
てめぇはさっさとあいつとの養子縁組を解消しろよ!」
「養子縁組についてあなたの指図は必要ありません。
それにあの子は今、人生の大切な岐路に立っているんです
邪魔することは例え誰であっても許しませんからそのおつもりで」
「人生の岐路ってなんだよ?!
あいつは今、何処で何やってんだよ?!」
「あの子は今、将来の伴侶となるかもしれない方と旅行中です」
将来の伴侶‥?
それって
あいつに男がいるってことか?
「ざけんな!ざけんな!
あいつに男だと!?ふざけんな!」
あいつが俺以外の男と旅行中だと!?
自分でも訳が分からないくらい頭に血が登り
デスクの上にある物を片っ端からババァ目掛けて投げつけた
自分でも
自分が狂っているのが分かる
声が掠れるほど意味不明な罵詈雑言をババァに投げつけながら
暴れ回る俺に冷ややかな視線を向けるだけで
表情を変えないババァ
「あなたが何をどう言おうともこれは事実です。
あの子と話がしたいのであれば今は大人しく連絡を待ちなさい」
"2週間もすれば帰ってくるでしょう"
最後にそう言い残してオフィスから出て行ってしまったババァ
残されたのは沸騰するように沸き上がる怒りと
その熱さとは真逆の指先の冷たさを
拳を強く握ることで誤魔化そうする俺
文字通り
立ち尽くしたまま
動けない
「司様、つくし様のお相手は仕事関係で出会われた方のようでございすが
わたくしもそこまでしか存じ上げておりません」
西田の言葉に顔を上げると
そこにあったのは少し哀れみを浮かべたような西田の顔だった

応援ありがとうございます。