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Bunker 8

こんばんは🌙😃❗
遅くなってごめんなさいm(__)m
ちょっとバタバタしております‥😅
本日の『Bunker』です。🎶
え~一気に状況説明?って感じです。
それではどうぞ~✴

ごめんなさいm(__)m
ちょっとバタバタしております。
とりあえずお話しの更新だけさせていただきます。
拍手でのコメントやコメント欄へのコメありがとうございます。(#^.^#)
嬉しくムフフ💕って感じで皆さんの想像力を楽しませていただいております。
いつもはお話しをUpする時にお返事も一緒にさせていただいておりますが
本日は時間が取れないのでお返事は後日させていただきます。
よろしくお願いします。(#^.^#)









姉ちゃんが”入ってちょうだい”と道を空けてくれても
動けず立ち止まったままだったのに
類だけが大きくドアを開け躊躇う事なく室内へと足を向けた

大きく開かれたドアの向こうで真っすぐこちらを見ていたのは死んだはずの男

地獄からも追い出されて舞い戻ってきやがったのか?

なんて有り得ない妄想が頭を過ぎるほど
そこにいた男は司と瓜二つだった

「本物?」

「あぁ、本物だ」

「じゃあ死んだのは誰?」

「亜門だ」

表情を変える事なく静かに簡潔に交わされる二人の言葉についていけない

「亜門って誰?」

「覚えてねぇのかよ!
一時期つくしにチョッカイ出してた俺の偽物だよ!」

「知らない」

「オ、オイ!なんの話ししてんだよ!?
ってか…マジ司か?お前…死んでなかったのか…?」

こんな場面じゃなきゃいつものようにボケた会話してんじゃねぇよ!と
軽く突っ込みを入れるところだけれど
場面が場面だけにただ呆然としていたところで
先に我に返った総二郎が二人の間に割って入った

いろいろ疑問があるが
確かめなきゃいけない事が多すぎて何から話していいのか分からない

「騙して悪かったな。
いろいろ事情があってお前らにも本当の事が話せなかったけど
幸い俺は生きてる。犠牲になったのは俺の影武者をしてた亜門だ」

「ちょ、ちょっと待て!一気に話すな!少しづつ順を追って話せ!
それから類!お前は気付いてたのかよ?!」

とりあえず好きなとこ座ってくれと促され
それぞれ近くにあったソファーに腰を落ち着けた

「とにかく…なんて言ったらいいのかよく分かんねぇけど
お前が無事でよかった…」

「あぁ…死んだあいつには悪いけど俺もそう思ってる…」

「けど…」

「あぁ…分かってる
お前らにはマジで悪かったって思ってる
だから今さらだけど姉ちゃんに連れて来てもらった…」

「悪いと思ってんなら何があったのか一から全部正直に話せ!」

「分かった。
事の始まりは日本で俺が刺された頃だ」

「そんな前から亜門はお前の影武者なんてしてたのかよ?!」

「いや、あいつが俺の影武者を始めたのはこっちに来てからだ…ガキの頃から…」

予想だにしなかった再会が悲劇の第二幕の幕開けだった

はっきりと恐怖を認識したのはいつ頃だっただろうか…

ガキの頃から誘拐や暴漢に襲われる事を想定して
自分の身を守る術を叩きこまれてきた

それに加え体格的にも恵まれ中等部に入る頃には恐い物など何もなかった

道明寺という名前と権力で何もかもが思いのまま
従わなければ殴ればいい
気に入らなければ壊してしまえばいい

ただそれだけで俺の世界は回っていた

だから誰にも屈しなかったし
港で刺された時も恐怖なんて感じなかった

だけどその矛先が牧野にも向いている事が分かった時
俺は生まれて初めて恐怖を感じた

ガキの頃からババァや親父だけじゃなく
俺や姉貴に対する脅迫なんて日常茶飯事だったし
腕っ節には自信があったから全て無視していた

脅迫にしても様々で港の事件の時のように直接襲ってくる奴なんてのは稀で
ほとんどは殺してやるだとか襲ってやるだとか並べただけの脅迫状を送ってくるだけ

そんな物いちいち気にしていたら命が幾つあっても足りない

だけど港での一件以来、道明寺を取り巻く情況は一変し
俺も牧野も亜門もその渦に巻き込まれ
将来を大きく左右された


港で刺された直後は本当に部分的に記憶を失っていたが
退院して屋敷に戻ってすぐ牧野の事は思い出していた

退院してすぐ入院している時には一度も見舞いにも来なかったババァがいきなり帰国し
突き付けた現実に恐怖を覚えた俺はババァに従うしかなかった

俺が刺された直後に世界中に散らばる道明寺のオフィスに
ほぼ同時に小型の爆弾が送りつけられた

爆弾自体に殺傷能力は弱く
何も知らずに開封したとしても
手などに少し怪我をするくらいの威力だったが
日本やアメリカだけではなく世界中のオフィスに
同じ仕組みの物が届いた事ど一気に緊張感が高まっていた

この一件は各国で秘密裡に捜査されたが
爆弾に使用されていた物はどこの国でもホームセンターに行けば
簡単に手に入る物ばかりで
未だ犯人の特定には至っていない

ただ送りつけられた爆発物の数から
かなり大掛かりな組織が関与していると考えられていて
ババァは犯人の目星がついていない以上
俺とつくしをすぐにアメリカに移す事を決めていた

「ちょっと待て!つくしって…牧野をか?!」

「あぁ、あいつはずっと俺と一緒にこっちで生活してる。
俺達はこっちに来た一年後に結婚して
来月には二人目が生まれる」

「ハァ?なんだそれ?」

「騙してて悪かった」

「いいから早く続き話して」

「あぁ…」




牧野さんも一緒に…

ご両親には承諾をいただいています…

後はあなたが本人を説得するだけです…

ババァの言葉は衝撃的だった

牧野さんも一緒に…そう言われた時は一瞬嬉しかった

あいつと離れなくてすむ
これからも一緒にいられる
だけど事態はそんな短絡的な物じゃなかった

ババァの元に送りつけられていた隠し撮りされたと思われる写真の中に
牧野を映した物も含まれていた

実際は牧野だけじゃなく牧野の家族や親友、バイト先の女将と談笑している姿や
英徳の非常階段で類と一緒にいる姿
そして最悪なのは当時、牧野が住んでいたボロアパートの室内まで撮影した写真まであった

標的が道明寺の人間だけではなく
牧野にまで及んでいた為
ババァは得体の知れない脅迫者から牧野達を守るため渡米を決めたのだった

牧野は当初、俺と一緒に渡米する事に戸惑いを感じ
なかなか首を縦には振ってくれなかったが
隠し撮りされた写真を見て事の重大さを理解したのか
俺と一緒に渡米し以後ずっと一緒に暮らしている

牧野と牧野の家族が突然消え類達が不審に感じるだろう事も考慮し
引越した先には歳格好のよく似た家族を住まわせ
二重三重にガードを掛け今日まで過ごしてきた









応援ありがとうございます。
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kirakira
Posted bykirakira

Comments 4

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2020/02/14 (Fri) 06:45 | EDIT | REPLY |   

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2020/02/14 (Fri) 11:44 | EDIT | REPLY |   
kirakira

kirakira  

瀬○様

こんにちは~♥
コメントありがとうございます。😆

春ですねぇ~✴まだ2月なんですが‥😅
暖かくてちょうどいいですよね❗😆💕✨

亜門が影武者をしていて犠牲になったのは彼でした!
あきら君達にも内緒にしていた事が次々と明るみに出てきて
やっとF4が揃ったので解決に向けて動き出します❗\(^-^)/

2020/02/14 (Fri) 16:14 | EDIT | REPLY |   
kirakira

kirakira  

t○e○o.様

こんにちは✨😃❗
コメントありがとうございます。😆

犠牲になったのは影武者をしていた亜門だったんです!🌠
司君って外見も特徴的なので日本だと成立しなかったでしょうが
アメリカなら大丈夫かなぁ?っと思ってソックリさんの亜門に
登場してもらいました!🎵

バレンタインデーですね🎵
ムフフ💕私も同じです❗
昔はわざわざデパートとかに買いに行っていましたが
今ではめんどくさい‥😅(笑)
近場で済ませてます❗食べれば一緒ですよね❗\(^-^)/(笑)

2020/02/14 (Fri) 16:20 | EDIT | REPLY |   

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