Fly High 88
こんばんは。(#^.^#)
お引っ越しです。🎶
それではどうぞ~✴
親父の言葉が一瞬、理解出来ず出遅れた
バタンと親父が閉めたドアの音で我に返り
上着を掴んでもつれそうになる足で慌てて親父の後を追いかけた
クソッ!
二人して俺様をコケにしやがって!!
エレベーターの前で親父に追いつき横に並ぶように立つと
「忙しいんじゃなかったのかね?」
「うるせぇー!仕事ならきっちりやってやるからグダグダ言うな!
俺様もあいつの再就職を祝ってやるんだよ!」
イラつく俺に楽しそうな親父
牧野に会えるのだから楽しいはずなのに
親父が邪魔だ!!
親父のリムジンに一緒に乗り込み牧野との待ち合わせ場所へと向かう
親父が牧野と待ち合わをしていた場所はブロードウェイにあるシアター前
なんでこんな場所で待ち合わせしてんだよ?と
不思議がる俺様に親父が一言
"なんだかデートみたいで楽しいだろう?"と
ウインクしやがった!
気持ち悪ぃ~んだよ!
いい年して息子にウインクなんてしてんじゃねぇーよ!
親父にエスコートされてリムジンに乗り込んできた牧野は
俺が一緒な事に少しだけ驚いたような表情を浮かべたけど
それも一瞬で元に戻りにこやかに親父と話しを始めている
親父がエスコートするレストランで
親父が選んだワインで乾杯して
親父がオーダーした料理を食って‥
牧野との久々の食事なのに全く楽しめねぇ!!
正直、なにを喰ってどんな話をしたのかも覚えていない‥
ただただず~っと牧野に見惚れていただけで
2時間があっという間に過ぎてしまった
食事が終わりレストランを出る時に親父の携帯に秘書から連絡があり
親父はあっさりと俺に牧野を送って行くように告げると仕事に戻ってしまった
思いがけず牧野と二人っきりの時間
屋敷に帰るという牧野を送って行く車中
向かい合って座るあいつに数々の疑問をぶつけてみる
「なんで親父とメシ食う約束なんてしてんだよ?!」
「なんでって‥誘っていただいたから‥それだけよ」
「お前、俺様が誘ったら断っただろ!?」
「子供みたいなこと言わないでくれる?
先に総裁とお約束してたから断っただけよ」
「上司の俺とはメシ喰わねぇーって言ってたじゃねぇーかよ!?」
「プッ‥」
「笑うな!」
「だって‥そんな事、気にしてたんだって思ったら可笑しくて‥」
「俺様はすんげぇ傷ついてんだよ!」
「さっきも言ったでしょ?公私混同はしないって。
私が秘書になってあんたの仕事の効率が落ちたなんて言われたくないし、
何より私は仕事をきっちりとこなしたいのよ。
だからあんたも協力してよね」
「お前にお願いされなくても仕事はきっちりやってんだよ!
それよりも!俺様とメシ喰いたくないなんて言うな!
仕事はちゃんとやってやるからプライベートな時間はダチとして
今まで通り俺様に接しろ!いや!今までどおりじゃなくて!もっと俺様に優しくしろ!」
「クスッ‥なによそれ?」
「いいから俺様にもっと優しくしろって言ってんだよ!」
「優しくねぇ‥クスッ分かったわ。
それじゃあ明日っからヨロシクね道明寺」
なんか上手~く誤魔化されてしまっているような気もしねぇーでもないけど
ちょうど俺達を乗せたリムジンがライズ家のゲートに滑り込んだ
牧野はリムジンから降りぎわに
"今日はありがとう。また明日ね"
と残しあっさりと屋敷の中へと消えて行ってしまった
"また明日ね"
あいつが最後に言った言葉
また明日‥
あいつに会える!
明日だけじゃない!
これからは毎日あいつと一緒にいられる
そう考えただけでなんかもう全部がどうでもよくなってくる
俺様はかなりイカレてる‥

応援ありがとうございます。
お引っ越しです。🎶
それではどうぞ~✴
親父の言葉が一瞬、理解出来ず出遅れた
バタンと親父が閉めたドアの音で我に返り
上着を掴んでもつれそうになる足で慌てて親父の後を追いかけた
クソッ!
二人して俺様をコケにしやがって!!
エレベーターの前で親父に追いつき横に並ぶように立つと
「忙しいんじゃなかったのかね?」
「うるせぇー!仕事ならきっちりやってやるからグダグダ言うな!
俺様もあいつの再就職を祝ってやるんだよ!」
イラつく俺に楽しそうな親父
牧野に会えるのだから楽しいはずなのに
親父が邪魔だ!!
親父のリムジンに一緒に乗り込み牧野との待ち合わせ場所へと向かう
親父が牧野と待ち合わをしていた場所はブロードウェイにあるシアター前
なんでこんな場所で待ち合わせしてんだよ?と
不思議がる俺様に親父が一言
"なんだかデートみたいで楽しいだろう?"と
ウインクしやがった!
気持ち悪ぃ~んだよ!
いい年して息子にウインクなんてしてんじゃねぇーよ!
親父にエスコートされてリムジンに乗り込んできた牧野は
俺が一緒な事に少しだけ驚いたような表情を浮かべたけど
それも一瞬で元に戻りにこやかに親父と話しを始めている
親父がエスコートするレストランで
親父が選んだワインで乾杯して
親父がオーダーした料理を食って‥
牧野との久々の食事なのに全く楽しめねぇ!!
正直、なにを喰ってどんな話をしたのかも覚えていない‥
ただただず~っと牧野に見惚れていただけで
2時間があっという間に過ぎてしまった
食事が終わりレストランを出る時に親父の携帯に秘書から連絡があり
親父はあっさりと俺に牧野を送って行くように告げると仕事に戻ってしまった
思いがけず牧野と二人っきりの時間
屋敷に帰るという牧野を送って行く車中
向かい合って座るあいつに数々の疑問をぶつけてみる
「なんで親父とメシ食う約束なんてしてんだよ?!」
「なんでって‥誘っていただいたから‥それだけよ」
「お前、俺様が誘ったら断っただろ!?」
「子供みたいなこと言わないでくれる?
先に総裁とお約束してたから断っただけよ」
「上司の俺とはメシ喰わねぇーって言ってたじゃねぇーかよ!?」
「プッ‥」
「笑うな!」
「だって‥そんな事、気にしてたんだって思ったら可笑しくて‥」
「俺様はすんげぇ傷ついてんだよ!」
「さっきも言ったでしょ?公私混同はしないって。
私が秘書になってあんたの仕事の効率が落ちたなんて言われたくないし、
何より私は仕事をきっちりとこなしたいのよ。
だからあんたも協力してよね」
「お前にお願いされなくても仕事はきっちりやってんだよ!
それよりも!俺様とメシ喰いたくないなんて言うな!
仕事はちゃんとやってやるからプライベートな時間はダチとして
今まで通り俺様に接しろ!いや!今までどおりじゃなくて!もっと俺様に優しくしろ!」
「クスッ‥なによそれ?」
「いいから俺様にもっと優しくしろって言ってんだよ!」
「優しくねぇ‥クスッ分かったわ。
それじゃあ明日っからヨロシクね道明寺」
なんか上手~く誤魔化されてしまっているような気もしねぇーでもないけど
ちょうど俺達を乗せたリムジンがライズ家のゲートに滑り込んだ
牧野はリムジンから降りぎわに
"今日はありがとう。また明日ね"
と残しあっさりと屋敷の中へと消えて行ってしまった
"また明日ね"
あいつが最後に言った言葉
また明日‥
あいつに会える!
明日だけじゃない!
これからは毎日あいつと一緒にいられる
そう考えただけでなんかもう全部がどうでもよくなってくる
俺様はかなりイカレてる‥

応援ありがとうございます。
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