BARBAR道明寺 1
こんにちは。
本日は『BARBAR道明寺』です。🎶
このお話しは本宅でもUpしていなくて
お友達のお宅の20万打の記念に"祝いじゃ~受け取れ~!"と
乱暴にぶん投げたお話しです。💕なので読んだ事のある方もいらっしゃるかと思いますが
閉塞感しか感じない毎日で新しく始めたお話しも暗い感じだし‥😅
なにかちょっとホッコリするような明るいお話しをと思い『Family』か『御曹司』か『万有引力』でと考えましたが
なかなか続きが出てこなくて‥💧古いお話しを倉庫から引っ張り出してきました!🎵
内容はラブラブというよりおバカ~な感じで本宅shortのカテゴリーにあります『Every day』の続編になります。
大変な毎日ですが一日の数分間だけでもいろんな嫌な事を忘れて相変わらずな仲間達で楽しんで頂ければと
思っております。(#^.^#)
それではどうぞ~✴
私信です
☆様
こんにちは✨😃❗
コメントありがとうございます。😆
了解です❗(笑)
彼も反省しているようなのでそろそろ
本来の彼に戻ってもらいますね🎵💕
葉○様
こんにちは~💕
コメントありがとうございます。😆
まだ後悔の嵐の真っ只中にいますが
この先はきっと本来の彼に戻ってくれるはずです!💕
五月晴れ
季節ごとのお天気を表す言葉はいくつも存在しているけれど
GWが明けた5月の第2週
まさにそんな言葉がぴったりとくる爽やかな風が頬を撫でる午後
こんな日は中庭の芝生の上で流れる雲を眺めながら風に吹かれていたいのだが
夕べ降っていた雨のせいで芝生はまだ濡れている
その為、俺達はみな大学部のカフェで大きなガラス窓の向こうの空をぼんやりと眺めていた
お昼時のカフェは多くの生徒で賑わっている
いつもなら話し声や椅子を引く音、食器の音なんかが響いているのだが
今日は耳障りなヤローの悲鳴が鳴り響いている
ヤローの悲鳴をBGMに飲むコーヒーほど不味いものはない
せっかくの五月晴れも開け放たれている窓から入ってくる爽やかな風も
俺達の心に平和と安定をもたらしてくれる自然の恵み全てが一人の‥
いや‥一匹の猛獣のお陰で台無しだ
悲鳴を上げさせているのはもちろん猛獣で
悲鳴を上げているのはいつもなら猛獣の相方の珍獣牧野のはずなんだけど
今日は違う
悲鳴を上げているのは英徳の男子生徒
だけど殴られているわけじゃない
最近の司は人を殴ると自分が牧野に殴られるという学習がきちんと出来ているため
余程の事が無い限り‥
って‥
司の場合は今までがその時の感情のままに人を殴りすぎていただけなのだが
とにかく牧野の調教のお陰ですっかり暴力男を返上している
その司がどうして他人に悲鳴を上げさせているかと言うと
それは先日の中庭無制限追いかけっこ一本マッチまで遡る
どうやらあの時の追いかけっこはヤローの悲鳴を子守唄にテーブルに突っ伏しているこの男が原因だったらしい
あの日、午前中に非常階段で類は牧野の髪を切っていた
以前、高等部のころ、牧野が捕まり助けに行った司が大怪我を負った事件の時
牧野は長かった髪を切られそれ以来ずーっと肩口までの髪型を続けている
そしてその髪型を維持するのに一役も二役もかっていたのが類で
1~2ヶ月に一度の割合で類は牧野の髪を切っていた
俺と総二郎は何となくその事に気付いていたが司は全く知らなかったらしい
そして先日、晴れて牧野の秘密を一つ知り
嫉妬して牧野を追い掛け回していた
まぁ司の気持ちも分からないでもない
とにかくあのヤキモチ焼きで独占欲の強い男は日頃から牧野の全ては自分の物で
たとえ髪の毛一本でも他の男が触る事を許さないと公言している
大学内では司が目を光らせている成果もあって今のところ牧野に近づこうとする
チャレンジャーは出てきていない
類にしたって今さら牧野に対して恋愛感情があるかどうかは怪しいところだけれど
とにかく司は類に対して異常なほど警戒心を抱いている
類は司をからかって遊んでいるだけだと思うが
傍から見ている俺達にそれは恐ろしく滑稽に映る
普通に考えてみても大学生にもなって一日の大半は寝ている男と
常に忙しそうに動いている女が非常階段で会っている
会っているだけじゃなくて髪を切ってもらっている
18の女が美容室に行く金がもったいないからって
19の男にカッターで髪を切ってもらっている
これはどう考えても普通には見えない状況なのに
その事に嫉妬して異常なライバル心をむき出しにしているもう一人の男
そしてその男のライバル心がカフェで大惨劇を巻き起こしている
『ギャー!ど、道明寺さんもう止めてくださ~い!!』
『うるせぇー!男のクセにグダグダ泣き言言ってんじゃねぇーー!
じっとしてねぇーと耳切り落とすぞ!!』
カフェ中に響き渡っている叫び声と怒鳴り声に溜息しか出てこない
「ハァ~なぁ、総二郎?
そろそろアレ止めてやった方がいいんじゃねぇーか?」
「素手でも近寄りたくねぇーのになにが悲しくて刃物持ってるあのバカに
近付かなきゃなんねぇーんだよ!止めたきゃお前一人で行って来いよ!」
俺の提案も一刀両断で却下
確かに総二郎の言うとおりかもしれない
刃物持ってるあのバカに近づける奴なんてそうそういねぇーわな
俺だって一人じゃヤダし
「そんなに止めたきゃ牧野呼ぶしかねぇーだろ?
あいつ今日出てきてんだろ?」
「そーだな‥あいつ呼び出すか‥」
再び溜息と共に携帯で牧野を呼び出した

応援ありがとうございます。
本日は『BARBAR道明寺』です。🎶
このお話しは本宅でもUpしていなくて
お友達のお宅の20万打の記念に"祝いじゃ~受け取れ~!"と
乱暴にぶん投げたお話しです。💕なので読んだ事のある方もいらっしゃるかと思いますが
閉塞感しか感じない毎日で新しく始めたお話しも暗い感じだし‥😅
なにかちょっとホッコリするような明るいお話しをと思い『Family』か『御曹司』か『万有引力』でと考えましたが
なかなか続きが出てこなくて‥💧古いお話しを倉庫から引っ張り出してきました!🎵
内容はラブラブというよりおバカ~な感じで本宅shortのカテゴリーにあります『Every day』の続編になります。
大変な毎日ですが一日の数分間だけでもいろんな嫌な事を忘れて相変わらずな仲間達で楽しんで頂ければと
思っております。(#^.^#)
それではどうぞ~✴
私信です
☆様
こんにちは✨😃❗
コメントありがとうございます。😆
了解です❗(笑)
彼も反省しているようなのでそろそろ
本来の彼に戻ってもらいますね🎵💕
葉○様
こんにちは~💕
コメントありがとうございます。😆
まだ後悔の嵐の真っ只中にいますが
この先はきっと本来の彼に戻ってくれるはずです!💕
五月晴れ
季節ごとのお天気を表す言葉はいくつも存在しているけれど
GWが明けた5月の第2週
まさにそんな言葉がぴったりとくる爽やかな風が頬を撫でる午後
こんな日は中庭の芝生の上で流れる雲を眺めながら風に吹かれていたいのだが
夕べ降っていた雨のせいで芝生はまだ濡れている
その為、俺達はみな大学部のカフェで大きなガラス窓の向こうの空をぼんやりと眺めていた
お昼時のカフェは多くの生徒で賑わっている
いつもなら話し声や椅子を引く音、食器の音なんかが響いているのだが
今日は耳障りなヤローの悲鳴が鳴り響いている
ヤローの悲鳴をBGMに飲むコーヒーほど不味いものはない
せっかくの五月晴れも開け放たれている窓から入ってくる爽やかな風も
俺達の心に平和と安定をもたらしてくれる自然の恵み全てが一人の‥
いや‥一匹の猛獣のお陰で台無しだ
悲鳴を上げさせているのはもちろん猛獣で
悲鳴を上げているのはいつもなら猛獣の相方の珍獣牧野のはずなんだけど
今日は違う
悲鳴を上げているのは英徳の男子生徒
だけど殴られているわけじゃない
最近の司は人を殴ると自分が牧野に殴られるという学習がきちんと出来ているため
余程の事が無い限り‥
って‥
司の場合は今までがその時の感情のままに人を殴りすぎていただけなのだが
とにかく牧野の調教のお陰ですっかり暴力男を返上している
その司がどうして他人に悲鳴を上げさせているかと言うと
それは先日の中庭無制限追いかけっこ一本マッチまで遡る
どうやらあの時の追いかけっこはヤローの悲鳴を子守唄にテーブルに突っ伏しているこの男が原因だったらしい
あの日、午前中に非常階段で類は牧野の髪を切っていた
以前、高等部のころ、牧野が捕まり助けに行った司が大怪我を負った事件の時
牧野は長かった髪を切られそれ以来ずーっと肩口までの髪型を続けている
そしてその髪型を維持するのに一役も二役もかっていたのが類で
1~2ヶ月に一度の割合で類は牧野の髪を切っていた
俺と総二郎は何となくその事に気付いていたが司は全く知らなかったらしい
そして先日、晴れて牧野の秘密を一つ知り
嫉妬して牧野を追い掛け回していた
まぁ司の気持ちも分からないでもない
とにかくあのヤキモチ焼きで独占欲の強い男は日頃から牧野の全ては自分の物で
たとえ髪の毛一本でも他の男が触る事を許さないと公言している
大学内では司が目を光らせている成果もあって今のところ牧野に近づこうとする
チャレンジャーは出てきていない
類にしたって今さら牧野に対して恋愛感情があるかどうかは怪しいところだけれど
とにかく司は類に対して異常なほど警戒心を抱いている
類は司をからかって遊んでいるだけだと思うが
傍から見ている俺達にそれは恐ろしく滑稽に映る
普通に考えてみても大学生にもなって一日の大半は寝ている男と
常に忙しそうに動いている女が非常階段で会っている
会っているだけじゃなくて髪を切ってもらっている
18の女が美容室に行く金がもったいないからって
19の男にカッターで髪を切ってもらっている
これはどう考えても普通には見えない状況なのに
その事に嫉妬して異常なライバル心をむき出しにしているもう一人の男
そしてその男のライバル心がカフェで大惨劇を巻き起こしている
『ギャー!ど、道明寺さんもう止めてくださ~い!!』
『うるせぇー!男のクセにグダグダ泣き言言ってんじゃねぇーー!
じっとしてねぇーと耳切り落とすぞ!!』
カフェ中に響き渡っている叫び声と怒鳴り声に溜息しか出てこない
「ハァ~なぁ、総二郎?
そろそろアレ止めてやった方がいいんじゃねぇーか?」
「素手でも近寄りたくねぇーのになにが悲しくて刃物持ってるあのバカに
近付かなきゃなんねぇーんだよ!止めたきゃお前一人で行って来いよ!」
俺の提案も一刀両断で却下
確かに総二郎の言うとおりかもしれない
刃物持ってるあのバカに近づける奴なんてそうそういねぇーわな
俺だって一人じゃヤダし
「そんなに止めたきゃ牧野呼ぶしかねぇーだろ?
あいつ今日出てきてんだろ?」
「そーだな‥あいつ呼び出すか‥」
再び溜息と共に携帯で牧野を呼び出した

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