BARBAR道明寺 3
こんにちは。(#^.^#)
『BARBAR道明寺』です。🎶
それではどうぞ~✴
「じゃあアレどうすんだよ?
このままにしとくのか?いいのか?
このままだと英徳中のヤローが坊主頭になる日は近いぞ!
お前のせいで!!」
「なっ!あ、あたしのせい‥って!」
「当たり前だろ?!
司はお前の髪を切る練習してんだから」
「じょ、冗談じゃないわよ!あんた達、親友でしょ?!
付き合い長いんでしょ?!だったらあんた達が止めて来なさいよ!
ホラ!早く止めて来ないと今度は美作さん達の髪を切るって言い出すわよ!」
ほぉ~牧野‥お前もなかなか言い返すようになってきたな!
でも、まだまだなんだよ!
「お前、ちょっとあきらと席替われよ!」
総二郎も俺と同じ事を考えているらしい
「ど、どうしてよ!?」
急に俺と席を替われと言われ牧野が怪しんでいる
「いいから!ちょっとだけそっちに移れよ!」
強引に牧野を俺の座っていた席へと移動させた
次はテーブルに突っ伏したままの類をたたき起こす
「オイ!類!牧野が来たぞ!
起きろ!!」
「ちょ、ちょっと西門さん!
気持ち良さそうに寝てるのに起こしちゃ可哀相だよ!」
一日の半分以上を寝てる奴を起こして全然可哀相じゃねぇーんだよ!
むしろヤローの悲鳴を聞きながらコーヒーを飲んでる俺達の方が可哀相なんだよ!
「いいんだよ!こいつは何時も寝てんだから!!」
「オイ!起きろ~!牧野だぞ~~!!」
「ん~‥牧野?」
牧野には反応すんだな
「そうだ!牧野だぞ!
寝てる場合じゃねぇーぞ!」
「ん~~~‥」
軽く背中を動かし頭を上げた類は牧野を見とめると寝ぼけた顔のままでニッコリと微笑んでいる
「牧野‥おはよ‥」
「お、おはよ‥ってもうお昼過ぎてるよ花沢類」
「ん‥牧野?ここどうしたの?赤くなってるよ」
牧野の言葉を軽くスルーした類はさっきベンチで打って赤くなっているおでこに
指先で軽く触れた
撫でられている牧野は案の定、首まで真っ赤にして固まっている
よし!今だな!!
総二郎に軽く目配せをすると
「オ~イ!司~!
牧野が類に襲われてるぞぉ~~!!」
総二郎が振り返り大声で司に向かって叫ぶ
「ちょ、ちょっと!西門さん!なに言ってんのよー!!」
真っ赤になって固まっていた牧野が弾かれたように椅子から立ち上がり
慌てて総二郎の口を押さえようと手を伸ばしきたところを寸で所で交わすと
もう一度大声を上げた
「いいのかぁ~~!?牧野が類に喰われちまうぞぉ~~!!」
よ~くよ~く考えれば真昼間のカフェでそんな事有りねぇーっつう事に
気付くはずなのだがあのバカには通用しない
髪を切っていた男を突き飛ばしこちらへと向かってダッシュしてくる司
牧野は違う意味で固まっている
「類ーー!牧野から離れろーー!!」
鬼のような形相の司が大声を上げる
作戦成功!っと
後は牧野に任せとけば大丈夫だろう
俺達の座るテーブルまで飛んできた司は類を椅子ごと引き倒すと
牧野を力一杯抱き寄せた
「きゃ!ちょっと何すんのよ!!
花沢類、大丈夫?!」
「類なんてほっとけ!
お前は大丈夫か?類にどこ触られたんだよ!?」
「もうバカ!どっこも触られてないわよ!」
牧野は怒鳴り返しながらも司の腕から逃れようともがいている
「嘘つけ!ここ赤くなってんだろ?!
何されたんだよ!?クソッ!類のヤロー!ぶっ殺す!!」
「こ、ここは関係ないの!
本当に花沢類には何にもされてないから、落ち着いてよ!」
「本当か?!じゃあどうしてここ赤くなってんだよ!?」
「離してくれたら説明する‥」
「本当だな?逃げんじゃねぇーぞ!」
「逃げないわよ!」
逃げないと宣言した牧野から司は渋々身体を離したが
腕は掴んだままだ
俺らの作戦はひとまず成功だな
ヤローの悲鳴も聞こえなくなったし
後は牧野が上手く司を宥めてくれれば一件落着で
俺達に穏やかなコーヒータイムが戻ってくる!
はず‥
だったのだが‥
とりあえず椅子に腰を下ろした司はそのまま牧野を横抱きにして自分の膝に乗せた
「ちょっと!恥ずかしいから下ろして!」
「ダメだ!」
牧野の腰をがっちりと押さえたまま司が言い切る
「それよりも早く説明しろよ!」
「せ、説明したら下ろしてくれる?」
「答えにもよるな。
とにかくさっさと教えろよ!
じゃなきゃずっとこのままだぞ!!」
「わ、分かったわよ!これはさっきベンチに蹴躓いた時に打っただけよ!
もー恥ずかしい!!」
真っ赤になった牧野がやけくそ気味に叫んでいるが司は疑っている
「お前、嘘つくんだったらもう少しまともな嘘つけよな!
ベンチに蹴躓くってどういう状況なんだよ?!それになんでこんなとこ打つんだよ!?」
「そ、それは‥両手が塞がってて‥嘘じゃないわよ!
美作さんたちも見てたんだし‥」
「本当か?」
司が確認するように俺達に鋭い視線を向けてくる

応援ありがとうございます。
『BARBAR道明寺』です。🎶
それではどうぞ~✴
「じゃあアレどうすんだよ?
このままにしとくのか?いいのか?
このままだと英徳中のヤローが坊主頭になる日は近いぞ!
お前のせいで!!」
「なっ!あ、あたしのせい‥って!」
「当たり前だろ?!
司はお前の髪を切る練習してんだから」
「じょ、冗談じゃないわよ!あんた達、親友でしょ?!
付き合い長いんでしょ?!だったらあんた達が止めて来なさいよ!
ホラ!早く止めて来ないと今度は美作さん達の髪を切るって言い出すわよ!」
ほぉ~牧野‥お前もなかなか言い返すようになってきたな!
でも、まだまだなんだよ!
「お前、ちょっとあきらと席替われよ!」
総二郎も俺と同じ事を考えているらしい
「ど、どうしてよ!?」
急に俺と席を替われと言われ牧野が怪しんでいる
「いいから!ちょっとだけそっちに移れよ!」
強引に牧野を俺の座っていた席へと移動させた
次はテーブルに突っ伏したままの類をたたき起こす
「オイ!類!牧野が来たぞ!
起きろ!!」
「ちょ、ちょっと西門さん!
気持ち良さそうに寝てるのに起こしちゃ可哀相だよ!」
一日の半分以上を寝てる奴を起こして全然可哀相じゃねぇーんだよ!
むしろヤローの悲鳴を聞きながらコーヒーを飲んでる俺達の方が可哀相なんだよ!
「いいんだよ!こいつは何時も寝てんだから!!」
「オイ!起きろ~!牧野だぞ~~!!」
「ん~‥牧野?」
牧野には反応すんだな
「そうだ!牧野だぞ!
寝てる場合じゃねぇーぞ!」
「ん~~~‥」
軽く背中を動かし頭を上げた類は牧野を見とめると寝ぼけた顔のままでニッコリと微笑んでいる
「牧野‥おはよ‥」
「お、おはよ‥ってもうお昼過ぎてるよ花沢類」
「ん‥牧野?ここどうしたの?赤くなってるよ」
牧野の言葉を軽くスルーした類はさっきベンチで打って赤くなっているおでこに
指先で軽く触れた
撫でられている牧野は案の定、首まで真っ赤にして固まっている
よし!今だな!!
総二郎に軽く目配せをすると
「オ~イ!司~!
牧野が類に襲われてるぞぉ~~!!」
総二郎が振り返り大声で司に向かって叫ぶ
「ちょ、ちょっと!西門さん!なに言ってんのよー!!」
真っ赤になって固まっていた牧野が弾かれたように椅子から立ち上がり
慌てて総二郎の口を押さえようと手を伸ばしきたところを寸で所で交わすと
もう一度大声を上げた
「いいのかぁ~~!?牧野が類に喰われちまうぞぉ~~!!」
よ~くよ~く考えれば真昼間のカフェでそんな事有りねぇーっつう事に
気付くはずなのだがあのバカには通用しない
髪を切っていた男を突き飛ばしこちらへと向かってダッシュしてくる司
牧野は違う意味で固まっている
「類ーー!牧野から離れろーー!!」
鬼のような形相の司が大声を上げる
作戦成功!っと
後は牧野に任せとけば大丈夫だろう
俺達の座るテーブルまで飛んできた司は類を椅子ごと引き倒すと
牧野を力一杯抱き寄せた
「きゃ!ちょっと何すんのよ!!
花沢類、大丈夫?!」
「類なんてほっとけ!
お前は大丈夫か?類にどこ触られたんだよ!?」
「もうバカ!どっこも触られてないわよ!」
牧野は怒鳴り返しながらも司の腕から逃れようともがいている
「嘘つけ!ここ赤くなってんだろ?!
何されたんだよ!?クソッ!類のヤロー!ぶっ殺す!!」
「こ、ここは関係ないの!
本当に花沢類には何にもされてないから、落ち着いてよ!」
「本当か?!じゃあどうしてここ赤くなってんだよ!?」
「離してくれたら説明する‥」
「本当だな?逃げんじゃねぇーぞ!」
「逃げないわよ!」
逃げないと宣言した牧野から司は渋々身体を離したが
腕は掴んだままだ
俺らの作戦はひとまず成功だな
ヤローの悲鳴も聞こえなくなったし
後は牧野が上手く司を宥めてくれれば一件落着で
俺達に穏やかなコーヒータイムが戻ってくる!
はず‥
だったのだが‥
とりあえず椅子に腰を下ろした司はそのまま牧野を横抱きにして自分の膝に乗せた
「ちょっと!恥ずかしいから下ろして!」
「ダメだ!」
牧野の腰をがっちりと押さえたまま司が言い切る
「それよりも早く説明しろよ!」
「せ、説明したら下ろしてくれる?」
「答えにもよるな。
とにかくさっさと教えろよ!
じゃなきゃずっとこのままだぞ!!」
「わ、分かったわよ!これはさっきベンチに蹴躓いた時に打っただけよ!
もー恥ずかしい!!」
真っ赤になった牧野がやけくそ気味に叫んでいるが司は疑っている
「お前、嘘つくんだったらもう少しまともな嘘つけよな!
ベンチに蹴躓くってどういう状況なんだよ?!それになんでこんなとこ打つんだよ!?」
「そ、それは‥両手が塞がってて‥嘘じゃないわよ!
美作さんたちも見てたんだし‥」
「本当か?」
司が確認するように俺達に鋭い視線を向けてくる

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