BARBAR道明寺 4
こんにちは。(#^.^#)
『BARBAR道明寺』です。🎶
それではどうぞ~✴
「ああ、マジだ。
そりゃ見事にベンチとキスしてたぜ」
と俺が言うと横からは総二郎が笑いながら
「でも顔面ぶつけて鼻を怪我しないでおでこを打つなんてさすが牧野だよな」
確かにこいつはいろんな才能があるな
総二郎の鼻が低いという嫌味が通じたらしく
牧野はさらに顔を真っ赤にして自分の鼻を押さえている
「ハァ~お前は本当、そそっかしい!
顔なんてぶつけて痕が残ったりしたらどうすんだよ!
もっと気をつけろよな!」
「ご、ごめん‥」
「あー!やっぱお前にSPつける!」
「や、やめてよ!SPなんて必要ないから!
これからはちゃんと気をつけるから!」
「ダメだ!今回の事だけじゃねぇーぞ!
お前はすぐにキョトキョトするし隙ばっかで心配なんだよ!」
「大丈夫!!次からはちゃんと気をつけるし!
キョトキョトなんてしてないからSPさんだけは止めて!」
根拠の無い大丈夫!を言い切った牧野は話しの流れを変えるべく
司が何かを言う前に次の言葉をたたみ掛けた
「あんたこそ人の髪切って何やってたのよ?!」
「お前の髪を切る練習してたんだよ!」
ハァ~予想通りとは言えこうもあっさりと認められるとガックリと疲れる・・
「ハァ~とにかく此処から下ろして!」
そう言うと牧野は強引に腰に回っていた司の腕を解くと
椅子に座りなおした
「いつ私があんたに髪を切ってくれって頼んだのよ!?」
「頼まれてねぇーけど俺様が切るって決めたんだよ!」
「そ、そんな事、勝手に決めないでよ!
それにまた人に迷惑掛けて!練習したいんだったら練習用の人形とかあるでしょ!?
それを使いなさいよ!!」
「うるせぇーな!俺様のする事にいちいち指図すんな!
それよりお前、髪切らせろよ!」
「イ、イヤよ!」
「切らせろ!」
「ヤダ!この前、花沢類に切ってもらったばっかりだから必要ないわよ!」
「てめぇー俺様が触りたくもねぇヤローの頭で練習までしてやってんのに断るってか?!」
なんつっー押し付けがましい理由なんだ?!
「だから!さっきから言ってるでしょ!?
頼んでないって!!」
「じゃあ俺様の納得できるように説明してみろよ!
類ならよくて俺様じゃあダメな理由を!」
「そ、それは‥花沢類は器用だしずーっと切ってもらってるから安心出来るって言うか‥
でも‥あんたは不器用だし‥乱暴だから‥怖いって言うか‥な、なんか変にされそうで嫌なのよ!」
「そんなんじゃ納得出来ねぇ!
切らせろ~!」
「ちょ、ちょっとヤダってば!
危ないから刃物持たないで!!」
思わず椅子ごと仰け反った牧野が俺の方へと倒れてきたので背中を両手で支える
「切らせろぉ~~~!!」
刃物を手に迫る司
椅子ごと仰け反り逃げようとする牧野
ハァ~
「オイ!司!ちょっと落ち着けよ!
牧野!お前もちゃんと座れ!」
「司!とりあえず刃物を手から離せ!」
「うるせぇー!お前らは黙ってろ!」
黙ってられるかバカ男!
「牧野の髪を切れるように協力してやってんだから言うこと聞けよ!」
俺の横から見かねた総二郎が助け舟を出したけどその助け舟が気に入らない女が一人
「ちょっと西門さん!余計な事言わないでよ!」
「うるせぇーな!俺らの話しを最後まで聞けよ!
いいか牧野?お前は類に髪を切ってもらってるって言ったって
伸びた毛先を少しカットしてもらってるだけだろ?」
「‥う、うん」
「だったら司もそのつもりなんじゃねぇーのか?
そーだよな司?」
「お、おう!」
「じゃあちょこっとだけ切らせてやれよ!」
「で、でも‥」
牧野はまだ躊躇してやがる‥
「大丈夫だ!俺らが一緒なんだから。
危ないと思ったらすぐに止めてやるし、司だってお前に傷つけるような事しねぇーよ!
もっと自分の彼氏を信用してやれよ!」
俺達の必死の説得に牧野は少し考えてからやっとOKを出した
「わ、分かった‥じゃあちょっとだけ‥お願いします‥」
「よし!司!OKが出たぞ!」
珍しく俺達の出した助け舟に大人しく乗っていた司はOKが出た途端嬉しそうな顔してやがる
全く分かりやすい男だ!
「牧野、後ろ向けよ」
今度は大人しく言われた通り司に背中を向けた牧野
司はまず牧野の髪を軽く撫でると満足したように一筋手に取った
俺達の視線が集中する中、司は手に取った髪に顔を近づけると
まず匂いをかいでいる
ハァ~
お前は変態か?
俺達はずーっとこんな変態バカと親友やってたのか?
見つめていると司は匂いにも満足したのか刃先を髪に当てた
んだけど‥
いっこうに切ろうとしない
痺れを切らせた牧野が早くしろと催促しているが左手で髪を掴み
右手に刃物を持ったままで司は動こうとしない
「どうしたんだ?司?」
心配になって声を掛けるが反応なし
「ど、どうみょうじ‥?」
「ハァ~ダメだ!やっぱお前の髪切れねぇ~」

応援ありがとうございます。
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「ああ、マジだ。
そりゃ見事にベンチとキスしてたぜ」
と俺が言うと横からは総二郎が笑いながら
「でも顔面ぶつけて鼻を怪我しないでおでこを打つなんてさすが牧野だよな」
確かにこいつはいろんな才能があるな
総二郎の鼻が低いという嫌味が通じたらしく
牧野はさらに顔を真っ赤にして自分の鼻を押さえている
「ハァ~お前は本当、そそっかしい!
顔なんてぶつけて痕が残ったりしたらどうすんだよ!
もっと気をつけろよな!」
「ご、ごめん‥」
「あー!やっぱお前にSPつける!」
「や、やめてよ!SPなんて必要ないから!
これからはちゃんと気をつけるから!」
「ダメだ!今回の事だけじゃねぇーぞ!
お前はすぐにキョトキョトするし隙ばっかで心配なんだよ!」
「大丈夫!!次からはちゃんと気をつけるし!
キョトキョトなんてしてないからSPさんだけは止めて!」
根拠の無い大丈夫!を言い切った牧野は話しの流れを変えるべく
司が何かを言う前に次の言葉をたたみ掛けた
「あんたこそ人の髪切って何やってたのよ?!」
「お前の髪を切る練習してたんだよ!」
ハァ~予想通りとは言えこうもあっさりと認められるとガックリと疲れる・・
「ハァ~とにかく此処から下ろして!」
そう言うと牧野は強引に腰に回っていた司の腕を解くと
椅子に座りなおした
「いつ私があんたに髪を切ってくれって頼んだのよ!?」
「頼まれてねぇーけど俺様が切るって決めたんだよ!」
「そ、そんな事、勝手に決めないでよ!
それにまた人に迷惑掛けて!練習したいんだったら練習用の人形とかあるでしょ!?
それを使いなさいよ!!」
「うるせぇーな!俺様のする事にいちいち指図すんな!
それよりお前、髪切らせろよ!」
「イ、イヤよ!」
「切らせろ!」
「ヤダ!この前、花沢類に切ってもらったばっかりだから必要ないわよ!」
「てめぇー俺様が触りたくもねぇヤローの頭で練習までしてやってんのに断るってか?!」
なんつっー押し付けがましい理由なんだ?!
「だから!さっきから言ってるでしょ!?
頼んでないって!!」
「じゃあ俺様の納得できるように説明してみろよ!
類ならよくて俺様じゃあダメな理由を!」
「そ、それは‥花沢類は器用だしずーっと切ってもらってるから安心出来るって言うか‥
でも‥あんたは不器用だし‥乱暴だから‥怖いって言うか‥な、なんか変にされそうで嫌なのよ!」
「そんなんじゃ納得出来ねぇ!
切らせろ~!」
「ちょ、ちょっとヤダってば!
危ないから刃物持たないで!!」
思わず椅子ごと仰け反った牧野が俺の方へと倒れてきたので背中を両手で支える
「切らせろぉ~~~!!」
刃物を手に迫る司
椅子ごと仰け反り逃げようとする牧野
ハァ~
「オイ!司!ちょっと落ち着けよ!
牧野!お前もちゃんと座れ!」
「司!とりあえず刃物を手から離せ!」
「うるせぇー!お前らは黙ってろ!」
黙ってられるかバカ男!
「牧野の髪を切れるように協力してやってんだから言うこと聞けよ!」
俺の横から見かねた総二郎が助け舟を出したけどその助け舟が気に入らない女が一人
「ちょっと西門さん!余計な事言わないでよ!」
「うるせぇーな!俺らの話しを最後まで聞けよ!
いいか牧野?お前は類に髪を切ってもらってるって言ったって
伸びた毛先を少しカットしてもらってるだけだろ?」
「‥う、うん」
「だったら司もそのつもりなんじゃねぇーのか?
そーだよな司?」
「お、おう!」
「じゃあちょこっとだけ切らせてやれよ!」
「で、でも‥」
牧野はまだ躊躇してやがる‥
「大丈夫だ!俺らが一緒なんだから。
危ないと思ったらすぐに止めてやるし、司だってお前に傷つけるような事しねぇーよ!
もっと自分の彼氏を信用してやれよ!」
俺達の必死の説得に牧野は少し考えてからやっとOKを出した
「わ、分かった‥じゃあちょっとだけ‥お願いします‥」
「よし!司!OKが出たぞ!」
珍しく俺達の出した助け舟に大人しく乗っていた司はOKが出た途端嬉しそうな顔してやがる
全く分かりやすい男だ!
「牧野、後ろ向けよ」
今度は大人しく言われた通り司に背中を向けた牧野
司はまず牧野の髪を軽く撫でると満足したように一筋手に取った
俺達の視線が集中する中、司は手に取った髪に顔を近づけると
まず匂いをかいでいる
ハァ~
お前は変態か?
俺達はずーっとこんな変態バカと親友やってたのか?
見つめていると司は匂いにも満足したのか刃先を髪に当てた
んだけど‥
いっこうに切ろうとしない
痺れを切らせた牧野が早くしろと催促しているが左手で髪を掴み
右手に刃物を持ったままで司は動こうとしない
「どうしたんだ?司?」
心配になって声を掛けるが反応なし
「ど、どうみょうじ‥?」
「ハァ~ダメだ!やっぱお前の髪切れねぇ~」

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