パパはおんぞうし? 12
こんにちは。(#^.^#)
本日は久しぶりの『パパは御曹司』です。🎶
少しだけ時間が進んでます。💕
蓮君やらかしてますっ!
それではどうぞ~✴
私信です
☆様
こんにちは~✨
コメントありがとうございます。😆
暑いですねぇ~☀😵💦
まだ6月に入ったばかりなのに‥
暑いしでもマスクしなきゃだしでストレスばかりですが
頑張りましょうね🎵💕
春麗らかに桜が先を争うように咲き誇り
風に舞い散る花弁に祝福されるように
無事に蓮の小学校入学式も終わり
柊は中学二年生になり
紬は小学四年生にとそれぞれが進級し
それぞれにそれなりに小さなハプニングを起こしながらも
順調に学校生活を送っている
去年の暮れに生まれた蒼も生後半年を向かえ
我が家はますます賑やかで
つくしと二人
子供達に振り回され一喜一憂する
充実した毎日を過ごしている
我が家一番の問題児も
まぁ‥順調に学校に通っているが
小学生になったからといって
そう急に変わるわけはなく
朝から紬と大喧嘩中
小学生になって紬と一緒に学校に通うようになった蓮だが
最初の一週間程はつくしか俺が学校まで一緒に付いて行っていた
その頃は俺やつくしが目を光らせていたから
特に問題行動はせずすんなりと学校まで辿り着いていたが
紬と二人だけで行くようになってから
とにかく学校の正門にたどり着くまでに
今までの倍の時間が掛かるようになり
通学路の途中で友達と待ち合わせをしている紬が
それに間に合わなくなりつくしに泣きついてきた
翌朝、俺がこっそりと二人の後を付けて行って見たものは‥
とにかく周囲の色んな物に気を取られ前に進まない蓮と
そんな蓮を引きずるようにしてなんとか前に進もうとする紬との攻防戦
後ろから見ていて流石に紬が可哀想になり
途中から蓮を抱えて学校まで送り届けた
その日は帰宅後、つくしにかなりなマジトーンで説教された蓮はそれ以降は少しマシになったけど
こいつが問題児だって事には変わりはなくて
金曜日の夜にまたやらかしやがった
午後6時過ぎ
その日は"今から帰る"とLINEを入れても既読にならないままで
自宅に帰りつき玄関を開けると
聞こえてきたのはつくしの大声だった
また蓮が何かやらかしたのかと思いながら
玄関で靴を脱いでいるとちょうど塾に行くところだった柊が部屋から出てきた
「あ、お帰りなさい」
「あぁ、どうしたんだ?
なんかあったのか?」
「ん、なんか蓮がランドセル無くしたって言ってるけど‥
よく分かんない‥とりあえず俺は塾行ってくる」
はぁ?!
ランドセル無くした?
あんなもんどうやって無くすんだ?!
「‥あぁ、気をつけてな」
「ん、行ってきます」
俺の横を通り抜け塾へと出かけて行った柊を見送り
リビングへと入っていくと
ベビーチェアに乗せられていた蒼が俺を見つけて
笑顔で抱っこをせがんできたので蒼を抱き上げる
つくしは蓮と向かい合うように座っていて
俺に背中を向けたままだったから
まだ俺の帰宅に気づいてなくて
こちらを向いていた蓮が先に俺に気づいた
「あっ!とーちゃん!おかえり!」
蓮の言葉で振り向き俺に気づいたつくしからも
"あっ!お帰りなさい!"と言葉を掛けてきたが
すぐに蓮の方へと視線を戻した
けれど‥
奴はつくしの視線が逸れた瞬間
俺の方へとかけてきて隠れるように
俺の後ろへと回った
「こら!蓮!」
「どうしたんだよ?でっかい声出して?
柊がランドセルがどうとか言ってたけどなんだ?」
「蓮がランドセル無くしたのよ!
もう!信じられないでしょ?!
意味分かんないわよ!」
マジだったんかよ‥
とりあえず俺の背後に隠れてる蓮を前へて引っ張り出す
「蓮?マジか?」
「おぅ!」
おぅ!じゃねぇーよ!
何故か笑顔で答える蓮に脱力する
「おぅ!じゃなくて!
どこに置いてきたのか思い出しなさい!」
「え~わかんねぇ!」
「即答しないでちゃんと考えて!」
「まぁ、ちょっと落ち着けって!」
「そーだぞ!かあちゃん!
おちつけって!」
「お前が言うなって!」
余計な一言を吐く蓮を軽く睨みながら
ランドセルを無くしたなんてあり得ない状況に
パニック気味のつくしを落ち着かせながら腰を折り蓮と視線を合わせる
「おい、蓮?
お前もちゃんと考えろ!
どこに置いてきたのか覚えてないのか?」
「う~ん‥おぼえてねぇ!」
「もう!さっきからずーっとこの調子でラチが明かないのよ!」
「帰ってきた時、お前見てなかったのか?」
「うん、ちょうど蒼がお昼寝から起きたばっかりで授乳中だったから見てなかったの‥」
蓮に聞いてもラチがあかず
まだ学校が始まったばかりで紬とは帰宅時間が違う
蓮は近所の友達と一緒に帰ってきているから
とりあえずその友達の母親に連絡して聞いてみたが
今日に限って一緒には帰ってなかったみたいで
誰も知らなかった
学校に連絡するにしても気付いたのが
夕飯前に宿題をしようとして気付いたらしく
その時間じゃもう学校には連絡が付かずお手上げ状態で
とにかく蓮に学校を出た時にはランドセルを持っていたのかだけでも確かめたくて
詰問してもこの状態で‥
万事休す
「それにしてもランドセルなんてあんなデカイもん無くしようがねぇーだろ?
大方、どっかに寄り道して置き忘れてきただけだろ?
蓮?お前、今日はどこに寄り道してきた?」
「ん~いろいろすぎてわかんねぇ!」
「わかんねぇじゃないでしょ!
思い出しなさい!そもそもが寄り道しちゃダメって言ってあったでしょ!」
「え~おれ、よりみちなんてしてねぇーぞ!
がっこうからかえってきただけだぞ!」
そもそもがこいつには寄り道してるなんて意識はない
ただ通学路の途中にある公園や気になる物に足を止めているだけなのだから
ハァ~
しょうーがねぇーな!
「とりあえず蓮連れて通学路を探して来るからあんま怒るな!」
「そーだぞ!かあちゃん!あんま れん おこんなよ!」
だから!
お前が言うなって!
ほら、見ろ!
つくしが余計怒ってんじゃねぇーかよ!
蓮の余計な一言にゲンコツを口元に持っていき
ハァ~~っと息を吹き掛けたつくしから逃げるように
蓮は玄関の方へと走って行ってしまった
「もぅ!ほんとに逃げ足だけは速いんだから!」
「まぁ、そう怒るなって!
とりあえず蓮と一緒に探してくる!」
抱いたままだった蒼をつくしに手渡し蓮の後を追う
「う、うん、お願いね」
「おぅ、行ってくる!」
「かあちゃん!れんも いってくるぞ!
まってろよ!」
玄関まで蒼を抱いたままついてきたつくしにまた余計な一言を吐く問題児は
再びつくしがゲンコツを温め始めたのを見て慌てて外へと逃げ出しやがった

応援ありがとうございます。
本日は久しぶりの『パパは御曹司』です。🎶
少しだけ時間が進んでます。💕
蓮君やらかしてますっ!
それではどうぞ~✴
私信です
☆様
こんにちは~✨
コメントありがとうございます。😆
暑いですねぇ~☀😵💦
まだ6月に入ったばかりなのに‥
暑いしでもマスクしなきゃだしでストレスばかりですが
頑張りましょうね🎵💕
春麗らかに桜が先を争うように咲き誇り
風に舞い散る花弁に祝福されるように
無事に蓮の小学校入学式も終わり
柊は中学二年生になり
紬は小学四年生にとそれぞれが進級し
それぞれにそれなりに小さなハプニングを起こしながらも
順調に学校生活を送っている
去年の暮れに生まれた蒼も生後半年を向かえ
我が家はますます賑やかで
つくしと二人
子供達に振り回され一喜一憂する
充実した毎日を過ごしている
我が家一番の問題児も
まぁ‥順調に学校に通っているが
小学生になったからといって
そう急に変わるわけはなく
朝から紬と大喧嘩中
小学生になって紬と一緒に学校に通うようになった蓮だが
最初の一週間程はつくしか俺が学校まで一緒に付いて行っていた
その頃は俺やつくしが目を光らせていたから
特に問題行動はせずすんなりと学校まで辿り着いていたが
紬と二人だけで行くようになってから
とにかく学校の正門にたどり着くまでに
今までの倍の時間が掛かるようになり
通学路の途中で友達と待ち合わせをしている紬が
それに間に合わなくなりつくしに泣きついてきた
翌朝、俺がこっそりと二人の後を付けて行って見たものは‥
とにかく周囲の色んな物に気を取られ前に進まない蓮と
そんな蓮を引きずるようにしてなんとか前に進もうとする紬との攻防戦
後ろから見ていて流石に紬が可哀想になり
途中から蓮を抱えて学校まで送り届けた
その日は帰宅後、つくしにかなりなマジトーンで説教された蓮はそれ以降は少しマシになったけど
こいつが問題児だって事には変わりはなくて
金曜日の夜にまたやらかしやがった
午後6時過ぎ
その日は"今から帰る"とLINEを入れても既読にならないままで
自宅に帰りつき玄関を開けると
聞こえてきたのはつくしの大声だった
また蓮が何かやらかしたのかと思いながら
玄関で靴を脱いでいるとちょうど塾に行くところだった柊が部屋から出てきた
「あ、お帰りなさい」
「あぁ、どうしたんだ?
なんかあったのか?」
「ん、なんか蓮がランドセル無くしたって言ってるけど‥
よく分かんない‥とりあえず俺は塾行ってくる」
はぁ?!
ランドセル無くした?
あんなもんどうやって無くすんだ?!
「‥あぁ、気をつけてな」
「ん、行ってきます」
俺の横を通り抜け塾へと出かけて行った柊を見送り
リビングへと入っていくと
ベビーチェアに乗せられていた蒼が俺を見つけて
笑顔で抱っこをせがんできたので蒼を抱き上げる
つくしは蓮と向かい合うように座っていて
俺に背中を向けたままだったから
まだ俺の帰宅に気づいてなくて
こちらを向いていた蓮が先に俺に気づいた
「あっ!とーちゃん!おかえり!」
蓮の言葉で振り向き俺に気づいたつくしからも
"あっ!お帰りなさい!"と言葉を掛けてきたが
すぐに蓮の方へと視線を戻した
けれど‥
奴はつくしの視線が逸れた瞬間
俺の方へとかけてきて隠れるように
俺の後ろへと回った
「こら!蓮!」
「どうしたんだよ?でっかい声出して?
柊がランドセルがどうとか言ってたけどなんだ?」
「蓮がランドセル無くしたのよ!
もう!信じられないでしょ?!
意味分かんないわよ!」
マジだったんかよ‥
とりあえず俺の背後に隠れてる蓮を前へて引っ張り出す
「蓮?マジか?」
「おぅ!」
おぅ!じゃねぇーよ!
何故か笑顔で答える蓮に脱力する
「おぅ!じゃなくて!
どこに置いてきたのか思い出しなさい!」
「え~わかんねぇ!」
「即答しないでちゃんと考えて!」
「まぁ、ちょっと落ち着けって!」
「そーだぞ!かあちゃん!
おちつけって!」
「お前が言うなって!」
余計な一言を吐く蓮を軽く睨みながら
ランドセルを無くしたなんてあり得ない状況に
パニック気味のつくしを落ち着かせながら腰を折り蓮と視線を合わせる
「おい、蓮?
お前もちゃんと考えろ!
どこに置いてきたのか覚えてないのか?」
「う~ん‥おぼえてねぇ!」
「もう!さっきからずーっとこの調子でラチが明かないのよ!」
「帰ってきた時、お前見てなかったのか?」
「うん、ちょうど蒼がお昼寝から起きたばっかりで授乳中だったから見てなかったの‥」
蓮に聞いてもラチがあかず
まだ学校が始まったばかりで紬とは帰宅時間が違う
蓮は近所の友達と一緒に帰ってきているから
とりあえずその友達の母親に連絡して聞いてみたが
今日に限って一緒には帰ってなかったみたいで
誰も知らなかった
学校に連絡するにしても気付いたのが
夕飯前に宿題をしようとして気付いたらしく
その時間じゃもう学校には連絡が付かずお手上げ状態で
とにかく蓮に学校を出た時にはランドセルを持っていたのかだけでも確かめたくて
詰問してもこの状態で‥
万事休す
「それにしてもランドセルなんてあんなデカイもん無くしようがねぇーだろ?
大方、どっかに寄り道して置き忘れてきただけだろ?
蓮?お前、今日はどこに寄り道してきた?」
「ん~いろいろすぎてわかんねぇ!」
「わかんねぇじゃないでしょ!
思い出しなさい!そもそもが寄り道しちゃダメって言ってあったでしょ!」
「え~おれ、よりみちなんてしてねぇーぞ!
がっこうからかえってきただけだぞ!」
そもそもがこいつには寄り道してるなんて意識はない
ただ通学路の途中にある公園や気になる物に足を止めているだけなのだから
ハァ~
しょうーがねぇーな!
「とりあえず蓮連れて通学路を探して来るからあんま怒るな!」
「そーだぞ!かあちゃん!あんま れん おこんなよ!」
だから!
お前が言うなって!
ほら、見ろ!
つくしが余計怒ってんじゃねぇーかよ!
蓮の余計な一言にゲンコツを口元に持っていき
ハァ~~っと息を吹き掛けたつくしから逃げるように
蓮は玄関の方へと走って行ってしまった
「もぅ!ほんとに逃げ足だけは速いんだから!」
「まぁ、そう怒るなって!
とりあえず蓮と一緒に探してくる!」
抱いたままだった蒼をつくしに手渡し蓮の後を追う
「う、うん、お願いね」
「おぅ、行ってくる!」
「かあちゃん!れんも いってくるぞ!
まってろよ!」
玄関まで蒼を抱いたままついてきたつくしにまた余計な一言を吐く問題児は
再びつくしがゲンコツを温め始めたのを見て慌てて外へと逃げ出しやがった

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