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万有引力のススメ 30

こんばんは。(#^.^#)
本日は久しぶりの『万有引力のススメ』です。🎶
少し時間がワープしております。💕
それではどうぞ~✴





私信です
☆様
こんばんは🌙😃❗
コメントありがとうございます。😆
返事が遅くなってごめんなさいm(__)m
ハイ!つくしちゃんに素直になってもらったので
またスイッチONされております❗(笑)💕

葉○様
こんばんは🌙😃❗
コメントありがとうございます。😆
返事が遅くなってごめんなさいm(__)m
ウフフ💕つくしちゃんやっと素直になって
プロポーズしちゃいましたね❗😆💕✨
この先は若奥様に向けて一直線?かも‥💕









ジリジリと妬けつくように降り注ぐ日差しと
じぃ~じぃ~だかミンミンだか分からないけれど
暑さで溶けそうな脳ミソに突き刺さるような蝉の大合唱にウンザリとしながら
屋敷に帰ったのが昼過ぎ

今年から英徳の大学部に通い始めた俺は
現在、夏休み真っ只中で
ついでにアオハルってやつを満喫中


母子家庭だった我が家に真冬のハリケーンのように現れた父さんによって
この屋敷に連れて来られて早4年

母子家庭&Dランクの貧乏&築50年オーバーのオンボロアパートからの
ボスキャラ登場&毎年フォーブスの長者番付に載るほどのリッチ&大豪邸へと‥

振り幅がデカ過ぎて

どんなチートだよ!?って感じで

そんな家庭環境の中で妹が生まれ

妹が生まれ

妹が生まれた

こっちも振り幅がデカ過ぎて
意味分かんねぇ!

ここ数年‥

というか

父さんが現れてからずっと妊婦の母さん

確かにあの時、父さんは後三人はとか言ってたけど
まさか本当になるとは思っていなかったし
まさか妹ばっか生まれてくるとも思っていなかった

妹は可愛い

と思う

だけど

3歳8ヶ月と1歳9ヶ月と7ヶ月って‥

アオハル満喫中の俺からすれば
なんかちょっと異次元過ぎて別の生き物みたいだ

朝帰り?

昼帰り?

で屋敷に帰ってきた俺


自室へと長い廊下を歩いていると
角から3歳8ヶ月が飛び出してきた

「ウオッ!?」

「いちゅき!」

ぶつかるのを寸でのところで回避して足元へと視線を向けると
今年から英徳の幼稚舎に通い始めた来未(くるみ)が俺を見上げていた

すぐに抱っこしろと両腕を伸ばしてきた来未を抱き上げ
家族専用のリビングへと歩を進める

「ママはどうしたんだ?」

「ままはふうちゃんとみぃちゃんとタマちゃんとおえかけしてましゅです」

「そっか来未はお留守番なのか?」

「あぃ!おうすばんれす!」

"くるみ様~!くるみお嬢様~!"


話しながら廊下を歩いていると
どこからかシッターさんの声

「シッターさんが探してるぞ」

「あぃ!でしゅ」

「あっ!樹坊っちゃま!
申し訳ございません!」

俺と来未の姿を見つけて慌てて駆け寄ってきたシッターさん

「いや、大丈夫だよ。
それより今日は来未一人なの?」

「は、はい、つくし様は下のお二人の定期健診にタマさんと出かけられておりますので
今日は来未お嬢様はお一人でお留守番をされております」


「そっか。
父さんも居ないの?」


「は、はい!本日はどうしても外せない会食がおありだとかでオフィスへと出社されておられます」


「へぇ~珍しいこともあるんだね。
じゃあ来未?ママが帰ってくるまで兄ちゃんと遊ぶか?」


「うん!あちょぶ~!」

「よろしいんですか、樹坊っちゃん?」

「あぁ、大丈夫だよ」

「それではよろしくお願い致します」

「あぁ」

「ヨシ!じゃあなにして遊ぶ?」


「くうみ、あちょこ いきたいです!」


「あそこ?ってどこ?」


「このまえ パパと いったでしゅ!
ぼうるが たくさん あるとこでしゅ!」


あ~あそこね‥

最近、道明寺が手掛けた幼児の室内アスレチック施設

父さんは来未が生まれてから俄然、幼児教育ってやつに興味を持ち始めて
世界中の知育玩具メーカーだとか
幼児教育を手掛けている企業なんかを片っ端から買収していて
その一環として最近、道明寺が手掛けているショッピングセンター内に
幼児から小学校低学年ぐらいまでが
安全に安心して遊べる屋内アスレチック施設をオープンさせていた


そこに来未を連れて行ったって言っていた


「ヨシ!じゃあそこに行くか?」


「うん!いくでしゅ!」


父さんにも母さんにも連絡してないけど
どうせSPがついてくるだろうから
まぁ、いいかとシッターさんが用意してくれた
来未の荷物が入った大きなバッグを肩に掛けて車に乗り込んだ


普段なら自分の車を自分で運転して出かけているけれど
今日は来未が一緒だからそうもいかない

だから普段はあんまり使わないけど
今日は運転手さん付き


父さんみたいなあのバカデカイ
リムジンじゃなくてマイバッハ

これも超が付く高級車だけど
父さんのリムジンみたいにデカくないから
小回りが利いて俺的にはこっちの方が好きなんだけどなぁ

何故か父さんはあのバカデカイのが好きみたいで
どこに行くのもリムジンで
尚且つ、俺達を全員乗せたがるから
現在、父さんのリムジンにはチャイルドシートが2つとベビーシートが
標準装備されていてリムジンの車内が
妹達仕様になっている


来未は俺の隣に取り付けられているチャイルドシートに大人しく座っている


屋敷から30分程で到着したショッピングセンターは
平日だけど夏休みだから沢山の親子連れで賑わっていた

アスレチック施設の入口でシッターさんから預かっていた
来未の会員カードで手続きを済ませ
中へと入っていく

中も沢山の親子連れで賑わっていて
どの子も楽しそうに遊んでいる

抱っこしたままだった来未をお目当てのボールプールの前で下ろしてやると
嬉しそうにボールの中に飛び込んで行った

その様子を眺めながら俺はボールプールの端に腰を掛け
時折、外に飛び出してくるボールをプールに戻しながら
来未が遊んでいるのを見守っていた


「いちゅき!しゅべりだい するでしゅ!」


「ん?滑り台行くのか?」

「あぃ!」


近くにある滑り台は小さい子用の物で
高さもそれほど高かくなく来未一人でも
十分に登れる高さで下はボールプールに滑り落ちるようになっているから危なくはないのに
来未は少し離れた所にある大きい方の滑り台がいいらしい


「あっちのがいいでしゅ!」

「あっちのは危ないから
こっちのにしとかないか?」


「らいじょうぶでしゅ!
くうみはあっちがいいでしゅ!」

来未はどうしても大きい方の滑り台が滑りたいようで
小さい方を薦めても聞き入れてくれない

仕方ない‥

来未は意外と頑固で一度言い出したら聞いてくれないから
諦めて立ち上がりボールプールから来未を引き抜き
大きい方の滑り台へと向かうけど
流石にこれは来未一人では無理だ

よく見ると意外に小さな子達も滑っているけれど
みんな親と一緒

仕方ない‥

一緒に滑りますか!

滑り台なんて久々だけど

来未と手を繋ぎ滑り台の一番上まで登り
足の間に来未を座らせて後ろからしっかりと抱き抱えたまま滑り降りる


そこからは滑り台の無限ループ

何回滑った?

来未に請われるがままに滑り台を滑り続けること数十回?

最後の方は階段を登るのも抱っこされたままのクセに
滑り降りるとすぐにもう一回!と催促してくる来未

流石に尻が痛い


「来未、ちょっとタンマ!」

流石に尻が限界で来未にストップを掛けた


「まだ ダメ れしゅ!」


「いや、ちょっと休憩しような。
ジュース飲もう!クッキーもあるぞ!」


まだまだ滑りたい来未を抱き抱え
ちょっと強引にそのまま近くにあった休憩用の椅子に来未を抱いたまま座った

腰を下ろすとすぐ近くに待機していたSPさんが
出掛けにシッターさんが用意してくれたバッグを渡してくれた

そのバッグの中には来未の着替えと一緒に水筒とオヤツが入っていて


水筒には来未が好きなリンゴジュースが入っていて
オヤツには屋敷のパティシエさんが焼いたクッキーが
可愛い小さな箱に入っていた


クッキーとリンゴジュースでブレイクタイム

ついでに俺の尻もブレイクタイム


16歳差の兄妹なんて微妙だと思っていた

実際、微妙だし!


小さくてふわふわしててぷにょぷにょしてて
すっげぇ幼児体型なクセに生意気だし

この年齢差のせいで兄妹だとは思われなくて
よく親子に間違えられるし

さっきだって一緒に滑り台を滑っていた親子連れに

"若いお父さんねぇ~!"

なんて声を掛けられて愛想笑いを返しただけ

やっぱ微妙~だ!


以前はこんな風に声を掛けられたらいちいち兄妹なんですと否定していたけれど

兄妹だと言えば相手の好奇心のスイッチを押してしまうみたいで
大抵、母親が違うと誤解されて
それを否定するのも大概めんどくさくて止めた


「いちゅき!」


「ん?」


「パパ!」

「ん?」


クッキーを食べていた来未が指差した先に居たのは父さん


ラフな普段着姿なんだけどサングラスを掛けて
沢山のSPさんを引き連れてド迫力の登場


余りの迫力に周囲の親子連れの動きが止まっている

そんな中を悠然と俺と来未の方へと歩いてきた父さんは
サングラスを外し俺の膝から来未を抱き上げた


「パパ!」


「よぉ!楽しんでるか?」


父さんの登場に喜んでいる来未を見上げながら
ちょっとだけ来未にジェラシー


俺が来未ぐらいの歳の頃には
母さんしかいなくてそれが寂しいとか感じた事はなかったけれど
俺も来未みたくこうやって抱き上げてもらいたかったなぁ~なんて思ったりもする

そんなこと絶対に父さんには言わないけどね

だって言ったら父さんだったらやりそうだもん

いや!絶対してくる!

3歳児と同じように大学生の息子を抱き上げ
頬をスリスリとかしてくる!

だから口が裂けても言わない!


「早かったんだね?
仕事、終わったの?」


「あぁ、屋敷に帰ったらお前が来未連れて出かけたって聞いたから追いかけてきた」


「そっか、じゃあバトンタッチしていい?」


「お前、なんか予定あったのか?」


「いいや、ないけど。
滑り台で尻が限界」


「なんだそれ?」


尻が限界の理由を説明する俺に
父さんは笑いながら"鍛え方が足りねぇーんじゃねぇーのか?"とかバカにしてくるから悔しくて
"父さんこそもう歳なんだから気をつけなよ"と返したら
"生意気言ってんじゃねぇーよ!"と頭を軽く小突かれた








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kirakira
Posted bykirakira

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