Family 3
こんにちは。
本日は『Family』です🎶
それではどうぞ~✴
私信です。
☆様
こんにちは。
いつもコメントありがとうございます。😆
Watching❕は司君によって阻止されちゃいました…Σ(゜Д゜)(笑)
あっ❗でも別ので…💕
英徳の高等部であいつと出会ってから
俺の人生は劇的な変化を遂げた
高等部を卒業後すぐNYへ飛んだ俺に届いた知らせ
つくしの妊娠
それを聞いたら瞬間から俺の人生はスピードを上げた
日本を離れる前から心は決まっていた
4年後牧野と…
それが4年待たずに手に入る
叫びだしたくなるほどの心の高揚を押さえつつ
頬が緩むのは抑えられなかった
妊娠を機に話はトントン拍子に進み
結婚、出産と慌ただしい毎日の中でも
守るべき家族の存在は俺の原動力となっていた
NYでの生活にも慣れ家族も増え
満を持して帰国したのが5年前
元来、プライベートをさらけ出す趣味はねぇから結婚している事も
子持ちだって事も世間には公表しないままにしていた
そんな俺の元には数々の縁談が持ち込まれているのは知っていたが
全てババァが対処していた
そんな中でも諦めの悪いやつもいて
会食にかこつけて娘を連れてきたり
偶然を装いパーティーなんかで娘を押し付けようとしてくるやつはいたが
全て無視していた
そんな日々の中、二年ほど前から業務提携を協議していた藤城HD会長から
業務提携と同時に孫娘との縁談が持ち込まれていた
当然、道明寺側としては業務提携に関しての協議は進めつつ
縁談に関してはババァがそれとなく断りを入れていたようだが
しつこく申し入れをされていたらしい
藤城HD
旧財閥系の流れを組む大企業で規模は道明寺より小さいが
一族は政治家を多く輩出していて政界との繋がりも深く
会長の実弟の息子が政権与党で大臣をしていて
次期総裁候補にも名前が上がっている
現在、藤城の実権は会長の藤城誠之介が握っていて
社長の藤城昌幸は藤城誠之介の一人娘、綾子と結婚した婿養子で
藤城昌幸と綾子夫婦には長男の誠士と長女の麗奈がいる
長男の誠士は既に藤城HDで専務をしていて
このまま何事もなければ父親の跡をついで社長に就任するだろう
そして麗奈を道明寺に嫁がせ麗奈を介して道明寺までも
手中に納めようって魂胆らしいが
ふざけんな!ってとこだ
縁談について曖昧な態度を取っていたつもりは無いが
とにかくしつこく麗奈をゴリ押ししてきていた
そんな状況にウンザリしながらも提携前だったので無下にも扱えず
提携が成立した暁にはつくしと子供達の事を公表しようと考えていた
今回のような事はこれからも起こりえる
その度に対処しなきゃなんねぇーのは時間のムダだ!
ババァも同意見だったようで
業務提携後にどういう形になるかはまだはっきりと決めていなかったが
時期を見てつくしと子供達を世間に公表する予定だった
なのに!藤城のジジィの野郎!
嘗めたマネしやがって!
北海道視察最終日の朝
ホテルで西田に見せられた週刊誌のゲラ刷り
ふざけた記事に西田に怒りをぶつける
「こんな物が出るのに気付かなかったのか?!
すぐに差し止めろ!」
「申し訳ございません。記事は明後日の調印式当日の朝に発売予定の週刊誌に掲載される予定になっております。
藤城が懇意にしておりますライターに書かせ藤城系列の出版社から発行されております週刊誌でしたので
気付くのが遅くなりました。」
クソッ!
「藤城はこちらが回答を曖昧にしていた事に業を煮やし先手を打ってきたものと思われます。」
調印式当日に発売の週刊誌
婚約と断定するような内容
調印式の後には双方同席の上での記者会見も予定されている
当然、この記事に対する質問も出る
「藤城は俺が否定するとか考えてねぇーのかよ?!」
「恐らく。会見の場で司様ははっきりとはお答えにならないと踏んでの暴挙だと考えられます。
提携後に両家の結び付きを強固な物にする為に婚姻関係を結ぶのではなく、
元より司様と麗奈様が人知れず愛を育んでこられていた
その結果の両社の提携だと世間に思わせた方が世間の好感度も上がります。
その為の10年愛なのだと考えております。
そして司様が会見ではっきりと否定されなかったのを根拠に
記事を既成事実化してしまおうと考えているように思います」
「そこまで分かってんならなんとかしろよ!?」
「お言葉ですが、週刊誌の発売は明後日です。
今から記事を差し止めるのは不可能に近いかと。」
「その不可能を可能にすんのがお前の仕事だろーが!」
「差し止めは難しいですがその他の方法であれば可能でございますので、
明後日の調印式までの全てのスケジュールをキャンセルにさせていただきました。
調印式までご自由にお過ごしいただいて結構でございます。」
こいつが意味も無くスケジュールを空けるはずはないから
何か考えがあるのだろう
「詳しく話せ」
「翼様は最近イギリスのファンタジー小説を愛読されているようで
関西にあります某テーマパークに行かれる事を希望しておられますので
一度ご家族でお出かけになられれば翼様もお喜びになられますかと」
回りくどい言い方しやがって!
めんどくせぇ野郎だな!
そう思ってはいたがこいつはムダな言葉は言わねぇ奴だから
そのまま黙って視線だけで続きを促す
「最近ではSNSなどで情報が拡散し
マスコミなどより余程影響力があるように思えますので
記事が出る頃にはご一家での仲睦まじいお姿が世界中に拡散しているかと」
「わざと目立つように行動しろってか?」
「はい、最近のクチコミは凄いですから」
そう言って能面の顔にうっすらと笑みを浮かべた西田
「…って事は…わざと目立つようにしてたって事?」
「ああ、そうだ。
でも別に無理して行動してたわけじゃねぇーぞ!
俺がお前らと行きたいから行っていつもと同じように振る舞っていただけだ!」
翼が以前より関西の某テーマパークに行きたがっている事は
つくしから聞いて知っていたし
機会があれば連れて行ってやろうとも考えていた
健は幼い頃より意外に鉄道が好きで日本に帰国直後は
ただ電車に乗る為だけにつくしと出掛けていたのも知っている
「ちょうどいい機会だから二人の願いを叶えてやりつつ
藤城に一泡吹かせてやったんだよ!」
「一泡吹かせたって…
そんな事して提携に影響出ない?
それに記事が出たって否定すればいいだけじゃない!
わざわざこんな事しなくても…」
最後は少し俯いてそう言ったつくしを抱き寄せると
つくしも俺の背中へと腕を回してきた
胸元に顔を埋めるつくしの頭に顎を乗せ
彼女が感じている疑問や不安が少しでも軽くなるようにしっかりと抱き締める
「今さら提携には影響は出ない。
それが分かってるから藤城もこんな記事を書かせたんだ。
先に汚ねぇ手を使ってきたのは藤城の方だ!
こっちが正攻法でやる必要ねぇーだろ?!」
「そうだけど…」
胸元から少しくぐもった声で話すつくし
いきなりの展開につくしが戸惑い不安に感じている事は分かっている
結婚して12年
今まで公表していなくても何も問題はなかったし
今回の事がなければ来年の俺の誕生日に開かれる誕生日パーティーで
三人を公表するのがベストだと考えていた
「あたしね…」
胸元から俺の表情を伺うように上目遣いに見上げてくるつくしと視線を合わせるように少し身体を離す
「ん?」
「あたし…パパと結婚して良かったって思ってるし…
パパの立場上いつまでも隠しておけないのも分かってるんだけどね…
出来ればこのまま何もなければいいなぁって思ってたの…」
「あぁ、お前の気持ちは分かってる。ごめんな、面倒臭い事になって」
そう言うとつくしは驚いたように勢いよく俺の胸元から顔を上げ
俺の表情を確認するように覗き込んできた
「なんだよ?」
「…ん?いや…パパがごめんななんて…謝ったから」
「うるせぇーよ!そんな顔してっと襲うぞ!」
「えっ!?あっ!こ、今夜はダメ!」
真っ赤になり慌てて俺から身体を離そうとするつくしを引き寄せ
腕の中に納めしばらくそのままの体勢でつくしの考えが纏まるのを待っている
「ねぇ?」
「ん?」
「それで、パパの作戦は上手く行ったの?」
「あぁ、予想以上に上手く行ったぞ!ってか?!お前、携帯見てないのか?」
「全然、見てないけど…」
「さっきから俺の携帯にあいつらからガンガン着信が入ってんぞ!」
「えっ!?そうなの?」
つくしは慌てて自分に巻き付いている俺の腕を外し
テーブルの上に置きっぱなしになっていたバッグから携帯を取り出すと
ようやく世間の騒ぎに気が付いた
「うぁ?!桜子からの着信が!…こんなに?!
西門さんに類からも!あっ!美作さんからも!
それに…優紀に…あっ!進も!?ずっとバイブにしてたから気付かなかった…」
「ほら!これ見てみろ!」
手渡したのはタブレット
夕べから少しずつ拡散し始めた俺達家族の目撃情報 & 写真
写真に関してはつくしと健、翼の顔がハッキリと識別出来る物は
Upされたと同時に削除されているが
遠目からだとか後ろ姿だとかはそのままにしてあったから
一晩でかなりの数の写真と情報が拡散していた
大手の検索サイトで俺の名前を入れたらすぐに膨大な数の情報が出てくる
それをつくしに見せてやる
つくしは手にしていた携帯を横に置き
俺から受け取ったタブレットの画面を見ているけど…
“ギャ!”だとか…
“ウゲェ!”だとか…
“ワァッ!何これ?”だとか…
一人で表情をコロコロと変えながらタブレットを操作している

応援ありがとうございます。
本日は『Family』です🎶
それではどうぞ~✴
私信です。
☆様
こんにちは。
いつもコメントありがとうございます。😆
Watching❕は司君によって阻止されちゃいました…Σ(゜Д゜)(笑)
あっ❗でも別ので…💕
英徳の高等部であいつと出会ってから
俺の人生は劇的な変化を遂げた
高等部を卒業後すぐNYへ飛んだ俺に届いた知らせ
つくしの妊娠
それを聞いたら瞬間から俺の人生はスピードを上げた
日本を離れる前から心は決まっていた
4年後牧野と…
それが4年待たずに手に入る
叫びだしたくなるほどの心の高揚を押さえつつ
頬が緩むのは抑えられなかった
妊娠を機に話はトントン拍子に進み
結婚、出産と慌ただしい毎日の中でも
守るべき家族の存在は俺の原動力となっていた
NYでの生活にも慣れ家族も増え
満を持して帰国したのが5年前
元来、プライベートをさらけ出す趣味はねぇから結婚している事も
子持ちだって事も世間には公表しないままにしていた
そんな俺の元には数々の縁談が持ち込まれているのは知っていたが
全てババァが対処していた
そんな中でも諦めの悪いやつもいて
会食にかこつけて娘を連れてきたり
偶然を装いパーティーなんかで娘を押し付けようとしてくるやつはいたが
全て無視していた
そんな日々の中、二年ほど前から業務提携を協議していた藤城HD会長から
業務提携と同時に孫娘との縁談が持ち込まれていた
当然、道明寺側としては業務提携に関しての協議は進めつつ
縁談に関してはババァがそれとなく断りを入れていたようだが
しつこく申し入れをされていたらしい
藤城HD
旧財閥系の流れを組む大企業で規模は道明寺より小さいが
一族は政治家を多く輩出していて政界との繋がりも深く
会長の実弟の息子が政権与党で大臣をしていて
次期総裁候補にも名前が上がっている
現在、藤城の実権は会長の藤城誠之介が握っていて
社長の藤城昌幸は藤城誠之介の一人娘、綾子と結婚した婿養子で
藤城昌幸と綾子夫婦には長男の誠士と長女の麗奈がいる
長男の誠士は既に藤城HDで専務をしていて
このまま何事もなければ父親の跡をついで社長に就任するだろう
そして麗奈を道明寺に嫁がせ麗奈を介して道明寺までも
手中に納めようって魂胆らしいが
ふざけんな!ってとこだ
縁談について曖昧な態度を取っていたつもりは無いが
とにかくしつこく麗奈をゴリ押ししてきていた
そんな状況にウンザリしながらも提携前だったので無下にも扱えず
提携が成立した暁にはつくしと子供達の事を公表しようと考えていた
今回のような事はこれからも起こりえる
その度に対処しなきゃなんねぇーのは時間のムダだ!
ババァも同意見だったようで
業務提携後にどういう形になるかはまだはっきりと決めていなかったが
時期を見てつくしと子供達を世間に公表する予定だった
なのに!藤城のジジィの野郎!
嘗めたマネしやがって!
北海道視察最終日の朝
ホテルで西田に見せられた週刊誌のゲラ刷り
ふざけた記事に西田に怒りをぶつける
「こんな物が出るのに気付かなかったのか?!
すぐに差し止めろ!」
「申し訳ございません。記事は明後日の調印式当日の朝に発売予定の週刊誌に掲載される予定になっております。
藤城が懇意にしておりますライターに書かせ藤城系列の出版社から発行されております週刊誌でしたので
気付くのが遅くなりました。」
クソッ!
「藤城はこちらが回答を曖昧にしていた事に業を煮やし先手を打ってきたものと思われます。」
調印式当日に発売の週刊誌
婚約と断定するような内容
調印式の後には双方同席の上での記者会見も予定されている
当然、この記事に対する質問も出る
「藤城は俺が否定するとか考えてねぇーのかよ?!」
「恐らく。会見の場で司様ははっきりとはお答えにならないと踏んでの暴挙だと考えられます。
提携後に両家の結び付きを強固な物にする為に婚姻関係を結ぶのではなく、
元より司様と麗奈様が人知れず愛を育んでこられていた
その結果の両社の提携だと世間に思わせた方が世間の好感度も上がります。
その為の10年愛なのだと考えております。
そして司様が会見ではっきりと否定されなかったのを根拠に
記事を既成事実化してしまおうと考えているように思います」
「そこまで分かってんならなんとかしろよ!?」
「お言葉ですが、週刊誌の発売は明後日です。
今から記事を差し止めるのは不可能に近いかと。」
「その不可能を可能にすんのがお前の仕事だろーが!」
「差し止めは難しいですがその他の方法であれば可能でございますので、
明後日の調印式までの全てのスケジュールをキャンセルにさせていただきました。
調印式までご自由にお過ごしいただいて結構でございます。」
こいつが意味も無くスケジュールを空けるはずはないから
何か考えがあるのだろう
「詳しく話せ」
「翼様は最近イギリスのファンタジー小説を愛読されているようで
関西にあります某テーマパークに行かれる事を希望しておられますので
一度ご家族でお出かけになられれば翼様もお喜びになられますかと」
回りくどい言い方しやがって!
めんどくせぇ野郎だな!
そう思ってはいたがこいつはムダな言葉は言わねぇ奴だから
そのまま黙って視線だけで続きを促す
「最近ではSNSなどで情報が拡散し
マスコミなどより余程影響力があるように思えますので
記事が出る頃にはご一家での仲睦まじいお姿が世界中に拡散しているかと」
「わざと目立つように行動しろってか?」
「はい、最近のクチコミは凄いですから」
そう言って能面の顔にうっすらと笑みを浮かべた西田
「…って事は…わざと目立つようにしてたって事?」
「ああ、そうだ。
でも別に無理して行動してたわけじゃねぇーぞ!
俺がお前らと行きたいから行っていつもと同じように振る舞っていただけだ!」
翼が以前より関西の某テーマパークに行きたがっている事は
つくしから聞いて知っていたし
機会があれば連れて行ってやろうとも考えていた
健は幼い頃より意外に鉄道が好きで日本に帰国直後は
ただ電車に乗る為だけにつくしと出掛けていたのも知っている
「ちょうどいい機会だから二人の願いを叶えてやりつつ
藤城に一泡吹かせてやったんだよ!」
「一泡吹かせたって…
そんな事して提携に影響出ない?
それに記事が出たって否定すればいいだけじゃない!
わざわざこんな事しなくても…」
最後は少し俯いてそう言ったつくしを抱き寄せると
つくしも俺の背中へと腕を回してきた
胸元に顔を埋めるつくしの頭に顎を乗せ
彼女が感じている疑問や不安が少しでも軽くなるようにしっかりと抱き締める
「今さら提携には影響は出ない。
それが分かってるから藤城もこんな記事を書かせたんだ。
先に汚ねぇ手を使ってきたのは藤城の方だ!
こっちが正攻法でやる必要ねぇーだろ?!」
「そうだけど…」
胸元から少しくぐもった声で話すつくし
いきなりの展開につくしが戸惑い不安に感じている事は分かっている
結婚して12年
今まで公表していなくても何も問題はなかったし
今回の事がなければ来年の俺の誕生日に開かれる誕生日パーティーで
三人を公表するのがベストだと考えていた
「あたしね…」
胸元から俺の表情を伺うように上目遣いに見上げてくるつくしと視線を合わせるように少し身体を離す
「ん?」
「あたし…パパと結婚して良かったって思ってるし…
パパの立場上いつまでも隠しておけないのも分かってるんだけどね…
出来ればこのまま何もなければいいなぁって思ってたの…」
「あぁ、お前の気持ちは分かってる。ごめんな、面倒臭い事になって」
そう言うとつくしは驚いたように勢いよく俺の胸元から顔を上げ
俺の表情を確認するように覗き込んできた
「なんだよ?」
「…ん?いや…パパがごめんななんて…謝ったから」
「うるせぇーよ!そんな顔してっと襲うぞ!」
「えっ!?あっ!こ、今夜はダメ!」
真っ赤になり慌てて俺から身体を離そうとするつくしを引き寄せ
腕の中に納めしばらくそのままの体勢でつくしの考えが纏まるのを待っている
「ねぇ?」
「ん?」
「それで、パパの作戦は上手く行ったの?」
「あぁ、予想以上に上手く行ったぞ!ってか?!お前、携帯見てないのか?」
「全然、見てないけど…」
「さっきから俺の携帯にあいつらからガンガン着信が入ってんぞ!」
「えっ!?そうなの?」
つくしは慌てて自分に巻き付いている俺の腕を外し
テーブルの上に置きっぱなしになっていたバッグから携帯を取り出すと
ようやく世間の騒ぎに気が付いた
「うぁ?!桜子からの着信が!…こんなに?!
西門さんに類からも!あっ!美作さんからも!
それに…優紀に…あっ!進も!?ずっとバイブにしてたから気付かなかった…」
「ほら!これ見てみろ!」
手渡したのはタブレット
夕べから少しずつ拡散し始めた俺達家族の目撃情報 & 写真
写真に関してはつくしと健、翼の顔がハッキリと識別出来る物は
Upされたと同時に削除されているが
遠目からだとか後ろ姿だとかはそのままにしてあったから
一晩でかなりの数の写真と情報が拡散していた
大手の検索サイトで俺の名前を入れたらすぐに膨大な数の情報が出てくる
それをつくしに見せてやる
つくしは手にしていた携帯を横に置き
俺から受け取ったタブレットの画面を見ているけど…
“ギャ!”だとか…
“ウゲェ!”だとか…
“ワァッ!何これ?”だとか…
一人で表情をコロコロと変えながらタブレットを操作している

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