山口香の社長案件 3
こんばんは～💕
遅くなりましたが本日も『山口香の社長案件』です。🎶
それではどうぞ～✴
私信です
☆様
こんばんは😃🌃
コメントありがとうございます。😆
熟年カップルに‥しちゃいます？(笑)
ムフフ♥ちょっと真剣に流れを考えてみます❗💕
葉○様
こんばんは🌙😃❗
コメントありがとうございます。😆
ウフフ💕司君‥本当にアマゾンとか飛ばしちゃいそうですもんね❗(笑)
で、後でつくしちゃんにバレて叱られる‥(￣□￣;)!!
「ちょっと！なんでメープルなのよ？！
自宅に送ってくれるんじゃなかったの？！」
「はい、お送りしますよ。
でもその前に一杯付き合って下さい」
言うだけ言うとさっさと行ってしまった西田
ボーイさんがドアを開けて待っていてくれているから
仕方なく車から降りて西田の後を追った
連れて来られたのはメープルのラウンジ
定期的にリニューアルされていて
最近もまたリニューアルされたばかりだとかで
テレビで紹介されてたっけ‥
窓の向こうに広がる東京の夜景
落ち着いた雰囲気でデートなら最高なんだろうけど
西田相手じゃそんな雰囲気は皆無
そんな最高の雰囲気の中で西田が座ったのはカウンターの一番端っこの席
まぁ、端っこでもなんでも雰囲気は最高ってのに変わりはないんだけど
"何を飲みますか？"って聞かれて
"コスモポリタン"って答えた所で
男性と二人っきりのシュチュエーションって
西田ばっかりじゃない！って事に気がついた
ＮＹと東京
ここ数年で私ってデートすらしてない‥
唯一それらしいシュチュエーションって言うのが
東京への移動を打診されたＮＹでのあのディナーと今夜だけって‥
私‥どんだけ枯れてんだ‥
「ハァ～～」
目の前にスマートに置かれたカクテルを一口飲んで出たのは大きなため息
「私はまだ何も言ってませんよ」
「ん？」
西田の言葉の意味が分からず問い返した私
「だからそんな大きなため息つかないで下さい」
「いや、その前！
まだ何もって！なんかあるわけ？！」
「えぇ、勿論です。
ですが悪い話では無いのでそんなに警戒しないで下さい」
そんなことだろうとは思っていたけれど
やっぱりあったのね‥
「警戒なんてしてないけど‥
いや、ちょっとしてるか‥
でも急かすわけじゃないんだけど‥
さっさと話してくれない？」
「せっかちですね。
では‥」
西田の"では"で始まった私の新たな人生は予想以上の物だった
「今の部署はどうですか？」
「どうって？私個人の事？
それとも部署全体の事？」
「あなた個人の事ですよ」
「そっ、なら‥まぁ、遣り甲斐はあるわね。
大変な事も多いけど元々、人と関わる事が好きだし
部署の人達もそれぞれ優秀だしね」
「そうですか。
では牧野様に関してはどうですか？」
「牧野ちゃんの評価なんて私に聞かなくても
ちゃんと調査してるんでしょ？」
「はい、だからあなたの評価を聞かせて下さい」
「私の評価ねぇ‥正直に話していいの？」
「はい、忖度などせずに正直に答えていただいて大丈夫です」
「そっ、それじゃあ‥
まずはすっごく真面目
それに度が過ぎるお人好し
仕事は出来る、でもこれは真面目な性格故で
彼女の場合、出来るまでの努力を惜しまないって感じられかな
端から見てるとちょっと肩の力を抜けばいいのにって感じるほどだけど‥
でも牧野ちゃんの場合は元々の性格が控え目って感じなのじゃなくて
なんだか頑張って目立たないようにしてるって感じてたけど‥
まぁ、副社長と付き合ってたんだったらそれも納得かなって」
目立たないようにしてる‥
これはずっと感じていた
だけどその理由は分からなかったんだけど
西田から聞いていた社長案件って言葉から
彼女は何処かのお嬢様でコネ入社かなんかで
それがバレるのが嫌でわざと目立たないようにしているのかなぁなんて勝手に思っていた
もし彼女が何処かのお嬢様でも
コネ入社であっても私には関係のないことだし
わざわざ確かめることでも無いから
私の仕事は彼女を一人前に育てることなんだから
彼女のバックボーンなんて関係なかった
まさか副社長の恋人とは思い至らなかったけどね
私もまだまだってことね
「それに牧野ちゃんの場合は本人は気付いてなかったみたいだけど
あの性格で見た目も派手さとかが無くて
ナチュラルなイメージだったから狙ってた男は多かったけどね
本人は全くってほど相手にしてないって言うか‥
気が付いてもいなかったんじゃない？
それくらい男っ気は無かったから
彼女も私と同じタイプなのかなって思ってたけど
まさか副社長の恋人だったとはね‥
流石に驚いたわよ！」
「そうですか。
ところであなたと同じタイプってどういう意味ですか？」
「それ聞く？」
「はい、後学の為にお教えいただければ」
嫌な男だ
「あんたモテないでしょ？」
「私の事はほっておいて下さい。
私だってそれなりには」
「ふ～ん、まぁいいけど。
私と同じタイプって言うのは
このままお一人様でそれなりに楽しくやっていくって事よ」
「あなたはずっとお一人様の予定なのですか？」
「今のところはね‥
その予定以外入ってないのよ！」
「そうですか、ならそのお一人様をより充実した物に変える気はありませんか？」
お一人様を充実させてどうすんのよ？！
とは思うんだけど‥
反論出来ない自分がちょっと悲しい
だって本当にそれ以外の予定無いんだもの
お一人様だから不幸だとは思っていない
だけど今だから思ってしまう
もっと別の人生だってあったんじゃないかって
今さらなんだけどね
私は私だし
それ以外にはなれないんだから！
だから今の自分を精一杯生きてきた
その結果がお一人様でも後悔はしない
「それは条件によるわね」
「そうですか、ではまず牧野様ですが
恐らく年明けにはメープルへ移動していただく事になると思います」
「メープルへ？どうして？
まさか今日の事が原因？」
「いえ、元々、来春には移動する事は決まっていました。
それが少し早まっただけです」
「ふ～ん、それで？牧野ちゃんがメープルに移って何をするわけ？」
「特にはありません」
「はぁ？」
「籍が移動するだけです。
一応、社長管轄になる予定になっておりますが
牧野様は副社長とのご結婚の準備の為に道明寺家に移られますので
今までのようにフルタイムで働く時間は取れませんし
なにより副社長がそれを望んでおられません」
「これってオフレコよね？」
「勿論、トップシークレットですよ」
「それを私に話して大丈夫なの？」
「ええ、信頼してますから」
「それはどうも」
「では、続けますよ。
先ほども言いましたが副社長は牧野様が忙しくされるのは希望されていません」
「それって牧野ちゃんも了承してるのよね？」
中途半端でごめんなさいm(__)m
総つくって需要あるのかしら？
応援ありがとうございます。
遅くなりましたが本日も『山口香の社長案件』です。🎶
それではどうぞ～✴
私信です
☆様
こんばんは😃🌃
コメントありがとうございます。😆
熟年カップルに‥しちゃいます？(笑)
ムフフ♥ちょっと真剣に流れを考えてみます❗💕
葉○様
こんばんは🌙😃❗
コメントありがとうございます。😆
ウフフ💕司君‥本当にアマゾンとか飛ばしちゃいそうですもんね❗(笑)
で、後でつくしちゃんにバレて叱られる‥(￣□￣;)!!
「ちょっと！なんでメープルなのよ？！
自宅に送ってくれるんじゃなかったの？！」
「はい、お送りしますよ。
でもその前に一杯付き合って下さい」
言うだけ言うとさっさと行ってしまった西田
ボーイさんがドアを開けて待っていてくれているから
仕方なく車から降りて西田の後を追った
連れて来られたのはメープルのラウンジ
定期的にリニューアルされていて
最近もまたリニューアルされたばかりだとかで
テレビで紹介されてたっけ‥
窓の向こうに広がる東京の夜景
落ち着いた雰囲気でデートなら最高なんだろうけど
西田相手じゃそんな雰囲気は皆無
そんな最高の雰囲気の中で西田が座ったのはカウンターの一番端っこの席
まぁ、端っこでもなんでも雰囲気は最高ってのに変わりはないんだけど
"何を飲みますか？"って聞かれて
"コスモポリタン"って答えた所で
男性と二人っきりのシュチュエーションって
西田ばっかりじゃない！って事に気がついた
ＮＹと東京
ここ数年で私ってデートすらしてない‥
唯一それらしいシュチュエーションって言うのが
東京への移動を打診されたＮＹでのあのディナーと今夜だけって‥
私‥どんだけ枯れてんだ‥
「ハァ～～」
目の前にスマートに置かれたカクテルを一口飲んで出たのは大きなため息
「私はまだ何も言ってませんよ」
「ん？」
西田の言葉の意味が分からず問い返した私
「だからそんな大きなため息つかないで下さい」
「いや、その前！
まだ何もって！なんかあるわけ？！」
「えぇ、勿論です。
ですが悪い話では無いのでそんなに警戒しないで下さい」
そんなことだろうとは思っていたけれど
やっぱりあったのね‥
「警戒なんてしてないけど‥
いや、ちょっとしてるか‥
でも急かすわけじゃないんだけど‥
さっさと話してくれない？」
「せっかちですね。
では‥」
西田の"では"で始まった私の新たな人生は予想以上の物だった
「今の部署はどうですか？」
「どうって？私個人の事？
それとも部署全体の事？」
「あなた個人の事ですよ」
「そっ、なら‥まぁ、遣り甲斐はあるわね。
大変な事も多いけど元々、人と関わる事が好きだし
部署の人達もそれぞれ優秀だしね」
「そうですか。
では牧野様に関してはどうですか？」
「牧野ちゃんの評価なんて私に聞かなくても
ちゃんと調査してるんでしょ？」
「はい、だからあなたの評価を聞かせて下さい」
「私の評価ねぇ‥正直に話していいの？」
「はい、忖度などせずに正直に答えていただいて大丈夫です」
「そっ、それじゃあ‥
まずはすっごく真面目
それに度が過ぎるお人好し
仕事は出来る、でもこれは真面目な性格故で
彼女の場合、出来るまでの努力を惜しまないって感じられかな
端から見てるとちょっと肩の力を抜けばいいのにって感じるほどだけど‥
でも牧野ちゃんの場合は元々の性格が控え目って感じなのじゃなくて
なんだか頑張って目立たないようにしてるって感じてたけど‥
まぁ、副社長と付き合ってたんだったらそれも納得かなって」
目立たないようにしてる‥
これはずっと感じていた
だけどその理由は分からなかったんだけど
西田から聞いていた社長案件って言葉から
彼女は何処かのお嬢様でコネ入社かなんかで
それがバレるのが嫌でわざと目立たないようにしているのかなぁなんて勝手に思っていた
もし彼女が何処かのお嬢様でも
コネ入社であっても私には関係のないことだし
わざわざ確かめることでも無いから
私の仕事は彼女を一人前に育てることなんだから
彼女のバックボーンなんて関係なかった
まさか副社長の恋人とは思い至らなかったけどね
私もまだまだってことね
「それに牧野ちゃんの場合は本人は気付いてなかったみたいだけど
あの性格で見た目も派手さとかが無くて
ナチュラルなイメージだったから狙ってた男は多かったけどね
本人は全くってほど相手にしてないって言うか‥
気が付いてもいなかったんじゃない？
それくらい男っ気は無かったから
彼女も私と同じタイプなのかなって思ってたけど
まさか副社長の恋人だったとはね‥
流石に驚いたわよ！」
「そうですか。
ところであなたと同じタイプってどういう意味ですか？」
「それ聞く？」
「はい、後学の為にお教えいただければ」
嫌な男だ
「あんたモテないでしょ？」
「私の事はほっておいて下さい。
私だってそれなりには」
「ふ～ん、まぁいいけど。
私と同じタイプって言うのは
このままお一人様でそれなりに楽しくやっていくって事よ」
「あなたはずっとお一人様の予定なのですか？」
「今のところはね‥
その予定以外入ってないのよ！」
「そうですか、ならそのお一人様をより充実した物に変える気はありませんか？」
お一人様を充実させてどうすんのよ？！
とは思うんだけど‥
反論出来ない自分がちょっと悲しい
だって本当にそれ以外の予定無いんだもの
お一人様だから不幸だとは思っていない
だけど今だから思ってしまう
もっと別の人生だってあったんじゃないかって
今さらなんだけどね
私は私だし
それ以外にはなれないんだから！
だから今の自分を精一杯生きてきた
その結果がお一人様でも後悔はしない
「それは条件によるわね」
「そうですか、ではまず牧野様ですが
恐らく年明けにはメープルへ移動していただく事になると思います」
「メープルへ？どうして？
まさか今日の事が原因？」
「いえ、元々、来春には移動する事は決まっていました。
それが少し早まっただけです」
「ふ～ん、それで？牧野ちゃんがメープルに移って何をするわけ？」
「特にはありません」
「はぁ？」
「籍が移動するだけです。
一応、社長管轄になる予定になっておりますが
牧野様は副社長とのご結婚の準備の為に道明寺家に移られますので
今までのようにフルタイムで働く時間は取れませんし
なにより副社長がそれを望んでおられません」
「これってオフレコよね？」
「勿論、トップシークレットですよ」
「それを私に話して大丈夫なの？」
「ええ、信頼してますから」
「それはどうも」
「では、続けますよ。
先ほども言いましたが副社長は牧野様が忙しくされるのは希望されていません」
「それって牧野ちゃんも了承してるのよね？」
中途半端でごめんなさいm(__)m
総つくって需要あるのかしら？
応援ありがとうございます。
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