つくしちゃんＢＤ2020 あのあとどうした？ 1

全てが後の祭り‥





なんかねちょっと

ほんとにちょっとだけ

寒かったの

あの居酒屋さんの個室

そう広くない個室に沢山の人が居たしお酒も入ってたから
それほど寒さは感じてなかったんだけど

眠くなってきちゃってダメだって思いながらも眠気には勝てずに
寝ちゃったのよね

そしたらなんだかちょっと

ちょっとだけ

寒くなってきちゃって

ゾクってしちゃって

そんな時

いいの発見！

ムフッ

暖か～い♥

ウフッ

気持ちい～い♥


ってなっちゃって

よくは覚えてないんだけど

やらかしたような記憶が薄っらとあるの


居酒屋に居たはずなの

なのに

目が覚めたら

あいつの部屋に居て


ウゲェ！

ってプチパニックで

寝惚けた頭をフル回転で
ここに至るまでを思い出してみるんだけど
靄が掛かったみたいで上手く思い出せなくて
ますますパニック


そして意外にも‥って言い方は変だけど

予想外にこのベッドの持ち主は隣に居なくて

ムクリと重たい頭と身体を持ち上げると
目の前のソファーに奴が居た‥


ワイシャツ姿のままで
ボタンを３つほど外し
シャツの胸元を大胆にはだけさせていて
シャツの隙間から素肌が見えている

足を片足だけソファーに上げ
斜めに座り少し伏し目がちで書類を読んでいる姿がすっごくセクシーで
思わず生唾を飲んでしまうほど色気がだだ漏れの彼は
私が起きた事に気付いてこちらへと顔を向けたんだけど‥

ひやっ！

こ、怖っ！

怖いんですけどー！？

射るような？

刺すような？

なんか視線だけで殺されちゅうんじゃないかってぐらいの
鋭い視線を向けられて直視出来なくて
思わず胸元のシーツを捲し上げて隠れたら

ギシッっと音が鳴りベッドが沈み込む感触がして
奴がベッドに上がってきたのが分かった


分かったんだけど隠れたままのあたし

だ、だって怖いんだもん！






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