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山口香の社長案件 8

こんばんは。🎵
お待たせしてしまってごめんなさいm(__)m
本日は『山口香の社長案件』です。🎶
そして香先輩のお話しはおしまいです。💕
次はまたつくしちゃんBD話のその後に戻ります。🎵😍🎵
それではどうぞ~✴



私信です
葉○様
こんばんは🌙😃❗
コメントありがとうございます❗😆
返事が遅くなってごめんなさいm(__)m
オリキャラのお話しなのに楽しんで頂けていて嬉しいです🎵😍🎵
司君とつくしちゃんの一番近くにいる二人なので
きっと相性は抜群?だと思います!💕

☆様
こんばんは🌙😃❗
コメントありがとうございます。😆
返事が遅くなってごめんなさいm(__)m
ハイ!ニンジンです😆🎵🎵💕
司君はだいたいどのお話しでも娘ちゃんには弱いんです。🎶














「プロポーズが罰ゲームだなんて
流石に失礼すぎますよ」

なにが失礼すぎるのよ?!

意味わかんないわよ!

「失礼なのはあんたの方よ!
私をバカにしてんの?!」

「バカになんてしてませんよ。
至って真剣にプロポーズしただけです」

「真剣にプロポーズって・・・
有り得ないでしょ?!
なんなのよ?!この流れでプロポーズとかって意味わかんないわよ!
普通・・ふ、普通ってのがどんな流れかは分からないけど!
そもそも付き合ってもいない同期の女にプロポーズなんてしないでしょ?!」


「普通じゃありませんか?」

「ないわよ!
これのどこが普通なのよ?!」

「そうですか。
私としては熟考した結果あなたが
最善の結婚相手なのですが」

「何をどう熟考したっていうのよ!?
そもそも付き合ってないし!」

「付き合っていないとダメですか?
私としては忙しい業務の合間でも
しっかりとあなたという人間の人となりなどを知って
最善のタイミングでプロポーズしたつもりなのですが」

「なにが人となりよ!
あんたのCPUバグってんじゃない?!
業務連絡の合間にプロポーズされて喜ぶ女なんていないわよ!」

「そうですか、ではやり直します」

そう言った西田は徐に立ち上がり
私の横へと移動してくると跪いたのを慌てて止める

「ちょ、ちょっと待った!」

「なんでしょうか?」

なんでしょうか?じゃないわよ!

「や、やり直すって・・
そういう問題じゃないでしょ?!」

「そうなんですか?
でもあなたは私のプロポーズのタイミングとやり方には文句がおありのようですが
プロポーズそのものの返事に関しては何もおっしゃってなかったので
もう一度、やり直させて下さい」

「・・・・・・・ねぇ?あんた・・・本気なの?
本気で私と結婚しようとしてるの?」

「はい、本気ですよ。
冗談でプロポーズなど出来ませんから」


マジか・・・・

ここにきて全く予想していなかった展開に
私の方がバグってる・・・

「・・・どこが?」

「なにがですか?」

「・・だから!どこが良かったわけ?わ、わたしの・・・」

「性格ですよ。
あなたのその真っ直ぐな性格に
正義感の強いところもなかなかポイントが高いです。
それに真面目なところもですし
頭の回転も早いですし私の次に頭がいいところもです」

なんだろう・・・

自分で聞いといて

正直に答えられて

微妙なこの感情・・

なんなんだろう?

ムカつくわけじゃないんだけど
微妙なのよ!


分かるかしら?

貶されたわけじゃないから・・

一応、誉められてるっぽいから
ムカつくってわけじゃないのよ

でもね・・

プロポーズの理由としては・・・

微妙だわ・・・

私も一応は女なのよね

だから色々と考えるっていうか

理想?のプロポーズみたいなのもあるわけよ

いい歳してって思うかもしれないけど

一応ね・・

って今さらか・・・・

「私は入社以来ずっとあなたを見てきました」

「ストーカーみたいなこと言わないで!」

「ストーカーではありませんが
私は入社以来あなたを見てきて
あなたのその真っ直ぐで何事にも真剣に取り組む姿勢を評価すると同時に
あなたのその誰にも屈服しない逞しさを羨ましく感じていました。
あなたはその真っ直ぐさ故に窮地に陥る時があっても
自分の道は自分で切り開くパワーがありました。
端から見ていてハラハラした時もあったのですが
私なら目を瞑ってしまう場面でも
あなたは自分の信念を貫き通してしまう強さがあります。
口が悪いのは今さらですがその口の悪さもあなたの魅力の一つです。
いつもギリギリを攻めているあなたになら
安心して背中を任せられると思ったからプロポーズしたんです。
もう一度言います。
私と結婚しませんか?」

西田の言葉を聞いていて

なんだかストンと納得した感じ

ん?

納得?

ちょっと違うけど適当な言葉が思い当たらないから
まぁ、とりあえず納得って感じだし

結婚ってこんな感じでするものなのかな?ってのもあるんだけどね

なんかね

西田の言葉に嘘は一つも含まれていないのは分かるし
今さら顔が好みだとかスタイルがどうとか言われるよりは納得出来る

さっき水が入った鼻がまだちょっと痛いけど

人生って一回限りだからその途中で一回ぐらいしてもいいかも?なんて・・・

相手が西田だなんて思いもしなかったけれど

まぁ、副社長の相手が牧野ちゃんだったなんて思いもしていなかったのと一緒で
人の縁なんてどこでどう繋がっているか分からないから
思い切ってやってみるのもアリなんじゃない?

そう思わない?

だからね思い切って飛び込んでみたの

「・・・よろしくお願いします」

椅子に座ったままだったけど
横で跪いている西田にそう言って頭を下げた

「こちらこそよろしくお願いします」

まだあんまりピンときてないし
10分後には後悔してるかもしれないけど

まぁ、とりあえずは

よろしくお願いします!









応援ありがとうございます。
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kirakira
Posted bykirakira

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