月夜に 66
おはようございます。🎵
お引っ越しです。🎶
それではどうぞ~✴
雛達の乗ったアトラクションの方を見ながら考えていると
突然後ろから物凄い力で抱きしめられた
グェッ!
息が詰まる!
後ろからは私の状況などお構いなしに元気一杯の声が聞こえてきた
「櫻ちゃん~!!」
ん・・?
この声は・・滋さん?
続いて聞こえてきたのは
「滋さん!いい加減にしてください!
先輩が死んじゃいますよ!」
今度は桜子ちゃん?
やっと身体が解放され息を整えながらも慌てて振り返ると・・そこにはみんなの姿
あきらまで居る
「ど、どうしたんですか・・?」
「櫻ちゃんが心配で来ちゃった!
大丈夫?司に苛められてない??」
「いいえ、大丈夫ですけど・・」
本当に心配そうな滋さんがもの凄い勢いで迫ってきてちょっと怖い
「よかった!
ところで雛ちゃんと司は?」
「今、アトラクションに行ってます」
「そっか~、ねぇ、私たちも来たからみんなで一緒に遊ぼ?」
「はっ、はい・・」
滋さんは雛ちゃん何処かな~とアトラクションの方を向いてピョンピョン飛び跳ねている
そんな元気一杯の様子を見ていると自然に笑みが零れてくるが
笑みが零れない人もいるらしい
私の横では桜子ちゃんと西門さんが大きく溜息をついていた
後ろでは花沢さんがあくびをしていてあきらは少しバツの悪そうな表情をしていた
西門さんが私に向かって小さな声で
「邪魔して悪いな!滋の奴が一人でも行くって言って聞かなかったんだ。
すぐに連れて帰るから」
「ううん、ちょっと驚いたけど大丈夫です。
それに大勢の方が楽しいし、滋さんも楽しそうだし」
「先輩、甘いですよ!滋さん甘やかしちゃダメです!
滋さんは先輩が道明寺さんと上手くやってるか心配だとか言ってますけど
本当は自分が雛ちゃんと遊びたいだけなんですから!」
「そ、そうなの・・?」
「そうなんですよ!
もぅ!滋さん!恥ずかしいから大きな声出さないでください!」
大きな声を出さないでと言われた滋さんは
ちょうどアトラクションから降りてきた雛と彼の姿を見つけると
両手を目一杯上に上げて大声で名前を呼んで
いや叫んでいる
呼ばれた方はというと
雛は満面の笑みで彼と繋いでいた手を離すと滋さんの元へと駆け寄り
そして“司~”と呼ばれた彼の額にはいくつもの青筋が浮かんでいた
彼は滋さんの前までくると一言“帰れ!”と怒っているけど
帰れと言われて素直に帰るような滋さんじゃないから
あっさりと彼の言葉を無視してさっさと雛と手を繋いで歩き始めてしまった
その後はもう滋さんの独壇場で後ろをついて歩くだけでクタクタ
滋さんと手を繋いでいる雛なんてその勢いにまるで宙を飛んでいるみたいだった

応援ありがとうございます。
お引っ越しです。🎶
それではどうぞ~✴
雛達の乗ったアトラクションの方を見ながら考えていると
突然後ろから物凄い力で抱きしめられた
グェッ!
息が詰まる!
後ろからは私の状況などお構いなしに元気一杯の声が聞こえてきた
「櫻ちゃん~!!」
ん・・?
この声は・・滋さん?
続いて聞こえてきたのは
「滋さん!いい加減にしてください!
先輩が死んじゃいますよ!」
今度は桜子ちゃん?
やっと身体が解放され息を整えながらも慌てて振り返ると・・そこにはみんなの姿
あきらまで居る
「ど、どうしたんですか・・?」
「櫻ちゃんが心配で来ちゃった!
大丈夫?司に苛められてない??」
「いいえ、大丈夫ですけど・・」
本当に心配そうな滋さんがもの凄い勢いで迫ってきてちょっと怖い
「よかった!
ところで雛ちゃんと司は?」
「今、アトラクションに行ってます」
「そっか~、ねぇ、私たちも来たからみんなで一緒に遊ぼ?」
「はっ、はい・・」
滋さんは雛ちゃん何処かな~とアトラクションの方を向いてピョンピョン飛び跳ねている
そんな元気一杯の様子を見ていると自然に笑みが零れてくるが
笑みが零れない人もいるらしい
私の横では桜子ちゃんと西門さんが大きく溜息をついていた
後ろでは花沢さんがあくびをしていてあきらは少しバツの悪そうな表情をしていた
西門さんが私に向かって小さな声で
「邪魔して悪いな!滋の奴が一人でも行くって言って聞かなかったんだ。
すぐに連れて帰るから」
「ううん、ちょっと驚いたけど大丈夫です。
それに大勢の方が楽しいし、滋さんも楽しそうだし」
「先輩、甘いですよ!滋さん甘やかしちゃダメです!
滋さんは先輩が道明寺さんと上手くやってるか心配だとか言ってますけど
本当は自分が雛ちゃんと遊びたいだけなんですから!」
「そ、そうなの・・?」
「そうなんですよ!
もぅ!滋さん!恥ずかしいから大きな声出さないでください!」
大きな声を出さないでと言われた滋さんは
ちょうどアトラクションから降りてきた雛と彼の姿を見つけると
両手を目一杯上に上げて大声で名前を呼んで
いや叫んでいる
呼ばれた方はというと
雛は満面の笑みで彼と繋いでいた手を離すと滋さんの元へと駆け寄り
そして“司~”と呼ばれた彼の額にはいくつもの青筋が浮かんでいた
彼は滋さんの前までくると一言“帰れ!”と怒っているけど
帰れと言われて素直に帰るような滋さんじゃないから
あっさりと彼の言葉を無視してさっさと雛と手を繋いで歩き始めてしまった
その後はもう滋さんの独壇場で後ろをついて歩くだけでクタクタ
滋さんと手を繋いでいる雛なんてその勢いにまるで宙を飛んでいるみたいだった

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