二度目の恋の話をしよう 47
こんばんは。
本日は久々に『二度目』です。🎶
久々すぎてお忘れでしょうが‥(笑)
私も忘れておりました!(笑)
NYへ行ったつくしちゃんがどうなったのか?
楽しんで頂ければ嬉しいです。\(^-^)/
それではどうぞ~✴
今週いっぱいぐらいまではまだ忙しくバタバタしております。
拍手のお返事が滞っていて申し訳ありません。m(__)m
取り急ぎお引っ越しですが予約投稿をしておきます。
明日の朝7時に『月夜に‥』69話を予約投稿してありますので
お楽しみ頂ければと思っております。💕
「ねぇ、ママ?
ほんとに大丈夫なの?」
「大丈夫よ。そんなに心配しないで、愛ちゃん」
「・・だったらいいんだけど・・
ママ、また無理してない?
なんだったら私とこのままミラノに行く?
パパなんてどうとでもなるんだから
ほっといても大丈夫なんだよ」
「・・またパパの事をそんな風に言って・・
とにかくママは大丈夫だから愛ちゃんはお仕事頑張ってきてちょうだい」
「分かったけど・・何かあったらすぐに連絡してね!
私が椿ちゃんにすぐに言いつけてやるから!」
「もう・・椿お姉さんをそんな事に使わないでちょうだい・・
とにかくママは大丈夫だから!
愛ちゃんも気をつけてね」
「うん!それじゃまたね!」
NYに来て1週間
私がこっちに居ると聞いた愛が仕事でミラノに向かう途中に
フラリと立ち寄った私と彼がNY滞在中に使っている部屋
その部屋に入るなり滅多な事では驚かない愛が
大きく目を見開き口をあんぐりとさせ
動きを止め部屋中を見回し放った一言
“ママ?パパどうしちゃったの?”
だった・・・
確かに愛の言う通り
私もこの部屋に最初に連れて来られた時は
同じことを思った・・
マンハッタンにある最上級の高級アパートメントのペントハウス
広さは優に200平米は超えていて
広いバルコニーには温室まで備えつけられているんだけど
肝心な部屋の間取りがね・・
ワンルームなの・・・
仕切りが全く無しのワンルームで
バスやトイレは当然あるんだけど
全てガラス張りで扉を閉めたら
ガラスが一瞬でスモークになって
中は見えない構造にはなってるんだけど・・
とにかく何もかもが全て見渡せる作りになっていた
当然、キッチンもダイニングも寝室も・・・
唖然とする私に彼は
“これだとどこに居てもお前の姿が見えるだろ”
と満足気に言い放った・・・
確かにどこに居てもすぐに分かるけれど・・・
落ち着かない
それでなくても絶えず彼の視線は私を追いかけていて
落ち着かないのに・・・
ハァ〜
でも何を言っても無駄だってことも分かっている
だから好きにさせているけれど
愛が心配する気持ちも分かる
愛の彼に対する・・・
って
愛だけじゃなくて優もなんだけど
子供達の彼に対する態度というか
感情?気持ち?みたいな物は複雑で
二人共に彼を信頼していないというか
父親としての畏敬の念だとかそういった物は全く無しで
特に愛なんて幼い頃からあの四人組を
間近で見てきたからか・・・
世間一般の男性に対する評価もかなり引くくて
男なんて!ってタイプで目指すは自立したいい女
結婚なんてって感じで相変わらず落ち着きが無い
今日だってミラノへ向かう途中にちょっと寄っただけだって
滞在時間も2時間程で慌ただしく行ってしまった
そんな愛を見送ってまた一人
特にやる事は無い
彼はこの部屋には誰も入れたくないからと
メイドさんは置いていない
掃除なんかの家事全般は私がするから問題は無いんだけど
逆にこれしかやる事が無い
掃除して洗濯して食事の準備しても
半日は一人何もする事が無い時間がある
これが一番困るのよね・・・
ちょっと気分転換にお散歩やお買い物って思っても
一歩外に出ればワラワラとSPさんに取り囲まれて
ドアtoドアで散歩も出来ない
出来ない事も無いとは思うんだけど
きっと大名行列のような散歩になってしまうから
散歩に行きますって言うのも躊躇してしまう
今日は思いがけず愛が来てくれたけど
後数時間・・彼が帰ってくるまで一人
NYの街にそろそろ夜の帳が下りてくる
退屈過ぎて暇つぶしの相棒はテレビ
こんなにゆっくりとテレビを見たのなんて何年?いや・・
何十年ぶりだろう?
とにかく静かすぎる部屋が落ち着かなくて
ずっとテレビをつけぱなしで
夕食の準備も終わってなんだかよく分からない続きもののドラマが見終わったころ
彼から今から帰ると連絡が入った
時計を見ると午後9時を過ぎたばかり
記憶が戻ってからは遅くても午後7時には帰って来ていたから
それに比べれば遅いけれど
2ヶ月しか無いNY滞在期間だから
本来であればこんなに早く帰れるスケジュールじゃないはず・・・
また我がままを言って秘書さんを困らせているんだろう
ヨイショ!誰もいないのをいいことに
掛け声を掛けながらソファーから立ち上がり
夕食の仕上げに取りかかる
こちら来て・・
正確にはこの部屋で過ごすようになってから
決めたルールがある
それはね
まずは帰ったら食事を先に済ませるってことと
毎日、お土産だって言ってプレゼントを買ってこないこと
じゃないとね
毎日、高価なプレゼントを買って帰ってくるの
最初は宝石だった
バカみたいに大きな石がついた指輪に始まって
ピアスにネックレスにとたった数日で
宝飾店が開けるほど
もう宝石はいらないと告げると
次は時計にバッグにドレスに靴にと・・・
今度はブランドショップが引っ越してきたみたいな騒ぎで
流石にいい加減にしろと怒ると
翌日の仕事に支障をきたすほど拗ねる
でね
拗ねて止めるかっていうとそれが大間違いで
次は豪華客船を買って私の名前をつけようとしていて慌てて止めた
万事、この調子で会話と言うか・・・
話が通じなくて・・・
私のストレスは溜まる一方なのに
彼は帰宅後、ドヤ顔で私にプレゼントを渡した後はすぐに
私をベッドへと引き摺り込もうとする
流石にね・・・
この歳でその過剰すぎるスキンシップには
体力がついていかないの・・・
それでなくても10年近くセックスレスだった私達
寝室だって別だったのに
ここにきての方向転換は色んな意味でキツい・・
だからプレゼントは買ってこない
帰ったら先に夕食を食べるってことを約束してもらった
当然のように私のこの提案にごねてたけど
受け入れてもらえないなら私はお屋敷に移ると言ったら
渋々だけど了承してくれた
彼が帰ってくるまで後20分ほど
さて、今日は何を買ってくるんだろう?

応援ありがとうございます。
本日は久々に『二度目』です。🎶
久々すぎてお忘れでしょうが‥(笑)
私も忘れておりました!(笑)
NYへ行ったつくしちゃんがどうなったのか?
楽しんで頂ければ嬉しいです。\(^-^)/
それではどうぞ~✴
今週いっぱいぐらいまではまだ忙しくバタバタしております。
拍手のお返事が滞っていて申し訳ありません。m(__)m
取り急ぎお引っ越しですが予約投稿をしておきます。
明日の朝7時に『月夜に‥』69話を予約投稿してありますので
お楽しみ頂ければと思っております。💕
「ねぇ、ママ?
ほんとに大丈夫なの?」
「大丈夫よ。そんなに心配しないで、愛ちゃん」
「・・だったらいいんだけど・・
ママ、また無理してない?
なんだったら私とこのままミラノに行く?
パパなんてどうとでもなるんだから
ほっといても大丈夫なんだよ」
「・・またパパの事をそんな風に言って・・
とにかくママは大丈夫だから愛ちゃんはお仕事頑張ってきてちょうだい」
「分かったけど・・何かあったらすぐに連絡してね!
私が椿ちゃんにすぐに言いつけてやるから!」
「もう・・椿お姉さんをそんな事に使わないでちょうだい・・
とにかくママは大丈夫だから!
愛ちゃんも気をつけてね」
「うん!それじゃまたね!」
NYに来て1週間
私がこっちに居ると聞いた愛が仕事でミラノに向かう途中に
フラリと立ち寄った私と彼がNY滞在中に使っている部屋
その部屋に入るなり滅多な事では驚かない愛が
大きく目を見開き口をあんぐりとさせ
動きを止め部屋中を見回し放った一言
“ママ?パパどうしちゃったの?”
だった・・・
確かに愛の言う通り
私もこの部屋に最初に連れて来られた時は
同じことを思った・・
マンハッタンにある最上級の高級アパートメントのペントハウス
広さは優に200平米は超えていて
広いバルコニーには温室まで備えつけられているんだけど
肝心な部屋の間取りがね・・
ワンルームなの・・・
仕切りが全く無しのワンルームで
バスやトイレは当然あるんだけど
全てガラス張りで扉を閉めたら
ガラスが一瞬でスモークになって
中は見えない構造にはなってるんだけど・・
とにかく何もかもが全て見渡せる作りになっていた
当然、キッチンもダイニングも寝室も・・・
唖然とする私に彼は
“これだとどこに居てもお前の姿が見えるだろ”
と満足気に言い放った・・・
確かにどこに居てもすぐに分かるけれど・・・
落ち着かない
それでなくても絶えず彼の視線は私を追いかけていて
落ち着かないのに・・・
ハァ〜
でも何を言っても無駄だってことも分かっている
だから好きにさせているけれど
愛が心配する気持ちも分かる
愛の彼に対する・・・
って
愛だけじゃなくて優もなんだけど
子供達の彼に対する態度というか
感情?気持ち?みたいな物は複雑で
二人共に彼を信頼していないというか
父親としての畏敬の念だとかそういった物は全く無しで
特に愛なんて幼い頃からあの四人組を
間近で見てきたからか・・・
世間一般の男性に対する評価もかなり引くくて
男なんて!ってタイプで目指すは自立したいい女
結婚なんてって感じで相変わらず落ち着きが無い
今日だってミラノへ向かう途中にちょっと寄っただけだって
滞在時間も2時間程で慌ただしく行ってしまった
そんな愛を見送ってまた一人
特にやる事は無い
彼はこの部屋には誰も入れたくないからと
メイドさんは置いていない
掃除なんかの家事全般は私がするから問題は無いんだけど
逆にこれしかやる事が無い
掃除して洗濯して食事の準備しても
半日は一人何もする事が無い時間がある
これが一番困るのよね・・・
ちょっと気分転換にお散歩やお買い物って思っても
一歩外に出ればワラワラとSPさんに取り囲まれて
ドアtoドアで散歩も出来ない
出来ない事も無いとは思うんだけど
きっと大名行列のような散歩になってしまうから
散歩に行きますって言うのも躊躇してしまう
今日は思いがけず愛が来てくれたけど
後数時間・・彼が帰ってくるまで一人
NYの街にそろそろ夜の帳が下りてくる
退屈過ぎて暇つぶしの相棒はテレビ
こんなにゆっくりとテレビを見たのなんて何年?いや・・
何十年ぶりだろう?
とにかく静かすぎる部屋が落ち着かなくて
ずっとテレビをつけぱなしで
夕食の準備も終わってなんだかよく分からない続きもののドラマが見終わったころ
彼から今から帰ると連絡が入った
時計を見ると午後9時を過ぎたばかり
記憶が戻ってからは遅くても午後7時には帰って来ていたから
それに比べれば遅いけれど
2ヶ月しか無いNY滞在期間だから
本来であればこんなに早く帰れるスケジュールじゃないはず・・・
また我がままを言って秘書さんを困らせているんだろう
ヨイショ!誰もいないのをいいことに
掛け声を掛けながらソファーから立ち上がり
夕食の仕上げに取りかかる
こちら来て・・
正確にはこの部屋で過ごすようになってから
決めたルールがある
それはね
まずは帰ったら食事を先に済ませるってことと
毎日、お土産だって言ってプレゼントを買ってこないこと
じゃないとね
毎日、高価なプレゼントを買って帰ってくるの
最初は宝石だった
バカみたいに大きな石がついた指輪に始まって
ピアスにネックレスにとたった数日で
宝飾店が開けるほど
もう宝石はいらないと告げると
次は時計にバッグにドレスに靴にと・・・
今度はブランドショップが引っ越してきたみたいな騒ぎで
流石にいい加減にしろと怒ると
翌日の仕事に支障をきたすほど拗ねる
でね
拗ねて止めるかっていうとそれが大間違いで
次は豪華客船を買って私の名前をつけようとしていて慌てて止めた
万事、この調子で会話と言うか・・・
話が通じなくて・・・
私のストレスは溜まる一方なのに
彼は帰宅後、ドヤ顔で私にプレゼントを渡した後はすぐに
私をベッドへと引き摺り込もうとする
流石にね・・・
この歳でその過剰すぎるスキンシップには
体力がついていかないの・・・
それでなくても10年近くセックスレスだった私達
寝室だって別だったのに
ここにきての方向転換は色んな意味でキツい・・
だからプレゼントは買ってこない
帰ったら先に夕食を食べるってことを約束してもらった
当然のように私のこの提案にごねてたけど
受け入れてもらえないなら私はお屋敷に移ると言ったら
渋々だけど了承してくれた
彼が帰ってくるまで後20分ほど
さて、今日は何を買ってくるんだろう?

応援ありがとうございます。
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