月夜に 93
おはようございます。🎵
お引っ越しです。🎶
それではどうぞ~✴
お知らせです。
24日(木)『月夜に‥』94
25日(金)『月夜に‥』95
26日(土)『月夜に‥』96
27日(日)『月夜に‥』97
を毎朝7時に予約投稿しておきますのでお時間のある時にでもお楽しみくださいませ。💕
私信です
☆様
おはようございます。💕
コメントありがとうございます。😆
ウフフ💕波乱の予感です❗
葉○様
おはようございます。\(^-^)/
調教師つくしちゃん(笑)ですが
最後の‥誰だったのでしょう?
大した展開にはならない予定なので
なるべく早く脳内から取り出しますね。💕
月夜にはやっとお話しの根幹が動き出してきましたが
海ちゃんが関わっていた事を知ってしまったので
そのままって事はないと思います❗(笑)
でもつくしちゃんにバレないように裏でこっそりと‥?
あきらが電話をかけてから30分としないうちにいつもの
メンバーが続々と集まってきた
みんな忙しいのに予定を切り詰めて集まってきてくれたのだろう
いつもは元気一杯で病室を訪ねてくれる滋さんも少し緊張している様子だった
午後9時過ぎ病院の面会時間はとっくに過ぎてしまっているが
最後に道明寺とちょうどロスから帰国していた椿お姉さんが到着して全員揃った
それぞれが私のベッドを囲むように腰を下ろしている
私の右側には道明寺が座り左側にはあきらが腰を下ろし
足元の小さめのソファーには滋さんと桜子
少し離れたソファーには花沢類と西門さんそして椿お姉さんが座っている
しばらくは誰も口を開かなかった
沈黙の中、私はゆっくりとみんなの顔を見回すと
誰も知らなかったあの夜の出来事を話し始めた
「私ね・・あの夜、バイトだったの。学校が終わってお団子屋さんで8時までバイトしてたの
優紀も一緒だったんだけど私は新しいバイト先の面接が入ってたから優紀より先に一人でお店を出たの」
「お前、またバイト増やすつもりだったのか?」
西門さんが少し呆れたような声を出している
「うん、私、雛が居る事分かってたから・・学校、辞めて引っ越すつもりだったの。
だからお金が必要だったしお腹が大きくなってきちゃったら思うように働けないでしょ?
だから働けるうちに働いて少しでもお金を貯めなきゃって思ってたから
朝からはパン屋さんで働いて昼間はコンビニで働かせてもらおうと思ってその面接に行く予定になってたの」
「ねぇ、牧野?俺達には何にも言わないでどっか行くつもりだったの?」
「ごめんね・・でも雛の事は誰にも知られちゃいけないって思ってたから・・」
「お前・・子供一人で産んで育てるつもりだったのか・・?」
「・・うん」
「・・俺の記憶が戻るとか考えなかったのか?」
「考えたよ・・いっぱい・・いろいろ考えた・・
考えて出した答えがそれだったの」
自分の事なのにまだ何処か他人事のように話す櫻と彼女の言葉にショックを受けている司
「私・・諦めてたの・・あなたのお母様に1年って猶予をいただいたけど
その間にあなたの記憶が戻るなんて保証は無かったし、それに認めてもらったわけじゃないから・・
妊娠している事が知られるのが怖かったの・・どうしても産みたかったから・・
あの夜、バイトが終わってお店を出たところに海ちゃんが居たの・・」
「海って・・あの女か?!」
あきらが凄い剣幕で私に迫ってくる
あきらの態度からも分かる
彼も海ちゃんの事がキライな事が・・
「うん、あの海ちゃんが私の事を待ってたの・・」
「何のために?」
「私に話したい事があるからバイトが終わるのを待ってたって言ってたけど・・
その時の私は彼女と話しをする気分じゃなかったし・・彼女の用件って道明寺の事だと
思ったから余計話したくなかったの・・だから引き止めようとする彼女を振り切って
歩き始めたんだけど後ろから彼女の声が追いかけてきて・・・」
「あの女、お前に何の話しがあったんだ?」
「彼女ね・・道明寺と付き合う事になったからって・・報告に来たの・・」
「サイテイ・・・」
私の告白を黙って聞いてくれていた滋さんが小さく呟くように言った後
口元を手で覆って泣き出してしまった
その滋さんの肩を隣に座っていた桜子が優しく抱きしめている
「私もそう思った・・彼女の事、無神経で嫌な女だって・・
だけど彼女の言葉を聞いてもうどうでもいいって思ったの・・
道明寺が誰と付き合おうと私には関係ないって・・だから海ちゃんにも
そう言ったの・・好きにすればって・・私、もう一秒でも彼女と一緒に居たくないって思ったから・・」
「先輩、それって当たり前の感情ですよ。
誰だってそう思います」
「でもね桜子。人を好きになる気持ちって理屈じゃないでしょ?
きっと海ちゃんだって彼女なりに道明寺の事が好きだったんだよ。
道明寺だって海ちゃんが必要だったんだよ・・」
「ハァ~お前はなんでそんなにもお人よしなんだよ?」
溜息混じりに呟く総二郎の声が静かな病室に響く
「しょうがないじゃない・・そう思ったんだから・・・
だから私は彼女の事も道明寺の事もそんな風にしか見れない自分が嫌だったの・・
あの夜・・雨の中を歩きながら私は自分の事が大嫌いで全部忘れたいって思った・・」
話しをしながら櫻の瞳から大粒の涙が零れ落ちる
「櫻、泣かなくていいから」
泣き出してしまった彼女を抱きしめようと手を伸ばしかけた瞬間
俺よりも先に向かい側に座ってじっと櫻の告白を聞いていたあきらが
彼女を抱き寄せた
伸ばしかけていた手は空中で行き場を失ってしまった手を
強く握り締めながら俺は一番、聞きたかった質問をぶつける
「なぁ・・記憶が戻ったんだから俺んとこ戻って来てくれるよな?
雛を連れてNYへ来てくれるよな?」

応援ありがとうございます。
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を毎朝7時に予約投稿しておきますのでお時間のある時にでもお楽しみくださいませ。💕
私信です
☆様
おはようございます。💕
コメントありがとうございます。😆
ウフフ💕波乱の予感です❗
葉○様
おはようございます。\(^-^)/
調教師つくしちゃん(笑)ですが
最後の‥誰だったのでしょう?
大した展開にはならない予定なので
なるべく早く脳内から取り出しますね。💕
月夜にはやっとお話しの根幹が動き出してきましたが
海ちゃんが関わっていた事を知ってしまったので
そのままって事はないと思います❗(笑)
でもつくしちゃんにバレないように裏でこっそりと‥?
あきらが電話をかけてから30分としないうちにいつもの
メンバーが続々と集まってきた
みんな忙しいのに予定を切り詰めて集まってきてくれたのだろう
いつもは元気一杯で病室を訪ねてくれる滋さんも少し緊張している様子だった
午後9時過ぎ病院の面会時間はとっくに過ぎてしまっているが
最後に道明寺とちょうどロスから帰国していた椿お姉さんが到着して全員揃った
それぞれが私のベッドを囲むように腰を下ろしている
私の右側には道明寺が座り左側にはあきらが腰を下ろし
足元の小さめのソファーには滋さんと桜子
少し離れたソファーには花沢類と西門さんそして椿お姉さんが座っている
しばらくは誰も口を開かなかった
沈黙の中、私はゆっくりとみんなの顔を見回すと
誰も知らなかったあの夜の出来事を話し始めた
「私ね・・あの夜、バイトだったの。学校が終わってお団子屋さんで8時までバイトしてたの
優紀も一緒だったんだけど私は新しいバイト先の面接が入ってたから優紀より先に一人でお店を出たの」
「お前、またバイト増やすつもりだったのか?」
西門さんが少し呆れたような声を出している
「うん、私、雛が居る事分かってたから・・学校、辞めて引っ越すつもりだったの。
だからお金が必要だったしお腹が大きくなってきちゃったら思うように働けないでしょ?
だから働けるうちに働いて少しでもお金を貯めなきゃって思ってたから
朝からはパン屋さんで働いて昼間はコンビニで働かせてもらおうと思ってその面接に行く予定になってたの」
「ねぇ、牧野?俺達には何にも言わないでどっか行くつもりだったの?」
「ごめんね・・でも雛の事は誰にも知られちゃいけないって思ってたから・・」
「お前・・子供一人で産んで育てるつもりだったのか・・?」
「・・うん」
「・・俺の記憶が戻るとか考えなかったのか?」
「考えたよ・・いっぱい・・いろいろ考えた・・
考えて出した答えがそれだったの」
自分の事なのにまだ何処か他人事のように話す櫻と彼女の言葉にショックを受けている司
「私・・諦めてたの・・あなたのお母様に1年って猶予をいただいたけど
その間にあなたの記憶が戻るなんて保証は無かったし、それに認めてもらったわけじゃないから・・
妊娠している事が知られるのが怖かったの・・どうしても産みたかったから・・
あの夜、バイトが終わってお店を出たところに海ちゃんが居たの・・」
「海って・・あの女か?!」
あきらが凄い剣幕で私に迫ってくる
あきらの態度からも分かる
彼も海ちゃんの事がキライな事が・・
「うん、あの海ちゃんが私の事を待ってたの・・」
「何のために?」
「私に話したい事があるからバイトが終わるのを待ってたって言ってたけど・・
その時の私は彼女と話しをする気分じゃなかったし・・彼女の用件って道明寺の事だと
思ったから余計話したくなかったの・・だから引き止めようとする彼女を振り切って
歩き始めたんだけど後ろから彼女の声が追いかけてきて・・・」
「あの女、お前に何の話しがあったんだ?」
「彼女ね・・道明寺と付き合う事になったからって・・報告に来たの・・」
「サイテイ・・・」
私の告白を黙って聞いてくれていた滋さんが小さく呟くように言った後
口元を手で覆って泣き出してしまった
その滋さんの肩を隣に座っていた桜子が優しく抱きしめている
「私もそう思った・・彼女の事、無神経で嫌な女だって・・
だけど彼女の言葉を聞いてもうどうでもいいって思ったの・・
道明寺が誰と付き合おうと私には関係ないって・・だから海ちゃんにも
そう言ったの・・好きにすればって・・私、もう一秒でも彼女と一緒に居たくないって思ったから・・」
「先輩、それって当たり前の感情ですよ。
誰だってそう思います」
「でもね桜子。人を好きになる気持ちって理屈じゃないでしょ?
きっと海ちゃんだって彼女なりに道明寺の事が好きだったんだよ。
道明寺だって海ちゃんが必要だったんだよ・・」
「ハァ~お前はなんでそんなにもお人よしなんだよ?」
溜息混じりに呟く総二郎の声が静かな病室に響く
「しょうがないじゃない・・そう思ったんだから・・・
だから私は彼女の事も道明寺の事もそんな風にしか見れない自分が嫌だったの・・
あの夜・・雨の中を歩きながら私は自分の事が大嫌いで全部忘れたいって思った・・」
話しをしながら櫻の瞳から大粒の涙が零れ落ちる
「櫻、泣かなくていいから」
泣き出してしまった彼女を抱きしめようと手を伸ばしかけた瞬間
俺よりも先に向かい側に座ってじっと櫻の告白を聞いていたあきらが
彼女を抱き寄せた
伸ばしかけていた手は空中で行き場を失ってしまった手を
強く握り締めながら俺は一番、聞きたかった質問をぶつける
「なぁ・・記憶が戻ったんだから俺んとこ戻って来てくれるよな?
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