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パパはおんぞうし? 27

こんばんは🌙😃❗
本日は久々の蓮君です💕
なにも起こりませんが相変わらずのパパと蓮君を楽しんで頂ければ嬉しいです❗
それではどうぞ~✴


現在
『月夜に‥』のお引っ越しを進めながら
リクエスト頂いていたお話しと『パパはおんぞうし』
そして以前チラリとお伝えしていた総つく話を書き進めております。
リクエストのお話しはタイトルだけが決まりました❗(笑)
肝心な中身のほうはまだまだ序盤です‥😅
が、自分にプレッシャーを掛けるため書き上がった物から順次Upしていこうかなぁとも考えております。(笑)
それから総つく話ですがこちらは逆に中身はほとんど書き上がっているのですがタイトルが決まりません❗
総つく話は一応つかつくサイトとして運営しているのであまり時間は掛けず全て書き上がってから
一気にUpしてバックレようと思っております❗(笑)
その他諸々と放置中のお話しがありますが少しずつ進めて行こうと思っていますので
楽しみにお待ち頂ければ幸いです。💕



私信です
☆様
こんばんは~✴
コメントありがとうございます❗😆
返事が遅くなってごめんなさいm(__)m
愛ちゃん・・司パパには辛辣ですが。
彼女は楽しんでます❗(笑)
グゥの音も出ない司君です‥😉👍✨










やっとのこと朝飯を終えると紬はババァのヘアメイクに
髪の毛を希望通りのお団子にしてもらいすっかり機嫌が治ってやがる

「つむ!それだけ元気だったら学校行けんじゃねぇーのか?」

現金なつむに嫌味の一つも言いたくなる俺

「パパってほ~んとイジワルよね!
もうパパにはバレンタインのチョコあげないから!」

ちょっと嫌み言っただけの俺に対し
ジト~っとした視線で10倍返しにしてくる紬

「・・・・ごめん」

「ハァ~しょうがないから今年もパパのチョコ作ってあげる」

そんなこれみよがしなため息つくほどじゃねぇーだろ?!

そう思うけど・・・

俺はつくしの次にこいつに弱い

だから・・・

俺の口は

「・・・よろしくお願いします」

と宣う・・・・

「とーちゃん!じゅんび できたぞ!」

背後から聞こえた蓮の声に振り向くと
スーツを着てネクタイまで締めた蓮が得意気な顔で俺を見上げていた

「そのスーツどうしたんだよ?」

「これ じいちゃんが とーちゃんと おそろい だって くれた!
きょうは これ きて いけって いってたぞ!
どうだ?カッコいいだろ?
とーちゃんと おそろいだぞ!」

ったく!

いつの間に作ったんだよ?!

用意周到な親父に呆れる

両手を広げて俺の前で嬉しそうに一回転して見せた蓮の頭を撫でながら

「おぅ!カッコいいな!
似合ってるぞ!じいちゃんにありがとうって言ったか?」

「いったぞ!
そしたら じいちゃんも カッコいいって いってたぞ!」

「そうか、良かったな!
じゃあ、そろそろ行くぞ!」

「おぅ~!」

蓮と手を繋いだままタマに見送られ車に乗り込む

道明寺に戻ってからはセキュリティ対策の為また運転手付きの車で出社しているが
以前のようなバカデカいリムジンではなく
小回りのきくマイバッハ

まぁ、これも十分デカいけれど

屋敷にある車の中では安い方で
俺が以前乗り回していたリムジンの10分の一の値段だが
フルカスタムされていて乗り心地は良く俺は気に入っている

横にはふかふかのシートに埋もれるように蓮が大人しく座っている

俺は秘書からタブレットに送られてきた
今日一日のスケジュールを確認する

今日は朝から新規に建設が予定されている工場予定地の視察と
午後からは会議が一つだけ
視察にしても関東近郊に元々ある工場の隣に
新たに今回のプロジェクトの為の研究所兼開発用の建物の建設が決まり
その予定地の視察をするだけで
午後からの会議の為に行きも帰りもヘリの予定になっているし
訪問客の予定も入っていないから
会議の時だけ秘書にでも蓮を監視させておけば大丈夫だろうと考えていた

が・・・

蓮には車の中でしつこいぐらいに言い聞かせる

「蓮、とーちゃんが仕事してる間は
大人しくしてるんだぞ!
出来るか?」

「おぅ!れんに まかせとけ!」

今の返事で不安が倍増する
こいつに任せて上手くいった試しはねぇ

「マジだぞ!
出来ないと先に一人で屋敷に帰らせるからな!」

「おれも マジだぞ!
だから だいじょうぶだぞ!とーちゃん!」

こいつの大丈夫ほど大丈夫じゃない事は無い・・・

だけどここまで来て今さらだから
"勝手に部屋から出ない"
"とーちゃんだけじゃなく他の人の仕事の邪魔もしない"
を何度も言い聞かせておいた

オフィスに入り秘書と軽く打ち合わせの後
移動の為に屋上のヘリポートへと向かう

が・・・

ヘリに乗れると聞いた蓮の興奮がヤバい

それ以前に道明寺HDの日本支社のビルに入った時から
テンションが高くロビー中に蓮の"ひょぇ~"という意味不明の叫び声がこだましていて
出社してきた社員達がロビーに響く蓮の声に肩を震わせていた

32階にある俺のオフィスに入った時も
一枚ガラスの窓の向こうの景色に大騒ぎしていた

蓮はヘリがフワリと浮き上がった瞬間、身体を硬くして
隣に座る俺の腕を掴んできたが
それも一瞬だけで後は窓の外を眺めながら
相変わらず意味不明な言葉で感情を表していた

視察場所まで10分ちょっとの飛行

まだ更地の建設予定地に降り立ったヘリ
今日はここで地鎮祭が執り行われる予定になっていて
祭壇が作られた近くの神社から神主が呼ばれていた

地鎮祭も滞りなく終了し再びヘリでオフィスへと戻ると
時刻はもう昼だった

ここまで蓮は特に問題は無い

移動の時もずっと大人しく俺と手を繋ぎ
振りほどいて駆け出す事も無く
こっちが拍子抜けするほどに順調だった

昼からは会議が入っているため昼食は社食で済ませる

最近では福利厚生に力を入れていて
社食も所謂ザ・社食って感じではなくキレイでオシャレで開放的な雰囲気で
メニューも豊富で近くの飲食店よりもかなり割安らしく
わざわざ外に食べに出る社員がかなり減ったと秘書が話していた

そこに蓮を連れて行く
入口付近に置かれていたメニューに見入っている蓮に声をかける

「決まったか?」

「おぅ!おれ、このプリンにするぞ!」

「まずメシを食えよ!」

「えーじゃあ、ゼリーにしとく!」

「だからメシを食えって言ってんだろ!
プリンもゼリーもデザートだろーが!
お前、とーちゃんの言ってること分かってるか?」

「わかってるぞ!れんをバカにすんなよな!
でもプリンもゼリーもデザートじゃねぇーぞ!
とーちゃんこそわかってねぇーぞ!」

「なにが分かってねぇーんだよ?!」

「だってプリンもゼリーもデザートじゃねぇもん!」

「デザートだろ」

「ちがうぞ!プリンもゼリーものみもんだ!」

腰に手をあててドヤ顔で言い切った蓮に脱力

「飲みもんじゃねぇーよ!」

「えーのみもんだぞ!
だってチュルチュル〜ってすぐになくなるぞ!」

「だとしても喉詰まるからやめとけよ!
死ぬぞ!」

「かあちゃんもおんなじこといってたぞ!
だからだいじょうぶだぞ!」

「気をつけろよ!ったく!」

「おぅ!いつもきをつけてるからだいじょうぶだぞ!」

やっぱりこいつの大丈夫は信用出来ない!

「ったく!オムライスでいいだろ?」

「かあちゃんみたいにしてくれたらいいぞ!」

「とーちゃんがしてやる」

「じゃあ、いいぞ!」

とりあえずメニューは決まった・・

蓮にはオムライスを注文し
自分用には珈琲とサンドイッチを頼み席についた

お昼休み中の社食はいっぱいで
みなそれぞれのスタイルで昼食をとっている
その中で子連れはかなり目立っているが
蓮は全く臆することなく俺が運んできたオムライスに字を書けとうるさい

「とーちゃん!いつもかあちゃんがするみたいにしろよ!」

「命令すんなって!ったく!」

蓮に急かされながらケチャップで
オムライスの上に“れん♡”と書いてやると
満足したように食べ始めた

その姿を眺めながら俺も珈琲を飲みながらサンドイッチを摘んでいた

正直、道明寺に復帰することなんて無いと思っていたし
したいとも思っていなかった

あのままずっとあの会社に勤めているかは分からなかったが
とりあえず蒼が大人になるまでは仕事を続け
その後はつくしと二人またどこか静かな場所で
誰にも邪魔されずのんびりと過ごせればいいと考えていた

それなのに今また道明寺に戻って
仕事をしてみて楽しいと感じている自分もいて
少し驚いている









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kirakira
Posted bykirakira

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2021/05/08 (Sat) 00:38 | EDIT | REPLY |   
kirakira

kirakira  

瀬○様

こんばんは😃🌃
コメントありがとうございます。😆

お疲れ様です😌💓
本当に良かったですね。😌
久々の蓮君と司パパです🎶
相変わらず仲良しコンビです。💕
蓮君にはビックリさせられてばかりですが
蓮君なのでまだまだこんなものじゃないと思います❗(笑)
総つく‥あと少しなので出来上がり次第Upしますね🎵

2021/05/08 (Sat) 20:10 | EDIT | REPLY |   

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