その先へ・・・ 1
こんばんは。🎵
本日は先日よりチラチラと匂わせておりました総つく話です。
タイトルは『その先へ‥』です。🎶
そして少しお願いがあります。
一応つかつくサイトです!と宣言しておりますが今までもごくごくたま~に
違うCPでのお話しも書いておりました。当ブログにもあきつくが置いてあります。😆
こちらに訪問くださっている方は圧倒的に司君推しだと思います!私もそうです❗💕
その上での他CPです。つくしちゃんの相手は司君じゃなきゃイヤ~な方はスルーして頂ければと思っております。
また読後こんなの総二郎君じゃないと感じられる方もいらっしゃると思いますが
いつものように生暖かい目でこちらもスルーしていただければ幸いです。
色々と書きましたが"大丈夫よ~!なんでもこい!"な大人レディの方のみお進みくださいませ。🎵
それではどうぞ~✴
私信です
☆様
こんばんは🌙😃❗
コメントありがとうございます❗😆
返事が遅くなってごめんなさいm(__)m
ムフフ♥久しぶりの樹君でしたがこちらのパパも相変わらずのようで
年頃の息子には目の毒なようです!(笑)💕
アー○ィーチ○ーク様
こんばんは。🎵
コメントありがとうございます。😆
返事が遅くなってごめんなさいm(__)m
そしてお久しぶりです。お元気そうでなによりです。\(^-^)/
Family‥私も気になっているのですが
この先の展開をどうしようかしら?と悩んでおります‥😅
とりあえずベビーラッシュなのでそこら辺を書けたらなぁ~と
思っていますのでもうしばらくお待ち頂ければ幸いです。m(._.)m♥
「残り福だろ?」
「貧乏クジの間違いじゃないの?」
「い~や!絶対ぇ残り福だって!」
"俺にとってはな!"
言葉にはしなかった最後の言葉
こいつにとっては全くのノーマークだったはず
俺だって出会った頃にはまさかこんな未来が待ち受けているなんて
想像だにしていなかった
だけど現実は・・・・
今、俺の隣にはいつもこいつがいる
~その先へ‥~
司が刺されこいつの事だけを忘れ
一人NYへと行ってしまった後
類とあきらは何かとこいつにかまっていたが
俺はどちらかというと一歩引いたところから
見ていただけの傍観者だった
そんな俺がこいつとなんとなく一緒にいる時間が増えたのは
こいつが英徳の大学部に進学してきた頃から
大学生になったからといって俺達の関係性に特段の変化はなかったが
類とあきらは徐々に家業であるそれぞれの会社で跡取りとしての仕事を始め
海外に出ることも多くなってきていた
俺はといえば活動の拠点はもっぱら国内
次期家元として本格的に動き始めていたとはいえ
他の二人とは違い大学に顔を出す事が多かった
成績の良かったこいつは自力で特待生としての権利を得て進学してきていて
授業料が全額免除される条件として成績を落とす事が出来ないからと
大学には毎日のように通っていて目一杯取れるだけの講義を取っていた
昔ほど夜遊びをしなくなった俺と相変わらず大学とバイト漬けのこいつ
必然的に顔を合わせる機会が増えて徐々に一緒にいる時間が増えていた
とは言ってもこいつのこと・・・
俺に対しての態度は常に素っ気なくて
一緒に飯を食っていても・・
何をしていても・・
こいつの中での俺の位置付けは"遊び人のエロ門"で
近付いたら妊娠する!
だの
他の女性に誤解されて刺されたくない!
だの
失礼極まりない言動の数々を躊躇することなく俺にぶつけてくる
そのクセ、学内で俺の姿を見つけると嬉しそうに寄ってくるポチ
そんな微妙な関係の俺とこいつに転機が訪れたのはこいつが二年生の時
相変わらずバイト三昧のこいつは当時3つのバイトを掛け持ちし
土日も休みなく働いていた
たまに類やあきらが大学に顔を出した時なんかには
"働きすぎだ!"とか言いながら何かと世話をやいていたが
そんな時もこいつは"大丈夫だよ!"なんて笑っていて
変わらず大学とバイト漬けの日々
そんな日々の中でこいつにもとうとう限界がきた
真冬の寒い日、高熱を出しあのすきま風だらけのボロアパートの部屋で
薄い布団にくるまりガタガタと震えていた
二日連続で大学に出て来なかったこいつ
連絡をしても出ずバイト先までわざわざ出向き風邪で休んでいると聞いた俺が
アパートを訪ねやったのに移るからとドアも開けずに追い返そうとしやがった
ドアの前で"開けろ!" "帰れ!" と押し問答を続けること5分
最後には"さっさと開けねぇーとドアを蹴破るぞ!"の一言で
やっとドアを開けたこいつは頭から毛布を被り額には熱を取るシートを
貼り付けたままでその姿を見た俺は・・・
その時、何故か俺の中にこいつを一人にしておけないという感情が浮かんできて
気づけば後先考えず高熱のこいつを西門に連れ帰っていた
屋敷に連れ帰り医者に診せた結果、肺炎の一歩手前で暫くは安静が必要だと言われ
それ以来こいつはずっと西門にいる
風邪自体は一週間程で回復したが元々こいつは俺の弟子として西門に通っていて
屋敷の使用人や弟子達も見知った間柄だったし明るく誰に対しても優しい人柄に
好感を持っていた奴も多くて一番の気掛かりだったあの気難しいお袋にまで
いつの間にか気に入られていて体調が回復した後、お袋の"つくしちゃん、ここに住み込みで働きなさい。
そうすればバイトを掛け持ちする必要もないし体調を崩しても一人じゃないから安心でしょ"で
あっさりと引っ越しが決まってしまった
部屋にしても使用人の棟ではなく何故か限られた使用人しか
立ち入る事を許されていない母屋のしかも俺の部屋の隣の部屋
お袋はそこを善は急げとばかりに急ピッチで改装し出来上がった部屋は
アイボリーを基調とした落ち着いた部屋になっていて黒を基調とした
俺の部屋とは正反対でいわゆるザ・女の子の部屋って感じで
アパートを引き払い引っ越してきたこいつはその部屋を見て目を丸くしていた
こいつが屋敷に越してくるにあたり先頭を切って話を進めていたのはお袋で
どうしてお袋がこんなにもこいつを気にかけているのか
あの当時は分からなかったが今なら分かる
表向きお袋は"女の子が欲しかったのよ"なんて言っていたが
旧華族の出身で家事なんて一つもしたことの無い生粋のお嬢様で
親の言うままに西門に嫁いできただけ
男ばかりに囲まれて家元夫人として
使用人や弟子はいても心を許せる相手のいない屋敷の中では笑うことさえ憚られ
お袋もずっと家元夫人としての仮面を被って生きてきたんだと思う
こいつは人の懐に入るのが上手い
打算的なところは一切無くて・・・
それどころかそもそもそんな計算なんて出来ない奴だから
いつも裏表なしにぶつかって行き
そしてどんなに気難しい相手でもいつの間にか仲良くなって
茶飲み友達になっている天性の人たらし
一癖も二癖もある奴らばかりの世界で
プライドばかりが高いお嬢様には真似出来ないこの才能は貴重だ
お袋もこいつのそんな才能に知らず知らずの内に
はまった一人で最近では早くこいつを嫁に貰えと
親父と一緒になってせっ突いてくる
俺としては・・・・
どうなんだろう?
自分の気持ちをはっきりと確かめた事はなかった
ずっと一緒に居てなに言ってんだって思うだろうけど
ずっと一緒だったからこそ
それが当たり前になりすぎてていて考えた事がなかったってのが本心
今年で俺は29歳
こいつは後数週間で28歳になる
こいつが西門に来てもう8年になる
この8年の内、こいつは俺の秘書として6年も行動を共にしている
でも立ち位置はあくまでも師匠と弟子で
寝食を共にって・・部屋は別々だけど
共にしていてもキスどころかデートだってしたこと無い
だけどずっと一緒にいるから
お互いのプライベートは全部知っている
そんな関係が当たり前過ぎて
こいつが一緒にいる事が心地好くて
いつの間にか長年連れ添った夫婦みたいで
西門総二郎ともあろうこの俺が
現状に満足してしまっていて
特にアクションを起こすでもなく
ずっとこのままが当たり前になってしまっていた
ありえねぇよな・・
よくよく考えたらありえねぇんだよ
このままなんてありえねぇんだけど
敢えてこのぬるま湯に浸かっているような
居心地の良さに思考停止状態だった
そんな俺に業を煮やしたのがお袋で
こいつを嫁にする気がないのなら
こいつを西門の養女にして西門から嫁に出して
俺はどっかの令嬢と見合いして結婚させるとか言い出した
そこまで言われてやっと冗談じゃねぇーぞ!と
腰を上げた俺に親父とお袋はため息をついていた
だけど・・・
どうする?
お袋の言葉に瞬間的に頭に血が上ったけれど
ずっと弟子として秘書として側にいるこいつの気持ちなんて
自分の気持ち以上に確かめた事が無かった

応援ありがとうございます。
本日は先日よりチラチラと匂わせておりました総つく話です。
タイトルは『その先へ‥』です。🎶
そして少しお願いがあります。
一応つかつくサイトです!と宣言しておりますが今までもごくごくたま~に
違うCPでのお話しも書いておりました。当ブログにもあきつくが置いてあります。😆
こちらに訪問くださっている方は圧倒的に司君推しだと思います!私もそうです❗💕
その上での他CPです。つくしちゃんの相手は司君じゃなきゃイヤ~な方はスルーして頂ければと思っております。
また読後こんなの総二郎君じゃないと感じられる方もいらっしゃると思いますが
いつものように生暖かい目でこちらもスルーしていただければ幸いです。
色々と書きましたが"大丈夫よ~!なんでもこい!"な大人レディの方のみお進みくださいませ。🎵
それではどうぞ~✴
私信です
☆様
こんばんは🌙😃❗
コメントありがとうございます❗😆
返事が遅くなってごめんなさいm(__)m
ムフフ♥久しぶりの樹君でしたがこちらのパパも相変わらずのようで
年頃の息子には目の毒なようです!(笑)💕
アー○ィーチ○ーク様
こんばんは。🎵
コメントありがとうございます。😆
返事が遅くなってごめんなさいm(__)m
そしてお久しぶりです。お元気そうでなによりです。\(^-^)/
Family‥私も気になっているのですが
この先の展開をどうしようかしら?と悩んでおります‥😅
とりあえずベビーラッシュなのでそこら辺を書けたらなぁ~と
思っていますのでもうしばらくお待ち頂ければ幸いです。m(._.)m♥
「残り福だろ?」
「貧乏クジの間違いじゃないの?」
「い~や!絶対ぇ残り福だって!」
"俺にとってはな!"
言葉にはしなかった最後の言葉
こいつにとっては全くのノーマークだったはず
俺だって出会った頃にはまさかこんな未来が待ち受けているなんて
想像だにしていなかった
だけど現実は・・・・
今、俺の隣にはいつもこいつがいる
~その先へ‥~
司が刺されこいつの事だけを忘れ
一人NYへと行ってしまった後
類とあきらは何かとこいつにかまっていたが
俺はどちらかというと一歩引いたところから
見ていただけの傍観者だった
そんな俺がこいつとなんとなく一緒にいる時間が増えたのは
こいつが英徳の大学部に進学してきた頃から
大学生になったからといって俺達の関係性に特段の変化はなかったが
類とあきらは徐々に家業であるそれぞれの会社で跡取りとしての仕事を始め
海外に出ることも多くなってきていた
俺はといえば活動の拠点はもっぱら国内
次期家元として本格的に動き始めていたとはいえ
他の二人とは違い大学に顔を出す事が多かった
成績の良かったこいつは自力で特待生としての権利を得て進学してきていて
授業料が全額免除される条件として成績を落とす事が出来ないからと
大学には毎日のように通っていて目一杯取れるだけの講義を取っていた
昔ほど夜遊びをしなくなった俺と相変わらず大学とバイト漬けのこいつ
必然的に顔を合わせる機会が増えて徐々に一緒にいる時間が増えていた
とは言ってもこいつのこと・・・
俺に対しての態度は常に素っ気なくて
一緒に飯を食っていても・・
何をしていても・・
こいつの中での俺の位置付けは"遊び人のエロ門"で
近付いたら妊娠する!
だの
他の女性に誤解されて刺されたくない!
だの
失礼極まりない言動の数々を躊躇することなく俺にぶつけてくる
そのクセ、学内で俺の姿を見つけると嬉しそうに寄ってくるポチ
そんな微妙な関係の俺とこいつに転機が訪れたのはこいつが二年生の時
相変わらずバイト三昧のこいつは当時3つのバイトを掛け持ちし
土日も休みなく働いていた
たまに類やあきらが大学に顔を出した時なんかには
"働きすぎだ!"とか言いながら何かと世話をやいていたが
そんな時もこいつは"大丈夫だよ!"なんて笑っていて
変わらず大学とバイト漬けの日々
そんな日々の中でこいつにもとうとう限界がきた
真冬の寒い日、高熱を出しあのすきま風だらけのボロアパートの部屋で
薄い布団にくるまりガタガタと震えていた
二日連続で大学に出て来なかったこいつ
連絡をしても出ずバイト先までわざわざ出向き風邪で休んでいると聞いた俺が
アパートを訪ねやったのに移るからとドアも開けずに追い返そうとしやがった
ドアの前で"開けろ!" "帰れ!" と押し問答を続けること5分
最後には"さっさと開けねぇーとドアを蹴破るぞ!"の一言で
やっとドアを開けたこいつは頭から毛布を被り額には熱を取るシートを
貼り付けたままでその姿を見た俺は・・・
その時、何故か俺の中にこいつを一人にしておけないという感情が浮かんできて
気づけば後先考えず高熱のこいつを西門に連れ帰っていた
屋敷に連れ帰り医者に診せた結果、肺炎の一歩手前で暫くは安静が必要だと言われ
それ以来こいつはずっと西門にいる
風邪自体は一週間程で回復したが元々こいつは俺の弟子として西門に通っていて
屋敷の使用人や弟子達も見知った間柄だったし明るく誰に対しても優しい人柄に
好感を持っていた奴も多くて一番の気掛かりだったあの気難しいお袋にまで
いつの間にか気に入られていて体調が回復した後、お袋の"つくしちゃん、ここに住み込みで働きなさい。
そうすればバイトを掛け持ちする必要もないし体調を崩しても一人じゃないから安心でしょ"で
あっさりと引っ越しが決まってしまった
部屋にしても使用人の棟ではなく何故か限られた使用人しか
立ち入る事を許されていない母屋のしかも俺の部屋の隣の部屋
お袋はそこを善は急げとばかりに急ピッチで改装し出来上がった部屋は
アイボリーを基調とした落ち着いた部屋になっていて黒を基調とした
俺の部屋とは正反対でいわゆるザ・女の子の部屋って感じで
アパートを引き払い引っ越してきたこいつはその部屋を見て目を丸くしていた
こいつが屋敷に越してくるにあたり先頭を切って話を進めていたのはお袋で
どうしてお袋がこんなにもこいつを気にかけているのか
あの当時は分からなかったが今なら分かる
表向きお袋は"女の子が欲しかったのよ"なんて言っていたが
旧華族の出身で家事なんて一つもしたことの無い生粋のお嬢様で
親の言うままに西門に嫁いできただけ
男ばかりに囲まれて家元夫人として
使用人や弟子はいても心を許せる相手のいない屋敷の中では笑うことさえ憚られ
お袋もずっと家元夫人としての仮面を被って生きてきたんだと思う
こいつは人の懐に入るのが上手い
打算的なところは一切無くて・・・
それどころかそもそもそんな計算なんて出来ない奴だから
いつも裏表なしにぶつかって行き
そしてどんなに気難しい相手でもいつの間にか仲良くなって
茶飲み友達になっている天性の人たらし
一癖も二癖もある奴らばかりの世界で
プライドばかりが高いお嬢様には真似出来ないこの才能は貴重だ
お袋もこいつのそんな才能に知らず知らずの内に
はまった一人で最近では早くこいつを嫁に貰えと
親父と一緒になってせっ突いてくる
俺としては・・・・
どうなんだろう?
自分の気持ちをはっきりと確かめた事はなかった
ずっと一緒に居てなに言ってんだって思うだろうけど
ずっと一緒だったからこそ
それが当たり前になりすぎてていて考えた事がなかったってのが本心
今年で俺は29歳
こいつは後数週間で28歳になる
こいつが西門に来てもう8年になる
この8年の内、こいつは俺の秘書として6年も行動を共にしている
でも立ち位置はあくまでも師匠と弟子で
寝食を共にって・・部屋は別々だけど
共にしていてもキスどころかデートだってしたこと無い
だけどずっと一緒にいるから
お互いのプライベートは全部知っている
そんな関係が当たり前過ぎて
こいつが一緒にいる事が心地好くて
いつの間にか長年連れ添った夫婦みたいで
西門総二郎ともあろうこの俺が
現状に満足してしまっていて
特にアクションを起こすでもなく
ずっとこのままが当たり前になってしまっていた
ありえねぇよな・・
よくよく考えたらありえねぇんだよ
このままなんてありえねぇんだけど
敢えてこのぬるま湯に浸かっているような
居心地の良さに思考停止状態だった
そんな俺に業を煮やしたのがお袋で
こいつを嫁にする気がないのなら
こいつを西門の養女にして西門から嫁に出して
俺はどっかの令嬢と見合いして結婚させるとか言い出した
そこまで言われてやっと冗談じゃねぇーぞ!と
腰を上げた俺に親父とお袋はため息をついていた
だけど・・・
どうする?
お袋の言葉に瞬間的に頭に血が上ったけれど
ずっと弟子として秘書として側にいるこいつの気持ちなんて
自分の気持ち以上に確かめた事が無かった

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