Family 7
本日も『Family』です🎶
進んでないし… & 短いし…(>_<)
それではどうぞ~✴
私信です。
☆様
こんにちは。
いつもコメントありがとうございます。😆
お持ち帰り希望ですか?❤
私もです❗(笑)
確かに翼君は雛ちゃんタイプかも!🍒
しばらく四人でテレビを見ていたけれど
やがてパパがテレビを切り
私と健の方へ翼ごと身体を向けた
「健と翼に言っておかないといけないことがある。
今から話す事は大切な事だからちゃんと聞いとけよ!」
「「分かった」」
“パパの仕事の事は分かってるよな?”
から始まり
会社の事に道明寺家の事
どうしてテレビで注目されているのか
それから学校の事まで
まだよく分かっていない翼にも分かるように
ゆっくりと丁寧に説明していくパパ
健も翼もずっとパパの顔を見ながら真剣な表情で聞いている
「いいか?二人共、今、俺が言った事は理解出来たか?」
「うん!出来た!」
元気よくそう応えた翼だけど…
本当に分かってるのかしら?
元気が良すぎてちょっと不安なんだけど…
「健は?」
「分かった」
そう応えたお兄ちゃんの横顔が
少し頼もしく見えて
大きくなったなぁ~なんてちょっと感慨深い
「これからも俺達は何も変わりはない。だけど気をつけなきゃいけない事が沢山増えてくる。でも心配するな!何があってもお前達の事はパパが守るから!いいな?分かったな?」
「うん!分かった!
僕もみんなを守る!」
そう言いながらパパの首元に抱きついた翼
そんな翼を嬉しそうに抱き止めているパパ
「父さん?俺も分かった。
俺もみんなの事、守るから…
心配しないで」
健の言葉…
もぅ…ダメ!
私の涙腺崩壊しちゃったのってぐらい
ドバッーっと涙が溢れてきて
思わず隣に座ってる健に抱きついた…
そうだ!私達はずっとこうやって生きてきたんだ!
NYでも東京でも
今までだって大変な事は沢山あったけど
子供達の存在に癒され励まされながらパパと一緒にここまでやってこれたんだから!
これからだって大丈夫!
そう思ったら
涙と共に感じていた不安がスッーと洗い流されて行く
「母さん…苦しぃって!」
横から響いてきたのは健の声
思わず力一杯抱き締めていたから
私から逃れようと身体を捻っている
「あっ!ごめん!ごめん!」
慌てて健を抱き締めている腕から力は抜いたけど
体勢はそのまま…
珍しく今日は嫌がらないお兄ちゃんに顔がにやける
「ママ~!僕にもハグして!」
そう言ってパパの膝に座ったままで健越しに両腕を伸ばしてきた翼を
健ごと抱き締めると翼の後ろからパパの長い腕が伸びてきて
子供達を間に挟んだサンドイッチの出来上がり!
「ねぇ?昔…NYでよくこうやってたよね?
懐かしいね!」
「そーだな…あの頃は二人共小さかったからもっと楽にお前まで届いてたのにな」
二人を挟んだままでの会話
昔…まだNYにいた頃
まだ二人共小さくて
まだまだ手が掛かっていた頃
着替えるにしても
お風呂に入るにしても
二つしか歳の違わない兄弟だから
何かと手が掛かって大変だった
特に翼が生まれてすぐの頃には健が思いっきり赤ちゃん返りをしていて
終わったはずの授乳に翼と同じタイミングでの夜泣きにと
大変な時期があった
あの頃からだったはず…
真夜中にソファーに座り
パパと二人で競い合うように夜泣きをするこの子達を間に挟み
今みたいにサンドイッチにして揺らしてみたり
抱き締める腕に力を入れたり抜いたりと
あの手この手で寝かせようとしてたよね…
今じゃあいい思い出なんだけどね
あの頃は泣きたいのはあたしの方よ~!なんて思ってた
パパにしても大変だったはず
大学に仕事にと
只でさえ睡眠時間が限られていたのに
パパから一度も愚痴を聞いた事はなかった
「何笑ってんだ?」
「う~ん、守られてるなぁ~って思って…」
「変な奴」
「うるさい!いいの!幸せなんだから!」
そう!あたし幸せなの!

応援ありがとうございます。