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正しい猛獣のしつけかた 9

こんにちは。🎵
お待たせしてごめんなさいm(__)m
本日は『正しい猛獣のしつけかた』です。🎶
それではどうぞ~✴





私信です
葉○様
こんにちは✨😃❗
コメントありがとうございます。😆
返事が遅くなってごめんなさいm(__)m
久しぶりに全員揃いましたが司パパは早く二人っきりになりたかったようですが‥💕
濡れ衣で撃沈です❗(笑)


m様
こんにちは。\(^-^)/
コメントありがとうございます。😆
返事が遅くなってごめんなさいm(__)m
ありがとうございますっ!💕
楽しんで頂けて嬉しいです🎵😍🎵


☆様
こんにちは✨😃❗
コメントありがとうございます。😆
返事が遅くなってごめんなさいm(__)m
まりちゃん‥この先どうしようかしら?と色々と思案中でしたが
この案いただきますね💕


ゆ○様
こんにちは。\(^-^)/
コメントありがとうございます。😆
返事が遅くなってごめんなさいm(__)m
ウフフ💕つくしちゃんが言っていたように司パパも人間なので!💕(笑)
仲良し家族ですが司パパはつくしちゃんともっと仲良くしたかったようです❗
蓮君の初恋はちょっと年齢差が大きすぎてこの先どうしようかしら?と悩んでおりますが
まりちゃんにはこれからも登場してもらおうと思っております。🎵














高ぶる感情を抑えきれず
止まらない俺とは裏腹に
感情は高まってはいるが俺のソレとは正反対の牧野

腕の中で俺から逃れようとジタバタと暴れる牧野
そうはさせじとますます抱きしめている腕に力を込める俺

逃げようとする牧野と追いかける俺

足は自然と動き牧野の足がソファにぶつかり体勢を崩し
背中からソファへと倒れ込んだ

すかさず覆いかぶさる俺

身体で身体を押さえ込む絶好のポジショニングに
ますます止まらなくなる

「う、う"〜ぅ」

牧野の口の端から溢れる落ちるうめき声でさえ
俺の五感の全てを刺激する
そんなヤバい状況にストップを掛けたのは
いつの間にかオフィスに入ってきていた西田

「司様、そろそろお仕事にお戻り下さい」

ドコッ!

「グェッ!」

西田の声に一瞬だけ動きを止めたタイミングを見逃さなかった牧野の足が
腹にまともに入った

身体が二つ折りになる程の衝撃に耐えきれず
ソファから落ちた俺の顔面に牧野の教科書でパンパンになっていたバッグがめり込んだ

「ハァハァハァ・・なにしてんのよ!変態!」

苦しそうに大きく肩で息をする牧野

「お前こそ!クソっ!痛ぇ〜!
ちょっとは手加減しろよ!」

起き上がり顔と腹を押えたままソファに座る俺

それと同時にソファから飛び退き
俺から離れ西田の背後に隠れるように立つ牧野

「こっち来い!」

「ヤダ!」

「いいから来い!」

「ム、ムリ!」

「お前が来ねぇんだったら俺から行くぞ!」

「ヤ、ヤダ!バカ!
こっち来んな!西田さん!助けて下さい!」

「なにが助けて下さい!だ!
オイ!西田!牧野に触んな!
ぶっ殺すぞ!」

「あんた、西田さんになんてこと言ってんのよ!?
バッカじゃないの!?」

「お二人とも落ち着いて下さい。
牧野様、とりあえずこちらにお座り下さい」

そう言って西田が指し示したのは
俺が座っているソファの向かいのソファ

「なんでそっち座んだよ!?
お前はこっちに来い!」

「ヤダ!ムリ!バカ!
こっち来んな!」

「司様、まずはこちらに牧野様をお連れした理由を説明させていただきますので
落ち着いてお座り下さい」

そうだった

思いがけない牧野の姿にすっかり忘れていたが
なんで西田がこいつをここに連れて来たんだ?

「牧野様には本日より司様のサポートに入っていただきますので
こちらに来ていただきました」

「お、おぅ!分かった」

おっ!

マシか?!

サポートってこいつのことだったのか?!

西田の予想外の言葉に顔がニヤけて
思わず声が上ずった俺

「・・・い、嫌です!
っていうか厶、ムリです!
ムリです!西田さん!ムリです!」

そして西田の言葉が上手く理解出来なかった牧野は一瞬だけキョトンとした表情を浮かべたが
すぐに大きな声で俺の声に被せるように
ムリだと連呼しているが西田は眉一つ動かさずに

「牧野様、先日、楓様より渡されたスケジュール表はお持ちですね?」

「は、はい、ここにあります」





西田さんが言ったスケジュール表っていうのはね
先日、お屋敷を出たいって話を道明寺のお母さんにした時に
渡された物なんだけど

用意周到と言うかなんて言ったらいいのか分からないんだけど・・

とにかく社会に出た時に困らないように
教養とマナーを学びなさいこれがスケジュールですって
紙を渡されてたの

お茶にお花にダンスにテーブルマナーにコーディネートに
英語、フランス語にととにかく大学の講義の無い時間帯はびっしりと埋められていて
今日は大学から帰ったらダンスのレッスンの予定だったの

そのスケジュール表を持っているかと尋ねてきた西田さん

脇に置いていたバッグからスケジュール帳を取り出し
中に挟んでいたスケジュール表を取り出し目の前のテーブルに置いた


「ではこちらは回収させていたたきます」

「えっ?・・は、はい・・」

「そしてこちらが新しいスケジュール表でございます」

そう言って手渡された一枚の紙

内容を確認すると講義のあとは全て
道明寺のオフィスに来て彼の仕事のサポートをする予定に変更されている

「あ、の・・西田さん、これって・・?」

「そちらが牧野様の今週のスケジュールの改訂版になります」

「・・・改訂版って・・!
勝手に変更しないで下さい!」

「スケジュール表を渡された時、スケジュールが変更になる場合がございますと
申し上げていたはずですそれに楓社長より許可はいただいておりますので
今週はこちらのスケジュールに沿って動いていただきます」

「そ、そんな・・!
道明寺の仕事のサポートなんて!
あたしにはムリです!」

「まだ何も始めていらっしゃらないですが
よろしいのですか?敵前逃亡ですよ」

「なっ・・!そ、れは!」

「分かりました。
では楓社長には牧野様がムリだと仰っているとお伝えしておきます」

「厶、ムリだなんて言ってません!」

敵前逃亡だなんて言葉を聞いて
瞬間的に負けず嫌いが発動してしまい
言い終えてすぐヤラれた!って思ったんだけれど
全て後の祭りで・・・

あたしの言葉を聞いた瞬間
テーブルを一跨ぎしてきた道明寺に抱きつかれながら

普段は全く表情を表に出さない西田さんの顔に
一瞬だけ笑みのようなものが浮かんだのを見た

「ちょ、ちょっと!バカ!離れてよ!
に、西田さん!条件があります!」

抱きついてくる道明寺を押し返しながら

「はい、なんでしょうか?」

「お仕事をさせていただく以上はちゃんとやりたいので
公私混同はしないでください」

「ご安心くださいませ、牧野様。
心得ておりますので」

やるからにはちゃんとやりたい

でもね

手に取るように分かってしまうのよね

この先の展開が・・・

ハッ!

もしかして美作さんが言っていた
調教ってこのことだったの?!

「いかがされましたか?」

脳内で繋がった有り得ない妄想に動揺するあたしに

「い、いえ・・・なんでもありません」

「それでは牧野様はこちらのデスクをお使いください」

そう言って指し示めされたのはオフィスの端に置かれていたデスク

だ、大丈夫、あたし?










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kirakira
Posted bykirakira

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