Family 8
こんにちは。
本日は『Family』です🎶
やっぱり進まないし短いし… ＆ ストックが…(´д｀|||)
それではどうぞ～✴
私信です。
☆様
こんにちは。
コメントありがとうございます。😆
私もですっ❕💕(笑)
「お腹すいた～」
真ん中から翼の声
その声に抱き締めていた腕を外す
「それじゃあ朝ごはん食べに行こっか？」
「うん！行こっ！」
「やっぱ食いもん優先かよ！」
だなんて！
翼とあたしの顔を交互に見て呆れてるパパを置いて
ダイニングへと向かう
長い廊下
後ろからパパと健が何か話ながら歩いて来ている
ダイニングの前に到着すると
そこには朝からビシッと一分の隙も無い西田さん
「おはようございます、若奥様、翼様」
「おはようございます」
「おはようございますっ～」
挨拶だけして私と翼は先にダイニングに入っていく
ダイニングでは私達が席につくと
何も指示しなくてもメイドさん達が動いてくれるから朝から楽チン！
少し後からダイニングに入ってきたのは健だけで
パパの姿がない
「パパは？」
「西田さんと話してる先に食ってろ！だって」
「そう、じゃあ先に食べ始めちゃう？」
「うん！」
元気一杯の声なんだけどね
返事と同時にもう食べ始めている翼を止める
「翼！ちゃんといただきますして！」
「ふぁ～い、ひららきます！」
もぅ！
健に先に食べているように言い残して
ダイニング前に待機していた西田とリビングへと入る
「本日のスケジュールは藤城との調印関係のみですが、調印式後に記者会見とパーティーがございます。
パーティーには急な事でしたが皆様ご出席とのお返事をいただいております」
「分かった、パーティーにはつくし達も連れて行く！
会場内に入れるマスコミはテレビ、新聞一社ずつだ！
放送前の映像とゲラ刷りをお前が確認してＧＯサインを出せ！」
「畏まりました」
「藤城は何か言って来てるのか？」
「いえ、今のところはまだ何も。
ですがあちらの会長がかなりご立腹だとの話は聞こえてきております。
それからこちらは後程、支社長の名義で出す予定になっております声明文ですのでお目通しをお願いいたします」
差し出されたのはＡ４の用紙が一枚
「余計な言葉は全部削れ！もっと簡潔でいい！
つくし達の事はどうせ記者会見で出るだろうから俺が直接話す！
今は結婚の事実と記事だけ否定しとけ！」
「よろしいのですか？」
「構わねぇ！孫可愛さと欲にボケてくだらねぇケンカ売ってきたのはあっちの方だ！
つくしを傷つける奴は誰だって許さねぇ！」
「畏まりました」
くだらねぇ作り話で俺が手に入ると本気で思ってんのかよ！？
クソッ！嘗めた真似しやがって！
「オイ！西田！あの記事にはあの女が１０年前ＮＹの大学に通ってたって書いてあったけど裏は取れてんのか？！」
「はい、確認は取れております。
当時、麗奈様が支社長が通っておられました大学に在籍していたとの記録が残っておりました。
ですが、三ヶ月だけの短期留学だったようでございます」
そのたった三ヶ月を根拠にＮＹで俺と出会い10年間
人知れず愛を育んでいたと書かれていた記事
気持ち悪ぃーんだよ！
藤城麗奈とは何度か会食の席やパーティーなどで顔を合わせた事があるが
ケバいメイクに身体のラインを強調したドレスに
胸が悪くなるようなキツイ香水の香り
俺様があの女に惹かれる要素はこれっぽっちもねぇ！
「今回の騒動は麗奈様の少々思い込みの激しい
ご気性が起因しているかと考えております」
「要はヤベェ女っつー事だろ！」
「砕けた言い方をすればそのようになりますかと」
どうやらあの女の中では記事に書かれているストーリーは
本当の事だと思い込んでいるようで
作られたストーリーを孫娘から聞いていた藤城会長が業を煮やし
記事を書かせたらしい
「こんなもんちょっと調べりゃウソだって分かんだろ！？」
「調べればでございますが
藤城会長は麗奈様を溺愛されておられるようですので
麗奈様のお言葉を信じられたのではございませんでしょうか」
「あのジジィも焼きが回ったっつー事だな！」
「お言葉ですが支社長。」
「何だよ？」
「ご家族であればやはりそのお言葉を信じられますのが普通かと存じます。
支社長が盲目的につくし様を愛しておられますようにです」
「何が言いてぇーんだよ？！」
「藤城をあまり追い詰めるのは得策ではないように感じております」
「俺様に手加減しろってか？」
「はい、つくし様の為にもその方が宜しいかと存じます」
つくしの事を持ち出せば俺がその言葉を呑むしかないって事を分かっていて使ってきやがる
ムカつく野郎だが
西田の言う事も一理ある
俺との恋愛話を妄想されるだけでも気持ち悪ぃのに
現実の世界と区別がついてねぇとこが不気味で
不用意に追い詰めるとつくし達に危害を加えかねない
西田はそこんとこを心配してんだろーけど
だからって許さねぇーよ！
応援ありがとうございます。
本日は『Family』です🎶
やっぱり進まないし短いし… ＆ ストックが…(´д｀|||)
それではどうぞ～✴
私信です。
☆様
こんにちは。
コメントありがとうございます。😆
私もですっ❕💕(笑)
「お腹すいた～」
真ん中から翼の声
その声に抱き締めていた腕を外す
「それじゃあ朝ごはん食べに行こっか？」
「うん！行こっ！」
「やっぱ食いもん優先かよ！」
だなんて！
翼とあたしの顔を交互に見て呆れてるパパを置いて
ダイニングへと向かう
長い廊下
後ろからパパと健が何か話ながら歩いて来ている
ダイニングの前に到着すると
そこには朝からビシッと一分の隙も無い西田さん
「おはようございます、若奥様、翼様」
「おはようございます」
「おはようございますっ～」
挨拶だけして私と翼は先にダイニングに入っていく
ダイニングでは私達が席につくと
何も指示しなくてもメイドさん達が動いてくれるから朝から楽チン！
少し後からダイニングに入ってきたのは健だけで
パパの姿がない
「パパは？」
「西田さんと話してる先に食ってろ！だって」
「そう、じゃあ先に食べ始めちゃう？」
「うん！」
元気一杯の声なんだけどね
返事と同時にもう食べ始めている翼を止める
「翼！ちゃんといただきますして！」
「ふぁ～い、ひららきます！」
もぅ！
健に先に食べているように言い残して
ダイニング前に待機していた西田とリビングへと入る
「本日のスケジュールは藤城との調印関係のみですが、調印式後に記者会見とパーティーがございます。
パーティーには急な事でしたが皆様ご出席とのお返事をいただいております」
「分かった、パーティーにはつくし達も連れて行く！
会場内に入れるマスコミはテレビ、新聞一社ずつだ！
放送前の映像とゲラ刷りをお前が確認してＧＯサインを出せ！」
「畏まりました」
「藤城は何か言って来てるのか？」
「いえ、今のところはまだ何も。
ですがあちらの会長がかなりご立腹だとの話は聞こえてきております。
それからこちらは後程、支社長の名義で出す予定になっております声明文ですのでお目通しをお願いいたします」
差し出されたのはＡ４の用紙が一枚
「余計な言葉は全部削れ！もっと簡潔でいい！
つくし達の事はどうせ記者会見で出るだろうから俺が直接話す！
今は結婚の事実と記事だけ否定しとけ！」
「よろしいのですか？」
「構わねぇ！孫可愛さと欲にボケてくだらねぇケンカ売ってきたのはあっちの方だ！
つくしを傷つける奴は誰だって許さねぇ！」
「畏まりました」
くだらねぇ作り話で俺が手に入ると本気で思ってんのかよ！？
クソッ！嘗めた真似しやがって！
「オイ！西田！あの記事にはあの女が１０年前ＮＹの大学に通ってたって書いてあったけど裏は取れてんのか？！」
「はい、確認は取れております。
当時、麗奈様が支社長が通っておられました大学に在籍していたとの記録が残っておりました。
ですが、三ヶ月だけの短期留学だったようでございます」
そのたった三ヶ月を根拠にＮＹで俺と出会い10年間
人知れず愛を育んでいたと書かれていた記事
気持ち悪ぃーんだよ！
藤城麗奈とは何度か会食の席やパーティーなどで顔を合わせた事があるが
ケバいメイクに身体のラインを強調したドレスに
胸が悪くなるようなキツイ香水の香り
俺様があの女に惹かれる要素はこれっぽっちもねぇ！
「今回の騒動は麗奈様の少々思い込みの激しい
ご気性が起因しているかと考えております」
「要はヤベェ女っつー事だろ！」
「砕けた言い方をすればそのようになりますかと」
どうやらあの女の中では記事に書かれているストーリーは
本当の事だと思い込んでいるようで
作られたストーリーを孫娘から聞いていた藤城会長が業を煮やし
記事を書かせたらしい
「こんなもんちょっと調べりゃウソだって分かんだろ！？」
「調べればでございますが
藤城会長は麗奈様を溺愛されておられるようですので
麗奈様のお言葉を信じられたのではございませんでしょうか」
「あのジジィも焼きが回ったっつー事だな！」
「お言葉ですが支社長。」
「何だよ？」
「ご家族であればやはりそのお言葉を信じられますのが普通かと存じます。
支社長が盲目的につくし様を愛しておられますようにです」
「何が言いてぇーんだよ？！」
「藤城をあまり追い詰めるのは得策ではないように感じております」
「俺様に手加減しろってか？」
「はい、つくし様の為にもその方が宜しいかと存じます」
つくしの事を持ち出せば俺がその言葉を呑むしかないって事を分かっていて使ってきやがる
ムカつく野郎だが
西田の言う事も一理ある
俺との恋愛話を妄想されるだけでも気持ち悪ぃのに
現実の世界と区別がついてねぇとこが不気味で
不用意に追い詰めるとつくし達に危害を加えかねない
西田はそこんとこを心配してんだろーけど
だからって許さねぇーよ！
応援ありがとうございます。
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