修羅場ってる?-NY編- 8
本日は本当に久しぶりの『修羅場ってる?』のNY編です!
皆さん覚えていらっしゃるかしら?
私は忘れておりました・・💦(笑)
それではどうぞ~❤
私信です。
☆様
こんばんは~❤
コメントありがとうございます。😊
トナカイ君・・彼は自分が迷子になっているとは思っていないと思います!(笑)
西田さん頼りになる助っ人です!❤
ア◯ティーチョーク様
こんばんは~(^▽^)/
コメントありがとうございます。🎵
ご指摘ありがとうございました。
もう・・うっかりし過ぎですね・・m(__)m
『パパおん』は蓮君までプロジェクトのメンバーに入って
動きだしましたが司君は前途多難ですよね~❤
そして『Family』ですが・・放置してしまってごめんなさい。
ずっと気にはなっているのですが上手い具合に妄想が膨らまず
放置したままになっております・・ですが!まだまだ続ける気はあるので
気長にお待ちいただければ嬉しいです!(^▽^)/
「あんたの事だから全部調べて
知ってるんだと思ってた‥
知っててわざと聞いてこないんだと思ってた」
そう言った私の斜め上から
眉間に縦筋を何本も立てた
彼の険しい視線が降り注ぐ
「俺だってそれぐらの分別は弁えてんだよ!
とは言っても調べさせようとしたけど
ババァに悉く阻止されてたし西田は殺されても口割らねぇーだろーし
あきら達にしてもおんなじような感じだったから
正確には調べたくても出来なかったんだよ!
それに過去の事だしよ‥過去の事は俺も色々やらかし過ぎてて
お前の事とやかく言う権利もないっつーか‥
とにかくお前が話したくなったらって思ってたんだよ!」
「そうだったんだ‥」
「そうなんだよ!
この俺様をヤキモキさせやがって!
さっさと吐きやがれ!」
乱暴な言い様だけど
彼がわざとこういう言い方をしているのは分かっている
彼の中の私は17歳の少女のままで
キス一つで真っ赤になるような
純情な女の子だったのに
ある日突然
夢から醒めたように
気がつくと長い年月が経過していて
あの頃の少女はすっかり大人の女になっていた
色々ありすぎたのは私も同じ
まぁ、その色々もほとんどが彼がらみなんだけどね
あの頃の少女だった自分も好きだけど
色々ありすぎた今の私も結構気に入っている
「彼はね‥私のSPだったの」
彼の正体を明かした私に彼は横で
"だからどっかで見た事あるやつだと思ったのか!"なんて
独り言を呟いていたけれど
それには構わず話を進める
「SPだったから毎日のように一緒にいて‥
最初は同情だったんだと思う‥
結婚したばかりの夫に全く省みられない可哀想な女‥
そんな感じだったんだと思う‥
私にしても自分の警護をしてくれていた彼が一番身近な存在だったってだけで‥
孤独感を埋めてくれたってだけだったのよ‥
だから相手は誰でも良かったんだと思うの
たまたま彼が近くにいたってだけ‥」
だから離婚の話が出た時
プロポーズしてくれた彼について行く事が出来なかったんだと思う
あの頃の私は彼を幸せにしてあげたいって思わなかった
ただ独りよがりに自分が幸せになりたかっただけで
彼とは幸せな未来を想像出来なかった
「私ね幸せになりたいの
でもムカつく事にあんたじゃないと幸せにはなれないみたいなのよね。
なんであんたなんかにいつまでもこだわってんだろうって
自分でも分からないんだけど初志貫徹って言うのかな?
ムカつくけどあんたと幸せになりたかったの」
この結論に達するまでには私だって
色々と回り道と言うか‥
悪あがきみたいな事はしたけれど
どんな相手と付き合ってみても
変わることがなかった想い
ムカつくでしょ?
求めてやまない唯一の男は
私のことなんて記憶の彼方に葬り去ったままで
好き勝手やり放題なのにそれでも
今、目の前で私の言葉に一喜一憂してるバカな俺様がいいんだから
自分でも呆れちゃう
いきなり別居宣言したかと思ったら
有無を言わせずババァとヨーロッパなんて
頭に血が上り過ぎて危うくまたSPを病院送りにするところだったけれど
"春になって正式に日本への帰国を果たしたら
24時間つくし様とご一緒にいられますが
ここでゴネたら社長のお気持ちが変化されるかもしれませんのであと少しのご辛抱です。"
とか西田が言いやがるからなんとか堪えて
見たくもねぇババァの顔を拝みにヨーロッパくんだりまで出向いてやったのに
俺と会話してすぐ国外に逃亡しやがって!
それもよりによってあきらとモナコで密会なんてざけんな!
西田は"お仕事だと伺っております"とか言っていたけれど
男と海外で二人っきりってだけでアウトなんだよ!
俺だって自覚はあんだぞ!
今までだって色々やらかしてるしよ
言えた義理じゃねぇって事ぐらい分かってる
分かってるけど
許せねぇーんだよ!
「彼の事‥愛してると思ってたの‥
本気で愛してるって‥でも違ってた‥
私は誰かに愛されたかったんだと思うの‥
あんたじゃなきゃ意味ないのにね‥
分かってたクセに認めたくなくて‥
だって認めたら私‥これから先もあんたの記憶が戻るまでずっとこのまんまじゃん!
そんなの淋しすぎるって思って色々と悪足掻きしたりもしたけど結局、変わらなかったのよね‥
だから私もあんたの事言えないくらい結構色々とやらかして来ちゃってるのよね‥ごめんね」
「謝ってすむ問題じゃねぇーんだよ!
クソッ!ムカつくな!謝んな!」
色々とやらかしてるって言い方に
色々と妄想しちまってマジでムカついている
ごめんね‥
って
許すかよ!
ぜってぇ許さねぇーからな!
俺様はなぁ!
自分の事は簡単に棚に上げて
ムカつけんだよ!
勝手だって自覚はあるし
怒る資格もねぇって事も分かっている
だけど
キス一つで真っ赤になっていた牧野を‥
俺の牧野を!
傷つけて
傷つけて
傷つけた
自分自身が許せねぇーんだよ!
「クスッ、正直に話して謝ってるんだから許しなさいよね!
私はあんたの事、許してきたんだから」
笑いながら話す牧野
その余裕っぷりにまたムカつく
分かってる
こいつをこんな風に変えてしまったのは
俺自身だって事は分かっている
だけどムカつくんだよ!
この10年間
俺はこいつにしなくていい苦労をさせ
経験しなくていい修羅場を経験させてきた
そしてそれを何も気にしていなかった
そんな俺に対して恨み言の一つも言うわけではなく
ただ当たり前のようにそれらを受け止めている牧野
俺の知っている牧野はキス一つで真っ赤になり
正義感が強く間違った事が大嫌いで
自分の気持ちには鈍感なクセに人の気持ちには敏感で自分の事より
他人を優先してその心の内は何重にもガードを掛け隠してしまうような女だったから
今は一緒に居てもまた傷つけているんじゃないか
また無理しているんじゃないか
本当は俺から離れたいんじゃないかと不安になる
不安だから離れたくない
離れたくない気持ちが大きすぎて暴走してるって自覚もある
だけど止められない
こいつの瞳に俺が写っていないのが不安で
こいつの幸せが俺とは関係のない場所で成立してしまうのが怖くて
片時も離れられない
悪循環
分かっているが止められない
そんな俺の思いを知っているからこいつはわざわざ俺をこんな所へと連れて来たのだろう

応援ありがとうございます。