正しい猛獣のしつけかた 11
こんばんは。\(^-^)/
本日二度目の更新です。♥
ちょっとクドクド書きすぎたかもしれませんが‥💧
それではどうぞ~✴
私信です
☆様
こんばんは🌙😃❗
コメントありがとうございます。😆
いつもありがとうございます。💕
頑張りますっ!🎵(笑)
葉○様
こんばんは😃🌃
コメントありがとうございます。😆
やっと記憶が戻りましたがあきら君の存在が
司君とつくしちゃんの間に大きく影を射していて
切ない状況ですが今回は仲間たちがついていてくれているので
助けてくれると思います。\(^-^)/
なかなか前に進みませんがよろしくお願いします。💕
横から飛び出してきた人影に一番に気づいたのはあたし
西門さんは後ろを向いていたし
走ってくる道明寺も前しか見ていなくて
SPさんの横から飛び出して来た人影に気づいていない
飛び出して来たその影に咄嗟に危ないと感じた
何がどう危ないのかは分からなかったけれど
本能に近い場所から感じた危険に
後先なんて考えず身体が反応していた
道明寺とあたしと西門さんの距離は後十数メートル
斜め後ろから飛び込むように突進してきた人影に
バランスを崩したままタックルをするように身体を前に押し出した
全てが一瞬だった
道明寺と西門さんがあたしを呼ぶ声と
怒鳴り声に悲鳴といくつもの声が重なり
木霊するように反響し合い
耳を塞ぎたくなるような状況の中で
横から飛び出して来た人影が射し込んできた太陽の光に反射して
その眩しさに思わず目を閉じたまま
飛び出して来た人影に向かって身体をぶつけるように身を投げ出した
一瞬の出来事だった
悲鳴も怒号も入り乱れる無数の靴音も
全てがスローモーションであたしの身体を通り過ぎて行く
からかいついでに牧野を司のオフィスまで送ってやることにした
あの事件から一年
なんとか無事に大学生になった牧野
事件当初は大変だった
下手したらマジでヤバかった・・
いや・・
ヤバかったなんて簡単な状況じゃなくて
全員が万が一を覚悟していた
司を庇い刺された牧野
命を失っていてもおかしくない出血量で
あの場で司が咄嗟に救急車を待たず
車で運ぶ事を決断し応急処置が出来るSPがあの場に居た事も幸いしたのだろう
司の血を輸血されなんとか命は取り留めた牧野
助かってくれと祈った夜
あの夜に比べれば記憶が無いぐらい
どうってことないと話す司
そうは言ってもこの一年は司にとっても牧野にとっても大変だったと思う
それでも側に居られるだけで幸せだと笑う司と
戸惑いながらも持ち前の柔軟性を発揮し
現実を受け入れ喧嘩はするけれど
猛獣使い復活とばかりに上手く司を操縦している牧野
なんとなくもうこれでOKなんじゃねぇ?と思い始めていた
相変わらずのお子ちゃまな関係には
イライラする事もあるけれど
二人を側で見守りながら時にはからかいながら
日常が過ぎていた
最寄り駅で降ろせと煩い牧野を無視し
これみよがしに道明寺HD日本支社の正面玄関に着けてやった車
案の定、車内で騒ぐ牧野を無理やり降ろそうと腕を掴み
強引に車外に引っ張り出した
ビル内から俺と牧野を見つけ突進してくる司
よろけて俺の方へと凭れかかり腕を掴んだ牧野
その牧野を支える為に咄嗟にその腰に手を掛けた俺
一連の流れはどれも一瞬のことで
俺の腕を掴んでいた牧野の手が離れたと感じた瞬間
視界の端で影が走り同時に牧野がその影目掛けて駆け出した
全てが一瞬だった
咄嗟に感じた危険に牧野の名前を叫んだ記憶がある
俺の声に司の声が重なり
怒号や悲鳴が重なり合い
無数の足音とその後の静寂
身体を反転させ伸ばした手は既の所で空を切り
最大限に伸ばした指先が震えていた
そしてその先に見えた物は太陽の光に反射し
キラキラと光る女の顔と切っ先だった
「牧野!!」
司の牧野を呼ぶ声で全ての音が戻り
洪水のように俺の中に流れ込んでくる
その流れに抗うように顔を上げると
目の前に倒れ込んでいる牧野と
その向こうでSPに押さえ込まれている女
そして牧野の足元には果物ナイフが転がっていた
危険を察知したSPに依って動きを止められていた司が牧野の元に行こうともがいている
俺も縺れる足のまま這うように牧野の元に駆け寄り
抱き起こそうと牧野の身体に手を掛けようてした瞬間
後ろからSPをなぎ倒し這うようにこちりにたどり着いた司が
「総二郎!動かすな!」
と俺を押しのけるように倒れ込んでいる牧野の横に座り込んだ
「牧野!」
「・・・・・ん・・・」
司の呼びかけに身体を少しだけ動かし反応した牧野
見た感じ出血はしていないようだが
どこかを打ちつけたのだろうか
呼びかけに反応した牧野の表情が痛みで歪んでいる
「牧野!大丈夫か?!
どこが痛いんだ!?」
「・・・ん・・肩が・・」
「分かった!動くなよ!
すぐに病院に連れて行ってやるからな!」
「・・・ん・・あ、んたは・・・だ、いじょ・・・」
苦痛に歪む表情のまま司を気遣う牧野が
司に向かって手を伸ばしかけた・・
ところで気を失ってしまった
ダラりと落ちた手
その手を掴み必死に牧野を呼ぶ司
「オイ!牧野!牧野!」
道明寺HDの正面玄関で起こった騒動に
ロビーにいた人間は全て立ち止まり遠巻きに眺めている
気を失ってしまった牧野の向こうでは
SPによって引き起こされている女
女が牧野を見下ろす顔は怒りに満ちていて
SPに拘束されたまままだもがきながら
司に対する恨みの言葉を吐き続けている
司は立ち上がるとその女の前に立ち
「牧野にもしもの事があればお前だけじゃなく
お前の一族郎党全て根絶やしにしてやるからな!
覚えてろよ!」
と低い声で言った
司の怒りがMAXを通り越している
感情も何も感じられない低い声
本気だと思った
もし牧野になにかあれば司は躊躇などしない
「さっさとこの女連れて行け!」
司の言葉に無言で頷いたSPによって
引き立てられて行く女
「オイ、司!あの女だれだ?!」
「秘書室にいた女だ!
勘違いしてやがったからクビにした。
逆恨みしやがって!」
吐き捨てるようにそう言った司の声に重なるように
遠くから救急車のサイレンが聞こえてきた

応援ありがとうございます。
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葉○様
こんばんは😃🌃
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やっと記憶が戻りましたがあきら君の存在が
司君とつくしちゃんの間に大きく影を射していて
切ない状況ですが今回は仲間たちがついていてくれているので
助けてくれると思います。\(^-^)/
なかなか前に進みませんがよろしくお願いします。💕
横から飛び出してきた人影に一番に気づいたのはあたし
西門さんは後ろを向いていたし
走ってくる道明寺も前しか見ていなくて
SPさんの横から飛び出して来た人影に気づいていない
飛び出して来たその影に咄嗟に危ないと感じた
何がどう危ないのかは分からなかったけれど
本能に近い場所から感じた危険に
後先なんて考えず身体が反応していた
道明寺とあたしと西門さんの距離は後十数メートル
斜め後ろから飛び込むように突進してきた人影に
バランスを崩したままタックルをするように身体を前に押し出した
全てが一瞬だった
道明寺と西門さんがあたしを呼ぶ声と
怒鳴り声に悲鳴といくつもの声が重なり
木霊するように反響し合い
耳を塞ぎたくなるような状況の中で
横から飛び出して来た人影が射し込んできた太陽の光に反射して
その眩しさに思わず目を閉じたまま
飛び出して来た人影に向かって身体をぶつけるように身を投げ出した
一瞬の出来事だった
悲鳴も怒号も入り乱れる無数の靴音も
全てがスローモーションであたしの身体を通り過ぎて行く
からかいついでに牧野を司のオフィスまで送ってやることにした
あの事件から一年
なんとか無事に大学生になった牧野
事件当初は大変だった
下手したらマジでヤバかった・・
いや・・
ヤバかったなんて簡単な状況じゃなくて
全員が万が一を覚悟していた
司を庇い刺された牧野
命を失っていてもおかしくない出血量で
あの場で司が咄嗟に救急車を待たず
車で運ぶ事を決断し応急処置が出来るSPがあの場に居た事も幸いしたのだろう
司の血を輸血されなんとか命は取り留めた牧野
助かってくれと祈った夜
あの夜に比べれば記憶が無いぐらい
どうってことないと話す司
そうは言ってもこの一年は司にとっても牧野にとっても大変だったと思う
それでも側に居られるだけで幸せだと笑う司と
戸惑いながらも持ち前の柔軟性を発揮し
現実を受け入れ喧嘩はするけれど
猛獣使い復活とばかりに上手く司を操縦している牧野
なんとなくもうこれでOKなんじゃねぇ?と思い始めていた
相変わらずのお子ちゃまな関係には
イライラする事もあるけれど
二人を側で見守りながら時にはからかいながら
日常が過ぎていた
最寄り駅で降ろせと煩い牧野を無視し
これみよがしに道明寺HD日本支社の正面玄関に着けてやった車
案の定、車内で騒ぐ牧野を無理やり降ろそうと腕を掴み
強引に車外に引っ張り出した
ビル内から俺と牧野を見つけ突進してくる司
よろけて俺の方へと凭れかかり腕を掴んだ牧野
その牧野を支える為に咄嗟にその腰に手を掛けた俺
一連の流れはどれも一瞬のことで
俺の腕を掴んでいた牧野の手が離れたと感じた瞬間
視界の端で影が走り同時に牧野がその影目掛けて駆け出した
全てが一瞬だった
咄嗟に感じた危険に牧野の名前を叫んだ記憶がある
俺の声に司の声が重なり
怒号や悲鳴が重なり合い
無数の足音とその後の静寂
身体を反転させ伸ばした手は既の所で空を切り
最大限に伸ばした指先が震えていた
そしてその先に見えた物は太陽の光に反射し
キラキラと光る女の顔と切っ先だった
「牧野!!」
司の牧野を呼ぶ声で全ての音が戻り
洪水のように俺の中に流れ込んでくる
その流れに抗うように顔を上げると
目の前に倒れ込んでいる牧野と
その向こうでSPに押さえ込まれている女
そして牧野の足元には果物ナイフが転がっていた
危険を察知したSPに依って動きを止められていた司が牧野の元に行こうともがいている
俺も縺れる足のまま這うように牧野の元に駆け寄り
抱き起こそうと牧野の身体に手を掛けようてした瞬間
後ろからSPをなぎ倒し這うようにこちりにたどり着いた司が
「総二郎!動かすな!」
と俺を押しのけるように倒れ込んでいる牧野の横に座り込んだ
「牧野!」
「・・・・・ん・・・」
司の呼びかけに身体を少しだけ動かし反応した牧野
見た感じ出血はしていないようだが
どこかを打ちつけたのだろうか
呼びかけに反応した牧野の表情が痛みで歪んでいる
「牧野!大丈夫か?!
どこが痛いんだ!?」
「・・・ん・・肩が・・」
「分かった!動くなよ!
すぐに病院に連れて行ってやるからな!」
「・・・ん・・あ、んたは・・・だ、いじょ・・・」
苦痛に歪む表情のまま司を気遣う牧野が
司に向かって手を伸ばしかけた・・
ところで気を失ってしまった
ダラりと落ちた手
その手を掴み必死に牧野を呼ぶ司
「オイ!牧野!牧野!」
道明寺HDの正面玄関で起こった騒動に
ロビーにいた人間は全て立ち止まり遠巻きに眺めている
気を失ってしまった牧野の向こうでは
SPによって引き起こされている女
女が牧野を見下ろす顔は怒りに満ちていて
SPに拘束されたまままだもがきながら
司に対する恨みの言葉を吐き続けている
司は立ち上がるとその女の前に立ち
「牧野にもしもの事があればお前だけじゃなく
お前の一族郎党全て根絶やしにしてやるからな!
覚えてろよ!」
と低い声で言った
司の怒りがMAXを通り越している
感情も何も感じられない低い声
本気だと思った
もし牧野になにかあれば司は躊躇などしない
「さっさとこの女連れて行け!」
司の言葉に無言で頷いたSPによって
引き立てられて行く女
「オイ、司!あの女だれだ?!」
「秘書室にいた女だ!
勘違いしてやがったからクビにした。
逆恨みしやがって!」
吐き捨てるようにそう言った司の声に重なるように
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