月夜に 118
おはようございます。🎵
お引っ越しです。🎶
それではどうぞ~✴
誰かに揺り動かされる感覚に目が覚めた
『・・くし・・つく・・し・・』
「ん~・・?」
ゆっくりと目を開けるとベッドサイドにタマさんの姿
「つくし!起きるんだよ!
まったく何時まで寝てるつもりだい?」
「えっ・・?」
「ほら、早く起きて仕度しないと飛行機に乗り遅れるよ!」
「タマさん?」
「そうだよ!寝ぼけてないでさっさと仕度をおし
坊ちゃんはとっくにお出かけになったよ!」
「・・い、今、何時ですか?」
「9時を少し過ぎたところだよ。ほらシャワー浴びてすっきりしておいで。
仕度してダイニングに来るんだよ、朝食の準備をしておくからね」
「は、はい」
大急ぎでシャワーを浴び着替えを済ませダイニングへと行くと
朝食とは思えない豪華な食事が準備されていた
焼きたてのクロワッサンを食べながら考えていた事は
道明寺はどうして寝ている私を起こさずに仕事に行ってしまったのだろうか?
という事・・
起こしてくれればよかったのに
こんな広いダイニングで一人で食事するのは寂しい
だけど彼は毎日、ここで一人で食事をしてるのよね?
彼も寂しいはず
人一倍、寂しがりやなのに
彼に寂しい思いをさせてるのは私
私はいつかこのお屋敷で生活する日が来るのだろうか?
それはまだ分からないけど
この先にどんな未来が待っていようとその前にやらなければいけない事がある
今日はいよいよロスへと向かう
ロスの空港で雛と待ち合わせている
彼女は私の乗る飛行機の30分ほど後に到着するエールフランスでSPさんに私の秘書さんと共にやってくる
午前11時前、そろそろ空港へと向かわなければならない
荷物はすでに車へと運び込まれていて後は私が乗り込むだけ
エントランスへと出るとタマさんが待っていてくれた
「つくし、遅いよ!
さっさとおし!」
「すみません。
タマさん、お世話になりました。会えて嬉しかったです」
「何言ってんだい!あたしもあんたと一緒にロスへ行くんだよ!」
「えっ?」
「心配性の坊ちゃんが向こうで雛お嬢様の面倒を見てくれっておっしゃったんだよ」
「道明寺が?雛の?」
「そうだよ!全く坊ちゃんも年寄りをこき使うったらないよ」
「ご、ごめんなさい」
「いいんだよ。つくしが謝ることじゃないからね。
つくしも向こうでは仕事が入っているんだからあたしが雛お嬢様の面倒はちゃんと見るから
安心して仕事に専念しとくれ。大丈夫だよ、子守なら坊ちゃんで慣れてるからね。」
「よ、よろしくお願いします」
「任せときな。ほら、行くよ!」
う~ん・・予想外の展開だけどタマさんが雛の面倒を見てくれるんだったら安心かも
きっと道明寺もそう思ってタマさんに任せてくれたんだよね
でも大丈夫だろうか?
雛は心配ないと思うんだけど
タマさんがちょっと心配かも・・・

応援ありがとうございます。
お引っ越しです。🎶
それではどうぞ~✴
誰かに揺り動かされる感覚に目が覚めた
『・・くし・・つく・・し・・』
「ん~・・?」
ゆっくりと目を開けるとベッドサイドにタマさんの姿
「つくし!起きるんだよ!
まったく何時まで寝てるつもりだい?」
「えっ・・?」
「ほら、早く起きて仕度しないと飛行機に乗り遅れるよ!」
「タマさん?」
「そうだよ!寝ぼけてないでさっさと仕度をおし
坊ちゃんはとっくにお出かけになったよ!」
「・・い、今、何時ですか?」
「9時を少し過ぎたところだよ。ほらシャワー浴びてすっきりしておいで。
仕度してダイニングに来るんだよ、朝食の準備をしておくからね」
「は、はい」
大急ぎでシャワーを浴び着替えを済ませダイニングへと行くと
朝食とは思えない豪華な食事が準備されていた
焼きたてのクロワッサンを食べながら考えていた事は
道明寺はどうして寝ている私を起こさずに仕事に行ってしまったのだろうか?
という事・・
起こしてくれればよかったのに
こんな広いダイニングで一人で食事するのは寂しい
だけど彼は毎日、ここで一人で食事をしてるのよね?
彼も寂しいはず
人一倍、寂しがりやなのに
彼に寂しい思いをさせてるのは私
私はいつかこのお屋敷で生活する日が来るのだろうか?
それはまだ分からないけど
この先にどんな未来が待っていようとその前にやらなければいけない事がある
今日はいよいよロスへと向かう
ロスの空港で雛と待ち合わせている
彼女は私の乗る飛行機の30分ほど後に到着するエールフランスでSPさんに私の秘書さんと共にやってくる
午前11時前、そろそろ空港へと向かわなければならない
荷物はすでに車へと運び込まれていて後は私が乗り込むだけ
エントランスへと出るとタマさんが待っていてくれた
「つくし、遅いよ!
さっさとおし!」
「すみません。
タマさん、お世話になりました。会えて嬉しかったです」
「何言ってんだい!あたしもあんたと一緒にロスへ行くんだよ!」
「えっ?」
「心配性の坊ちゃんが向こうで雛お嬢様の面倒を見てくれっておっしゃったんだよ」
「道明寺が?雛の?」
「そうだよ!全く坊ちゃんも年寄りをこき使うったらないよ」
「ご、ごめんなさい」
「いいんだよ。つくしが謝ることじゃないからね。
つくしも向こうでは仕事が入っているんだからあたしが雛お嬢様の面倒はちゃんと見るから
安心して仕事に専念しとくれ。大丈夫だよ、子守なら坊ちゃんで慣れてるからね。」
「よ、よろしくお願いします」
「任せときな。ほら、行くよ!」
う~ん・・予想外の展開だけどタマさんが雛の面倒を見てくれるんだったら安心かも
きっと道明寺もそう思ってタマさんに任せてくれたんだよね
でも大丈夫だろうか?
雛は心配ないと思うんだけど
タマさんがちょっと心配かも・・・

応援ありがとうございます。
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