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月夜に 127

おはようございます。🎵
お引っ越しです。🎶
本宅からこちらに持ってくる都合でどうしても短くなってしまいます。
(今日は特に短いです‥😞💦)
ごめんなさいm(__)m
それではどうぞ~✴


更新予定です。
30日(金)『月夜に』128
31日(土)『月夜に』129
1日(日)『月夜に』130
2日(月)『月夜に』131

朝7時に予約投稿しております。
お時間のある時にでもお楽しみくださいませ。💕




















離れてと言ったことが余程気に入らなかったのだろうか
彼は私の進路を塞ぐようにして立ち私を睨んでいる

「な、なによ?!」

「ハァ~、いっその事ここでお前と雛の事紹介しちまおうか?」

"ブッ!"

彼がタメ息と共に吐き出した言葉に思わず飲んでいたワインを噴出しそうになる

冗談じゃないわよ!

「ちょ、ちょっと!なに言ってるのよ?!
 今日はお義兄さんのお誕生日パーティーなのよ!
 そんな事したらブチ壊しじゃない!余計な事考えないで大人しくしてて!」

「お前にとって俺との事は余計な事なのか?!」

「そ、そんな事言ってないでしょ!?
 変な風に取らないでよ!とにかく今夜は大人しくしててお願いだから!」

「いいじゃねぇーかよ!
ちゃんと紹介したら視線なんてもん気にしなくてすむだろ!」

バカ!

そんな事されたら余計に目立っちゃうじゃないのよ!

「ヤダ!私にも心の準備ってもんがあんのよ!
 勝手に話しを進めないで!もうこの話しはお終いね。
 あなたはさっさと残りの挨拶済ませてきて!
 私は雛の様子を見てくるから。」

私の言葉に納得いかないのだろう
彼は私の前に立ちはだかり睨んでいる

「ほら!早く行ってよ!」

軽く彼の胸元を押しのけて横からすり抜け
会場となっているホールから脱出して一息つき
雛の部屋へと向かう

そっと雛が眠っているベッドへ近付くと
彼女は大好きなミッキーのぬいぐるみを羽交い絞めにしながら眠っていた


肩まで毛布を掛け直し彼女の頬に軽くキスをしてからそっとパーティー会場へと戻った











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kirakira
Posted bykirakira

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